海猫の宝物

人生を豊かにする冒険を求めて

奈良 燈花会 2014. 8 後半

2014-08-21 05:06:43 | 国内旅行
浅茅ヶ原 (あさじがはら)
奈良公園、春日大社一ノ鳥居付近の丘陵。
ここではいつもろうそくを使った斬新なオブジェが展示されています
今年はどんなオブジェかな



公益社団法人奈良市観光協会マスコットキャラクター
しかまろくん
腕を思いっきり上に伸ばして上方から写真を撮ると
形がよく分かります
可愛いっ


毎年デザインの変わる竹のオブジェ
今年は背の高い竹の棒の中にろうそくの明かり灯る丸いボール状のオブジェをちりばめた
おしゃれなデザインです
暗闇を高い位置まで照らして、
とても幻想的ですね


こちらは噴水のような形をした大きなオブジェ
中に入れるのが面白い。


混雑の中、奇跡的に人が一人も居なくなった



いよいよ春日大社
長い長い暗闇の道を通って御本殿まで向かいます
毎朝夕の神事の御奉仕を始め年間1000回に及ぶお祭りが行われるこの春日大社と春日山原始林は
1998年12月には、古都奈良の文化財としてユネスコの世界遺産に登録されました。



と、ここで通りがかったお店で大仏サイダーと鹿せんべいを購入
サイダーは柚子みつ味でとても美味しく、蒸し暑い夏の夜の
歩き疲れを癒してくれた
お店横でサイダーを飲んでいると通りがかりのカップルの女の子が、
「ゆず味絶対美味しいって~!」
と続いてサイダーを購入
なかなかの売れ行きのようだ




春日大社の伏鹿の手水所(ふせしかのてみずしょ)
ここで鹿のくわえている巻物から出る神聖な水で
手と口を清めます。


夫婦大国社の水占い
初穂料¥200でたくさんの水占いおみくじの中から直感で1枚引き、
水甕の水につけてみると文字が浮かび上がるといったもの

せっかくだからやってみる


なんと!大吉!

恋愛の他にも学問と願望といった3種類のジャンルで
占ってくれる。
暗い夜道で薄く浮かび上がる文字を何とか読み取ろうとしたが
どうもどのカテゴリーも努力を怠るな的な内容であった。
日頃の怠け癖が神様にもバレているようだ。

赤く浮かび上がる御本殿



初穂料500円で御本殿の特別参拝に入れます



境内の3000に及ぶ燈籠は、800年の昔より藤原氏をはじめ
貴族や武士と広く一般国民より奉納されたもので、
2月の節分と8月14日,15日の夜の、年2回のみ全燈籠に火が入ります。




釣燈籠に灯った火が廻廊を幻想的に照らし出し、
参拝者も嘆声を漏らす見事な世界を作り上げています

こんな可愛い鹿の燈籠も見つけました


年にたった2回、たった3日間の夜にだけ灯される釣燈籠が作り上げる世界
365分の3の確率にも関わらず、狙わずしてこの日に来てしまった。
”知らんかったんかいっ!!”と自分でも突っ込みたい。



歴史を見つめてきた燈籠に彩られ時代を超えた趣有る光の廻廊と御本殿に
珍しい物を見ました


                 

おせんべい大好きで、
媚びることを覚えたちょっぴり生意気で可愛いこいつ



さっき購入した鹿せんべいを見えるや否や”ちょうだい”とおじぎ。
奈良の鹿は皆おじぎを覚えている
人から餌がもらえるとは思いもしないといった感じでキョトンとしている
安芸の宮島の鹿とは大違いだ。



奈良に住む鹿達は鹿せんべいに目が無いのを知っている。
たくさんの群れの中で鞄から取り出そうものなら一瞬でたかられ若干怖い為、
それでも餌をあげたい私はいつも角切り後の小ぶりな1~2頭を探して
ひっそりと鹿せんべいを与えるのです

目立つと大量の鹿に気付かれる為、注意が必要だ。



真っ暗でiPhoneのフラッシュではおじぎしまくる鹿を
ブレずに撮影するのは非常に難しい。デジカメを持ってくればよかった。

周りに鹿が居ない為、
この鹿は私の鹿せんべいをほぼ独占状態。

要求速度はどんどん早まり、おじぎではなく私の服の腰辺りに
下顎を擦り付けて媚びだしてきた!
あまりの接近ぶりに私の方がおじけづき、いつもの癖で反射的にうっかり”待て!”と叫んでしまった。
当然家の犬とは違うので言うことを聞く訳もなく、今にも前足を肩に乗り掛けてくるのではないかという
鹿の勢いにとりあえず撤退!
鹿が可愛いと集まり出した周りの女の子やおばちゃん達に笑われる。


