海猫の宝物

人生を豊かにする冒険を求めて

フランス旅行記 2012.11 (6日目 パリ市内散策/ツアー)  No.4

2014-08-07 08:02:34 | 海外旅行
      

順番にホテルまで送迎してもらい、楽しかったミニバスツアーもこれにて終了
有難うございました

それと同時に明日にはこの美しいパリを後にし、日本へ帰る時間が
刻一刻と近づいてくる・・。


しかしまだ何か忘れてはいないだろうか
パリと言えばあれと言える程のシンボルマークにまだ登っていない



そうです エッフェル塔 Tour Eiffel
(ホテルからの眺め)

なかなか時間が作れずついに最終日の最後の夜になってしまいましたが
今からあそこまで行ってきます

エッフェル塔まではホテル前のチュイルリー駅からメトロ1号線で
フランクラン・デ・ローズヴェルト駅にて乗り換え、
9号線のトロカデロ駅で下車
エッフェル塔のセーヌ川対岸に出ます


トロカデロ広場に降り立った時、ちょうどエッフェル塔はシャンパンフラッシュ中でした


1時間に1度、5分程の間キラキラとエッフェル塔全身が輝くシャンパンフラッシュ
ライトアップされると落ち着いた黄金色に見えるエッフェル塔が全身をキラキラと
輝かせるその姿はまるで巨大な宝石と言って過言ではありません

こんなに綺麗だなんて  
最後の力を振り絞って、眠いのも我慢して来た価値がありました

トロカデロ広場からシャイヨー宮敷地内を真っ直ぐエッフェル塔の方に進んでいくと
イエナ橋を渡ってすぐに対岸まで来ることが出来ます

バトー・パリジャン


せっかくなのでエッフェル塔に登る前にセーヌ川クルーズを、
と意気込んで早くから並んで搭乗したクルーズ船バトー・パリジャン
有名なアレクサンドル3世橋など、セーヌ川を架ける何本もの橋の下をくぐり、
美しい建物を川から眺めるというのも素敵だが、もし乗られるのであれば
お昼の時間をお勧めしたい。



この日は雨でバトー・パリジャンの窓が濡れ、全てがぼやけて見えた

ナイトクルーズもとっても美しいが、この時はずっと雨で外に出る気にも
ならなかった為か、何を撮っても画像がぼやけて、お見せできるのはわずか数枚!

その時動画撮影をしていた私の頭がビデオカメラを進行方向に向けた状態のまま
ガクッと大きく後方にうな垂れた。
一瞬の隙に寝たのだ。
それはマズイと直ぐに頭を元に戻したが後ろの席の異国からの旅行客達を
さぞかし驚かせたであろう。
幸いビデオカメラを支えた腕だけはちゃんと進行方向を捕らえていた。

バトー・パリジャンから見るオルセー美術館
美しいライトアップが間近に見えます


フランス学士院


ポン・ヌフ


ルーヴルの南側


エッフェル塔

かなり疲れが出ていたがここに登るのが今夜の最終目的だった為、
力を振り絞り1時間並んで登る。
確か時間はPM9:00頃で、日が暮れてから大分と時間が経つが混雑の列は
一向に解消されていないほどのパリで一番の人気っぷりでした

エッフェル塔下

3階(天辺)の展望台までエレベーターで登ることが出来ます。
元気があれば階段もあり、吹き晒しの階段でスリルを味わうことも。
(階段は2階部分まで)



塔が落ち着いたゴールドに光って見えるのもとても綺麗でした
こんなに綺麗だとは

今となってはエッフェル塔の無いパリなんて想像できませんよね
19世紀末に開催されたパリ万国博を前に採用された建設案がギュスターヴ・エッフェルの設計案
でしたが、街並みを美しく整えた古き良き町パリに大きな鉄の塊を設置することに当時は賛否両論。
一時は反対勢力により建設が中断された時期もありました。

しかし万国博を目前に他の具体案も生まれず建設が再開されたエッフェル塔は
わずか2年程の短期間で完成。
1889年5月6日にオープンし、なんとか万国博に間に合うこととなりました。

