本校の総合学習には、「共に生きる」「うのさとタイム」「学年関連活動」の大きく3つの学習があります。今日は、その中の「共に生きる」を紹介します。
「共に生きる」という学習は、1・2年生の生活科(なかよし学習)とのつながりをもたせ、全学年で「共生」をテーマにした学習で、各学年で次のような人々と「共に生きる」ことを考えていきます。具体的な内容は、年によって少しずつ違いますが、簡単にご紹介します。
<1年> 家族
一番身近な家族について学びます。家族の家庭での仕事を調べ、お手伝いに挑戦したり、家族に自分の成長を伝えたり、感謝の会を開いたりします。毎年、感謝の会では心を込めて作ったプレゼントやお礼の手紙を家族に手渡しています。
<2年> 友だち
1年生より少し対象を広げて友だちについて考えます。友だちとのかかわりを広げていく活動を中心に進めます。今年は、コンピュータで名刺を作って、名刺交換も行われました。
<3年> お年寄り
おじいちゃん・おばあちゃんを招いて、昔の遊びを教えてもらったり、介護老人保健施設「相生」を訪問して一緒に遊んだりして、お年寄りとのかかわり方を考えます。
<4年> 体の不自由な方々
東浦町福祉実践事業とも関連させながら、体の不自由な方から学び、かかわりを深めます。福祉実践教室をスタートに、身体障害者療護施設「ひかりのさと」の訪問もしていきます。
<5年> 働く人々
身のまわりにいる働く人々について学んでいきます。家族の職業を調べたり、地域で職場体験をさせていただいたりする中で、働くことについても考えを深めます。また、様々な職業の方を招いて、仕事の内容や苦労、やりがいや工夫など、働いている方からの話を聞く会も開かれます。

5年生の3学期は、6年生の内容に移っていきます。これまでの様々な人々から学んだことを生かして、来年度の「にこにこ団」活動をどうしていこうかを考えていきます。いよいよ学校のリーダーとしての準備が始まります。
<6年> 下級生(にこにこ団)
これまで学んできたことをもとに、「共に生きる」ことを学校生活の中で実践していきます。6年生は、「共に生きる」ことのまとめの年となります。本校では、「にこにこ団」という異学年交流を目的とした活動があります。今年は、
1学期「ハローにこにこ団(出会う)」
2学期「ゴーゴーにこにこ団(深める)」
3学期「サンキューにこにこ団(感謝)」
を合い言葉に進めてきました。本年度から6年生の内容は一新されましたので、子どもたちは戸惑いながらでしたが、自分たちで創り上げる充実感を味わってきました。下の写真は、4月当初の1年間のにこにこ団を考えている場面です。

なお、6年生が企画した今年のにこにこ団活動は、別の機会に紹介します。
また、1・2年生の「共に生きる」以外の生活科の取り組み(なかよし学習)についても、今後紹介していく予定です。