生まれて初めて奈良公園に行った時から、奈良には鹿がいるのが当然

でも、なぜ鹿がいるのか、という素朴な疑問が湧き上がってきた。



調べてみるとその起源は奈良時代まで遡るようで。。

奈良に都ができたころ、藤原氏の氏神として茨城県にある鹿島神宮から祭神の武甕槌命
(タケミカヅチノミコト)を春日山に移して祀りました。
このとき、タケミカヅチは神鹿に乗って来たと伝えられており、
以来、奈良で鹿は神様の使いとして保護されるようになったとのことです。
(それ故古代より間違っても鹿を傷つけたり、万一殺してしまおうものなら事故であろうと
厳しい刑が科せられました。)
今奈良に当たり前のように繁殖している鹿さん達にも
そんな由来があったのですね

語り継がれる伝説は奈良時代より発祥し、現代に至る今日もその伝説を更新し続けている。




今夜も伝説が生まれた。
大きく身を反らしたが小鹿はあまりに素早く、しかも一度くわえるとそれが最期。
力強い首を大きく振り切り、人間が手で紙を破るよりも器用なのではないかと思うほど、
一瞬にしてビリビリっと音を立てて紙袋は破れた。
口一つでこんなに綺麗に破れるものなのか。

若干持って帰りにくくなったが紙袋はもういい。
それより鹿のお腹が心配だ。

彼らは想像以上に器用な為、奈良に来る時は手荷物に注意です。


~ 奈良 燈花会 2014. 8 終わり ~

奈良 燈花会 2014. 8 前半

2014-08-21 04:48:57 | 国内旅行
710年から栄えた古代日本の都 平城京。
遥か昔、今からもう1300年以上前に栄えた都のあった場所で今、
無数の明かりが燈り始める。



”なら燈花会”(なら とうかえ)が始まったのは1999年のことです。
8/5~14のたった10日間の夏の風物詩。(2014年)
訪れるのは4-5年ぶりのことです。


17:45 近鉄奈良駅 到着

燈花会の各エリアにろうそくの火が灯るのは
19:00より。
屋台で食べ歩きも良いが今回は時間もあるので
駅から直ぐの所にある月日亭にて夕食をとることにしました


(お店に登載許可頂きました

ここで一度食べてみたかったのが大和茶粥膳
9世紀初頭、弘法大師が中国の唐から持ち帰った茶種が発祥の「大和茶」を使用した茶粥。
このほうじ茶を使った香り高い茶粥は江戸時代に人々に愛されよく食されたとのこと。
焼き肉に行ったら基本野菜は無視するようなお肉好きな私だが
気になった大和牛の天平焼き御膳は次回にとっておいて、
今回は珍しいこの大和茶粥膳を注文しました。

茶粥は米を炊くところから調理される為、炊きあがるまでに30分時間を要する。
まずはその他の料理より頂くことに

茶粥以外もとても美味しかったです。
普段ハンバーガーや油物の大好きな私は今日
とっても体に良い事をした気になりました。
(もう若くないので日頃の食生活をそろそろ見直さなければ・・)

こちらは母の注文した季節御膳


そして最後にお楽しみの茶粥の登場です


何というか、しっかりと味が付いていて、今までに食べたことのない
独特の香りと風味がしました。


綺麗な艶感・・。

私はすごく好きで、その他お料理で結構お腹も膨れていましたが
最初一口だけと言っていた母も美味しいと言ってたくさん食べてくれたおかげで
母と2人でボリューム満点の茶粥も平らげました

出来あがりに時間を要するので注文するのに気を遣ったけど、
思い切って珍しい郷土料理を食べてみてよ、よかった

更にこの大和茶粥膳にはデザート付き



お腹も一杯になったところでそろそろ日も暮れてきました

今回、燈花会の各エリアを地図に書きこんだ水色のルートで
回ってみましょう
(左端の近鉄奈良駅がスタート地点。南周りにそこにまた戻って来ます)


歩いてみるとなかなかの距離で、ゆったり写真撮影なんかもしつつ周遊してると
出発してから駅に戻って来るまで3時間程の時間を要しました

スタートするや否や、これから随分歩くというのに、
駅横の商店街にある和菓子のお店で可愛い和風ゴーフルを
見つけてしまった。
時間的にまたここに戻って来れる保証はない為、歩くのに邪魔になることを覚悟の上
購入することに。。

可愛い箱に、更に鹿の絵の印刷された可愛い紙袋に入れてもらうが、、



帰るまでに紙袋は無残にも破れてしまった!