エッフェル塔下の設計者ギュスターヴ・エッフェルの記念像。
鉄の塊でも宝石のように見せるセンスの塊のような人だと思う。


大人数を収容出来る大型エレベーターで第2・第3展望台へ。


綺麗でないわけがないとは思っていましたが、
目の前に広がるこの宝石箱は一体・・・・・。

コンコルド広場方面

なんてなんて、綺麗なの・・・
あぁ、私はこんなに綺麗な夜景は見たことがない
光の中に凱旋門や美しいドーム型の建物群、宮殿の数々が
浮かび上がる・・

エトワール凱旋門方面

トロカデロのシャイヨー宮


あぁ、本当にこんなにおしゃれで綺麗な町は見たことがない
パリは広くはありませんが、その中に見事に計算され統一された美しい街並みは昼も夜も
違う顔を持っていて世界中から訪れる人々を魅了して止まない・・。

国それぞれ違う文化を持ち、それぞれに特有の魅力がある為比べることは出来ないが、
私はこの美しいパリの夜景に酔いしれ、夜遅くであるにも関わらず
いつまでもいつまでも眺めていたい気持ちに駆られていました

      

2012.11.24(土)AM



今日はパリを後に日本に帰る日。

最後にホテルのレストランでゆっくり朝食を楽しむ


パンとジャムやフレッシュな果物の品揃えが豊富で、しかも美味しかった
こんなに美味しければ時間あれば後2-3回食べたかったな

お世話になったお部屋ともお別れ
とっても居心地が良かったです


ホテル前にて。


ロワシーまでのタクシーの中ではパリで訪れた教会や大聖堂、
ロワールの古城巡りやモン・サン・ミッシェルと楽しかった思い出のお話が
いつまでもいつまでも絶えませんでした

たくさんのお土産をスーツケースに詰め込んで笑


きっとまた必ず来ます
有難うパリ Paris

~フランス旅行記 2012.11 終わり~



フランス旅行記 2012.11 (6日目 パリ市内散策/ツアー)  No.3

2014-08-07 08:02:32 | 海外旅行
エトワール凱旋門 1周


ルイ・ヴィトン シャンゼリゼ本店


香水店セフォラ、ホテルMarriott


クリスマスマーケットのシャンゼリゼ大通り


グラン・パレ



コンコルド広場から見たマドレーヌ寺院


サン・ジェルマン・デ・プレ教会
今回ここセーヌ川左岸のサンジェルマン・デ・プレや学生の町カルチェ・ラタン方面も
全く回れませんでしたね~
パリで比較的治安の良い、素敵な町です。


ローマ風銭湯 テルル・ド・クリュニー


ソルボンヌ大学


パンテオン


アンリ4世高校


サンテティエンヌ・デュ・モン教会


奥に見えるサン・ジャック教会


コンシェルジュリ


一通りパリを一周した後、最初のパリ散策の日に来たシテ島のノートルダム大聖堂で
自由時間があった為、もう一度中を見学しました

相変わらずとても静粛で神々しい大聖堂内。
映っているのは西のバラ窓ですね


祭壇奥のピエタ像



んんっ大聖堂の前の広場になにやら意味有り気な星型の印を発見


この埋め込まれた星型の印はパリのゼロ地点を示すものなのだとか

せっかくなのでパリの中心に立ってみよう

~フランス旅行記 2012.11 (6日目 パリ市内散策/ツアー)  No.4へ続きます。 ~


フランス旅行記 2012.11 (6日目 パリ市内散策/ツアー)  No.2

2014-08-07 08:02:29 | 海外旅行
パッサージュ
18世紀末、いくつものガラス屋根のアーケード街がパリに誕生しました
当時の時代の最先端を行くショッピング街はパッサージュ Les Passagesと呼ばれ
パリ市民達の注目を浴びました。

今もその名残が残るパッサージュを通り抜けてみましょう

パッサージュ ショワズール
日本の商店街をフランス風にしたような通り


ギャルリー・ヴィヴィエンヌ


この通りの建物の上に今も住んでいる方々がいます。

う~ん装飾のライトなんかもあり、とっても可愛くておしゃれな雰囲気ですね

カフェや本屋、お土産屋さん等が立ち並んで素敵です


地元の人達に混ざって帰り道のお買い物を楽しむ
楽しいな

センスの良いおしゃれなガラスの天井から入り込んでくる自然の光が
パッサージュを明るく陽気な雰囲気にします


実は外はこんなに雨なんですけどね

パッサージュの屋根が大きいからたくさんの光を取り込むんですね
写真に写っているカルフールはホテルから一番近いと教えてもらったスーパーです
ここでいつもお水やシリアル、ヨーグルト、バナナ等の簡単な朝食を購入しました

