undownで行こう!

☆毎日こんな事でいいのか~っ!!☆

ああ帰れない

2008-11-25 07:02:09 | Weblog
11月14日(金)22:30。
明洞の街へ繰り出したアタシ達。
まずはコスメショップに立ち寄る。



IKKOさんブランドの化粧品もある。
『これ1本で超美肌!』と巷で噂のBBクリームもじっくりチェック。
お土産に可愛らしいグッズも買い込み、さらに街をぶらぶら。



露店のめっちゃ無愛想なおばちゃんから、パシュミナも購入~。
ふと隣の露店を見れば、『切ればシャネルになります』と手書きの日本語。
冷やかし半分に覗くと、とってもわかりやすいシャネルのコピー品
怖そーなおっちゃんが売っていたのでさすがに写真は撮れなかったけど、シャネルのマークって「C」がふたつ重なってるでしょ。
その露店で売られてるのは「O」がふたつ重なってるのよ。
で、よく見るとキリトリ線が・・・
要するに、自分でキリトリ線から切れば、「C」がふたつになるってわけ。
さすがに大通りでコピー品は売れないらしく、苦肉の策ってわけね



こんな屋台も。
けっこう美味しそう~
さっきお腹一杯食べ過ぎなきゃ良かった~

気がつけばあちこちに『汗蒸幕』の看板。
「ハンジュンマク」と言って、「石造りのドームで松の木を炊き、熱せられた石から発散される遠赤外線で新陳代謝を促す高温サウナ」のこと。
コレ、やりたかったんだよね~。
三人ともこの名称が覚えられず、「氾文雀(ハンブンジャク)」と呼んでいた、韓国式エステ。
「氾文雀」さん、ご存じでしょうか・・・「サインはV」や「Gメン75’」に出演していた女優さん。
わかるアナタの年代がわかるわ~

でもね、コレやるには最低1時間半は必要なのよ。
時刻は既に0:00近く。
しかも寝不足でふらふらのカラダにお酒も入ってる。高温サウナに耐えられる自信はあるか??

・・・結局「明日は帰国日。入院だけはやめようよ!」の合い言葉のもとに断念。
あ~、韓国でキレイになって帰るはずが~

日付変わって11月15日(土)午前0:00。
美しくなることを放棄したアタシ達。
「コンビニでワインでも買って帰るか!」と部屋飲みワインを買い込んでタクシーを拾うことに。
「お!来たっ!」と車を止め「ヒルトンホテル!」と高らかに行き先を告げる。
すると運転手「○@:*+●・・・」と首をかしげ、なにやら怒りぎみ。
「なんなのォあの態度天下のヒルトンホテルがわからないようなドライバーはこっちから払い下げよっ
続く2台目。
「ヒルトンホテル!」と告げると、無愛想に「1万ウォン!」と言った。
「はぁ?どう考えたって、5千ウォンでもおつりが来るはずよっその手のふっかけに引っかかるようなアタシ達じゃなくってよ
そして3台目、4台目・・・
ついに5台目の運転手には、手で大きくバッテン印を向けられた。

・・・ちょ、ちょっと~、この展開、なに??

「あのさ、ガイドブックに~近すぎると乗車拒否もあるって書いてなかったっけ?」
「あ!“特に金曜の夜の終電近い時間帯”ってある」

まさに今、アタシ達がおかれている状況がそれ。
まわりを見渡せば「花金」の夜。
カップルがアタシ達の横ですいすいタクシーを拾って乗って行く。

い、いや~、近いったって、とても歩いて帰れる距離じゃないよぉ
「うひゃ~、こうなりゃ地下鉄だっ!最寄り駅はどこ?」
ここまでどんなトラブルにもオトコマエに向かって来たアタシ達。
でも悲しいかな、地図を見るときゃやっぱオンナなのよ~、まわさなきゃワカンナイ

と、とりあえず、地下鉄でいちばんホテルに近い駅まで行こう!
え、でもどっち側から乗ればいいの?逆方向に乗ったらアウトだよ
うーん、うーん・・・今いるのがココだからぁ・・・あ!あそこの駅だっ!
よしっ、駅に向かって駆け足だ~!

0:40。
駅に近づいたアタシ達の目に映ったのは、終電が終わった後の無情にも冷たく閉ざされたシャッター

・・・やっちまった
呆然と座り込むアタシ達。
ふとまわりを見回せば、泥酔して倒れたまま寝込む人の姿、酔っぱらい同士が殴り合いの喧嘩をしてる怒号。
「なんかこの界隈ヤバそうだから、道路の向こう側まで行かない?」と地下道に入れば、ホームレスがゴロゴロ。
お土産を買い込み、ガイドブックを片手にするアタシ達はどっから見ても迷える子羊ちゃん。
そんな状況に追い打ちをかけるように「どっこ行くの~?」と怪しい日本語で男達が声をかけて来る。

子羊ちゃん達、ピ~ンチ


・・・「おっしゃ、こうなったら歩くよっ
迷ってる暇はないのだ。
「お、お~っ

なんとなくホテルと思われる方向へ向かって、とりあえず歩き出す。
が、途中、道路が高架になってしまい、歩道がない
ひぇ~、いったん戻ってまたやり直し。
「あ~、こんなことならワインなんか買うんじゃなかった~。重いよぉ
「つべこべ言わずに歩くっ!それしかアタシ達が帰れる方法はないんだから!」
「あ~、なんかお腹減ってきちゃった~。さっき肉残したの悔しい~

1:10。
丘の上にヒルトンホテルの光が見えて来た
「もうちょっとだ~、この階段登るよっ」
「ひぇ~ちょっと待って~。息が・・・・ゼーゼー」

1:20。
迷える子羊ちゃん達、無事おうちに到着~
いやはや、とんだウォーキングでした

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