一体何が起こったのでしょう
大雨でも降ったのかな?

答えは後半の終わり頃に(^^)


                       



一般道もこのようにライトアップされ、周囲のお店も観光客で
賑っていました。

ろうそくの明かりで出来た天の川


猿沢池 (さるさわいけ)

池の周囲を囲むように明かりが灯り、
夜の池の水面に興福寺の五重塔が映る幻想的なシーン

近くのインフォメーションに大きな地図と赤いハート型の灯り火



猿沢池から、五十二段(仏門に入る修行の階段)を登るとあるのが
興福寺と五重塔です



近くに竹取物語を現した光のモチーフも設置されていました




歩いて次のライトアップエリアに移動

浮見堂 (うきみどう)
鷺池に浮かぶ美しい浮見堂です
前から燈花会のスポットの中でも1番のお気に入りで、
今日も絶対行きたいと思ってました


普段は橋を渡って浮見堂の上まで行けるのですが、
今日は閉鎖されていました。
凄い人の流れでここに辿り着くまでの橋も時間をずらしての規制状態

周囲の池でボートを楽しむ人達の姿がありました
が、こちらも大行列!の為やむなく断念


浮見堂~浅茅ヶ原への移動中
鹿のシルエットを探してね




~奈良 燈花会 2014. 8 後半 に続きます。~


南国からの届け物

2014-08-17 17:43:18 | 国内旅行


2014.6
宮古島での忘れ難き海の世界から帰阪し、
家でゆったりとTVを見ながら彼と過ごしていた初夏の週末。

        ・・ピンポーン・・。

急に玄関チャイムが鳴り響いた。



宅配で届いたのは宮古島旅行の最終日、宮古空港へのタクシーで
途中立ち寄ってもらったマンゴー農園からのアップルマンゴー



農園に着いた時、今収穫中で後1時間程掛かるとのことだった為、
飛行機の時間が間に合わず、宅配にしてもらったのでした

                     

「わぁ~い、マンゴーが届いたよ

早速箱を開けてみる



「選りすぐりの綺麗な実を入れて送るからね」と言ってくれた農園のお姉さんの言葉通り、
立派に大きく実ったマンゴーが6個、ごろんと箱の中に横たわっていた

可愛い赤い実のマンゴー
毎年母が石垣島産のマンゴーを購入してくれますが、
今年は行って来た宮古島からのお届け物

マンゴーの側面

上から見たら・・


上部から幅の広い面に包丁を入れるとマンゴーの平べったい種の面に沿って
上手に切ることが出来ます
逆向きに入れてしまうと硬い種の上にぶつかって残念な結果に・・




切った断面に縦横それぞれ3-4本ずつ平行に深い切り目を入れて皮をひっくり返せば
綺麗なマンゴー花切りの出来あがり



半分ずつ、1つのマンゴーからこういうのが2つ作れますね

宮古島から海を越えて遥々我が家に来てくれたマンゴー
みんなで美味しく頂きました



ちなみにこちらは2週間後に届いた、母が注文してくれた石垣島産マンゴー




こちらもとっても立派で大きなマンゴーです
甘くって濃厚な果汁たっぷりの南国の味がします

今年も有難う

来年も宜しくねっ
ってことで、今度は自分でマンゴーの木を買ってきたのです
(といっても既にお店でかなり大きく育ててもらったマンゴーの木ですが・・)


上の方の薄い黄緑色部分はここ2~3週間で生えてきた新芽で、
最初とっても柔らかかったですが、最近になって大分としっかりしてきて、
新枝に成長しつつあるようです

                     

鮮やかなブーゲンビリアが宮古島のお宿や空港にもたくさん咲いていた。
最近になって近くのお花屋さんにも流通し始めたので、
もう1つ購入してみました



お店の人はいつも見事にお花を咲かせられますね
プロとはいえ素晴らし過ぎる
でもこのブーゲンビリアは購入した日の環境の変化によるストレスのせいか、
必ず持って帰って来た日にたくさん落葉してしまいます