2012.11.23(金)PM

      
急いでます

何をまた急いでるのかと言うと、ついに腰が限界に来た私達は前日にシティラマ社の
モンマルトル + パリ市内ツアーに申し込んでいました
(5日間散々歩きまわって多少の遠出もした足腰にモンマルトルの丘はキツかったのです

お昼にホテルまで迎えに来てくれたツアーガイド兼運転手のパリジャンは
顔は思いっきりフランス人でちゃんと言葉通じるかちょっと心配でしたが
どうやら日本で生まれて物心着くまで暮らしたそうなので
話し口調は完全にジャパニーズでした

ミニバスツアー
お値段は少しは割高かもしれませんが乗客6人ぐらいの人数で
ガイドさんが1人ついてくれるプチ貸切ツアーです
この日は一番長い時間雨が降ったので、ワゴン車に乗せてもらえるのも
とっても助かりました
なんだかんだで上手くいってるじゃない

モンマルトル
パリで一番高い丘モンマルトルには坂道が多いので、
蒸気機関車の形をした可愛いプチトランが運行されています
ちょっと乗って見たかったので次の機会に


ムーラン・ルージュ
二コール・キッドマンとユアン・マクレガーのムーラン・ルージュの
イメージしか湧かない私ですが、時間と体力的に余裕があればここでディナーショーを
見て行きたかった気もします


ゴッホのアパルトマン
ゴッホ等複数の巨匠達の所縁の地であるモンマルトルには
彼らの暮らしたアパルトマンが点在する。


だんだん丘の上に登って行って天辺にあるのがこのサクレ・クール聖堂です

白いドームが美しいビザンツスタイルのこの教会は1876年に建築が始まり
完成したのは1919年のことです。
中はステンドグラスの装飾等がとても綺麗でやはり静粛ですが、
撮影禁止場所となっていて、ここは監視も厳しいようで怒られてる人が居ました

パリを見渡す丘の上にあるのでお天気ならとても美しいパリを一望することが
できますが、生憎この日は雨!

それでも平らな土地に一面に広がる美しいパリを見渡せて幸せな気分になりました
(そういう自分が一番幸せなやつだと思います

近くのサン・ピエール教会


テルトル広場
現在は似顔絵描きさん達や旅行客で賑う広場。


せっかくなので似顔絵を描いてもらう

広場に着くなり描きますよ~の勧誘が凄まじかったが
よーく見るとサンプル画の中に美しいダイアナ妃を描いたダンディーな
画家さんが一人。(R氏)
勧誘も無理やりじゃなかった彼にお願いすることに
(最初の人達を目の前にして悪いが変にキャラクター的にされるサンプル画等もあったので
ここははっきり選ばせて頂きましたm(_ _)m)

R氏:その変なメガネを取ってくれないか。
私 :ええっ!やっぱダメですか?!じゃあ普通のメガネにするね。

R氏:モナ・リザは見に行ったかい?
   君は日本からきたモナ・リザだね
私 :あはは!おじさん口がお上手
   でも手とかゴツかったし、私もしかしたらほんとに男性かと思っちゃったわ^^

私 :私より数倍美しい似顔絵にしてくださいね
R氏 :ベストは尽くすよ。(素)
   いつまでパリにいるんだい?

私 :明日日本に帰るんです
   でも美しいパリが大好きになりましたまた来ます
   おじさんはいつからここで絵描きさん始められたのですか?

こんな感じで日本の気候とかおじさんの絵描き始めの話とか
20分ぐらい他愛無い会話をしただろうか。
彼は英語が堪能だった。

そしてついに出来あがった

じゃじゃじゃ~んっ

似てるでしょうか
(分かるかっ

R氏に感謝を告げワゴン車に戻ると、まもなく出発し画家達の町モンマルトルを後にした。

この先は車内パリツアーが始まる。

残念ながら雨の降る町を車内からだとなかなか上手く撮影出来ず、
ボツの写真も多かったので、まだマシに取れた写真の中から
数枚だけご紹介させて頂きます

ブルボン宮(国民議会下院)