それに選択肢無しの半日陰環境もこの子にとっては物足りないのかもごめんね。
出来るだけ日の当たる場所に置くので、どうか、がんばってね


とはいえ日当たりを好むビンカはお隣でとっても元気です
夏の日差しを程良く受け取って欲しいと初夏に簾を設置。


冷夏で南国のお花達にとっては少し心配な今年の夏ですが、
(おかげで?)まだ元気なミニバラさん
今も蕾を4~5つ付けて一生懸命咲こうとしてくれています


こちらもストレスを感じて(?)か苗で購入して翌日ぐらいに
散ってしまったランタナが、また新たな花をつけ始めました

小さくて薄~い色づきの花弁が・・

星屑のような形で大きくなっていき

綺麗なグラデーションのランタナの花が開花します

とっても洗練された綺麗なお花ですね
ジュエリーみたいです

南国の果物、熱帯植物に囲まれて、ゆったりと過ごす週末のささやかな幸せ



あぁ、南国の綺麗な海の中がTVにも映っている。。
楽しかったなぁ~



                         

~ 南国からの届け物 終わり ~


宮古島ダイビング フォトギャラリー 2014.6 No.4

2014-08-17 01:23:06 | ダイビング
最後に、結局名前の分からなかったお魚達が何匹かいました。
写真だけ登載になってしまい、すみませんm(_ _)m







                     

ここまで読んで下さった方々、こんな初心者ダイバーのほざきに最後までお付き合い頂き、
本当にありがとうございました

初宮古島の私はダイナミックな地形に非常に圧倒されましたが
透明度抜群の伊良部の海ではお魚達もとっても気持ちよさそうに泳いでいるように
見えました
南の風が強く、今回は伊良部限定のダイビングとなりましたが
次回はまた違う時期にも戻って来れたらいいな

その時にはもっとたくさんのお魚達にも出会える気がします


美しい海の冒険を求めて

                          





                          

     ~ 宮古島ダイビング フォトギャラリー 2014.6 終わり ~

宮古島ダイビング フォトギャラリー 2014.6 No.3

2014-08-17 01:22:38 | ダイビング
ヒメゴンベ
ずーっと図鑑を見ててサラサゴンベとの違いに気付いた私
ピンクがかった赤と白の模様が海の中で目立っていました


ホクトベラ
こちらも雄と雌で見た目が大きく異なる魚種。
写真の白黒の水玉模様に黄色い尾鰭は雌です。
雄は黒っぽい緑色で、雄より雌の方が有名で派手な模様の魚は
珍しい気がします


ホシゴンベ
色彩変異が非常に多く、
アフォな私は一瞬図鑑で見落とし名前を探すのに時間が掛かりましたが
頭の部分の赤いつぶつぶが見分ける際の特徴です。


ミスジチョウチョウウオ
普通のチョウチョウウオに似ていますが、尾鰭の黒い帯3本の有無で
見分けることが出来ます
(といっても海中ではまったく気が付かなかったが・・。)
ボディの紫色のラインがなめらかな印象を与えます


メガネゴンベ
クッキリと入っていますね、目の周りのメガネ模様
なんとも見分けやすいお魚です

藤色の尾鰭がまたオシャレです


メレンゲウミウシ
クロスホールで見かけたウミウシ。
黄色いラインを入れたレースのようなヒラヒラ感が清楚です


モンガラカワハギ
体は黒いですが腹部の白くて大きな水玉が一際目立ちます
口の周りは黄色
なんでこんな模様にしたんだろうね。笑
可愛らしいがモンガラカワハギ科の魚はやはり鋭い歯を持っている
積極的に襲っては来ないが飼育する場合は注意が必要だ


モンツキハギ
目の後方からオレンジの長いライン模様が入っていますね


ヤマブキベラ
ほぼ山吹色一色の雌のヤマブキベラです。
雄はこれに水色のボディや赤等の混ざった派手な色彩。
気持ち良さそうに泳いでますね



ユキヤマウミウシ
模様がまさしく雪を被った山脈
中央に向けて複雑に入り組んだ色彩が
自然の神秘を感じさせます


                    




ロウニンアジ
L字アーチで今回一番の大物に遭遇しました
1mを超えるアジ類の王様ジャイアント・トレヴァリー

ここまで大きくなった個体は単独行動をするようになり、
その貫禄ある様はまるで浪人武士!
ロウニンアジという名前に相応しい威厳です


ダイバー達は皆静かに様子を見守る。
泳ぎが速く残念ながら最接近時はブレてしまいましたが
立ち去る前にこんなに近くを通ってくれました
有難う


黄:サンゴアイゴ 縞:ヒレナガハギ


左: アカマツカサ 右:ノコギリダイ


左: ゴマチョウチョウウオ 右:ヒメゴンベ


水玉: スミツキベラ 下:ニジエビス


                          



~ 宮古島ダイビング フォトギャラリー 2014.6 No.4 へ続きます。 ~