アンヴァリッド


エッフェル塔


5つ星ホテル シャングリ・ラ


~フランス旅行記 2012.11 (6日目 パリ市内散策/ツアー)  No.3へ続きます。 ~

フランス旅行記 2012.11 (6日目 パリ市内散策/ツアー)  No.1

2014-08-07 08:02:24 | 海外旅行
2012.11.23(金)AM

アンジェリーナ Angelinaにて朝食を


今までゆっくり朝食を取ることなく出かけていましたが、
一度ぐらいはおしゃれなカフェでBreakfastもしたいな~と
暗闇のリヴォリ通りを歩いて数分の老舗カフェ、アンジェリーナに
やって来ました

店内の様子


まだ準備中だった為お店で少し待ち、朝食セットを注文しました




パリを散策



ピラミッド広場にて旗を掲げたジャンヌ・ダルク像


子供の頃、通っていたピアノ教室の待合室に置いてあった
オルレアンの乙女、ジャンヌ・ダルクの本を呼んで
子供心なりに衝撃を受けたことを覚えています。

大天使ミカエルのお告げを聞いて百年戦争でフランス軍を率いて戦ったジャンヌ・ダルクは
フランス国民達にとって最後の希望の星でした。

ただの少女がお告げを聞いたなんて当時の軍司令官も信じるわけは無く、
彼女が指揮能力を認められ最終的にイギリス軍との戦局を逆転させる程にまで行き着くには
並々の努力と決意ではなかったと思います。

国を救い、予言通り後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献したジャンヌでしたが
ブルゴーニュ公国軍によって捕えられ、最終的にイングランドが身代金の支払いとともに
ジャンヌの身柄を引き取りました。
祖国からも見捨てられたジャンヌダルクは当時の魔女裁判にて火刑にされ
十字架を見つめながら静かに息絶えましたが、彼女の支援者達の訴え等にもより
彼女の死後異端の罪は取り消しとなっています。
だけど、亡くなった後取り消されたって(身内や友人はまた違うにしても)
それは神を殺してしまった周りの人々の罪の意識を和らげたかもしれませんが
彼女の生きた人生になんら変わりはありませんよね。

彼女を勝利の女神に導いた大天使ミカエルと聖人達。
独房の中で彼女がどんなに祈りを捧げても二度と現れることはありませんでした。

その時子供の私はまだ19歳と若い彼女(といっても当時の私にとってはかなりのお姉さん)が
自分の貢献した国王にも天使達にも見捨てられたような気がして可愛そうで、
彼女が幸せそうな顔をして聖人達と天に登って行く絵を見ても、
寂しい気持ちが拭えなかったのをよく覚えています。


さて、今日は2日前のリベンジの日です

パレ・ガル二エ



そう、前回なんとバレエのリハーサルの為内部見学が出来なかったパレ・ガル二エは
今日は公開日なのですね
この日を逃さんとばかりに狙いを定めていた私達



シャルル・ガル二エの設計により1875年に完成したパレ・ガル二エは
1989年のオペラ・バスティーユの誕生により今では主にバレエの舞台として知られているが
その内部構成は圧巻の豪華さがあります

大理石で出来た広い階段を登ると19世紀後半のオペラ座を賑わせた
社交界のざわめきが聴こえてきそうです





眩いライトが煌びやかに劇場の中を照らしつけています。
とても重厚な雰囲気でゴージャスです




グラン・フォワイエ
壁一面に金箔を張った黄金色の大広間にシャンデリアが輝く
ナポレオン3世の命によりポール・ジャック・エメ・ボードリーが
天井画を手掛けています




過去の脚本の山が大量に保管された部屋


ボックス席から舞台を見下ろしてみましょう
ここの天井画にシャガールの”夢の花束”を見ることが出来ます。
オペラの祭典が描写されています。



夢の花束

こちらは7トンあるというオペラ座のシャンデリア
綺麗です
必ずと言っていいほどこれを見るとThe Phantom of the Operaを思い出す。
(リズムが頭の中を流れる。)
地下にある水槽や事故のあったシャンデリアがオペラ座の怪人という
傑作を生んだのです。





今度こそ中に入れてホッとしました
パリに来てから豪華な建築物ばかりを見て目が麻痺してきた気がします
日本に戻ったら久しぶりに劇団四季のミュージカルでも見に行こうかな

~フランス旅行記 2012.11 (6日目 パリ市内散策/ツアー)  No.2へ続きます。 ~