以下 「金剛手菩薩 降伏一切部多大教王経」の一部です。
「爾時(にじ)
金剛手菩薩讃言(こんごうしゅぼさつさんごん)
善哉善哉汝能請我(ぜんざいぜんざいにょのうせいが)
説彼降伏一切部多秘密之法(せつひごうぶくいっさいぶたひみつしほう)
我今説之眞言曰(がこんせつししんごんわつ)
オン・バジュラ・ジュヴァリ・ハナ・ハナ
サルヴァブタナ・フーム・パット
爾時(にじ)
金剛手菩薩説此眞言已(こんごうしゅぼさつせつししんごんい)
於身毛孔中出無数金剛熾焔(おしんもうこうちゅうむすうこんごうしえん)
出彼焔時一切部多及諸眷属(しゅつひえんじいっさいぶたきゅうしょけんぞく)
於其身分悉皆乾枯而得命終(おごしんふんしつかいけんこにとくみょうしゅう)
所有一切天人帝釈(そういっさいてんにんたいしゃく)
梵王那羅延等亦復命終(ぼんのうならえんとうやくぶみょうしゅう)
一切如来悉皆驚怪倶発声言(いっさいにょらいしっかいくかいぐほっしょうごん)
善哉善哉(ぜんざいぜんざい)
大吉祥金剛手三界主(だいきっしょうこんごうしゅさんかいしゅ)
於如来法末之時(おにょらいほうまっしじ)
善能調伏(ぜんのうちょうぶく)
一切部多及諸眷属(いっさいぶたきゅしょけんぞく)。」
「摩利支天の加持を受ける」
3遍誦す。
「稽首摩利支(けいしゅまりし)
光明遍照体(こうみょうへんじょうたい)
善度諸衆生(ぜんどしょしゅじょう)
久行閻浮提(くぎょうえんふだい)
衆生聞其名(しゅじょうもんごみょう)
災禍無能侵(さいかむのうしん)
我今誦其徳(がこんしょうごとく)
身心永帰命(しんしんえいきみょう)。」
蓮華の中央に 輝く「ア字」があり、
「ア字」が弓箭に変成する様子を観じつつ何遍も誦す。
可能であれば 108遍誦す。
「オン・マリシエイ・ラトナカンタ・タヌサ
アバラディカタヤ・ウン・パット・スヴァーハー。」
誦し終えたら 弓箭が自己の胸の中央に
融け入る様子を観じて 再び3遍誦す。
「稽首摩利支(けいしゅまりし)
光明遍照体(こうみょうへんじょうたい)
善度諸衆生(ぜんどしょしゅじょう)
久行閻浮提(くぎょうえんふだい)
衆生聞其名(しゅじょうもんごみょう)
災禍無能侵(さいかむのうしん)
我今誦其徳(がこんしょうごとく)
身心永帰命(しんしんえいきみょう)。」
1遍誦す。
「七難即滅(しちなんそくめつ)
七福即生(しちふくそくしょう)
怨念詛呪(おんねんそじゅ)
尽皆消滅(じんかいしょうめつ)
悪人悪事(あくにんあくじ)
常当遠離(じょうとうおんり)
本尊光明(ほんぞんこんみょう)
摂取不舎(しょうしゅふしゃ)
○○○(個人的な祈願があれば それを誦す)。」
「大集須弥蔵経」
「大方等大集経」の
その一部を読経したり 書写したり 他者に教える事で
その一字一句が失われる事なく
速やかに阿耨多羅三藐三菩提に至り
寿徳や福徳の増長 外見が端正になる事が得られ
業障が除かれ 死後は善処に至れるなどの功徳が得られるとされます。
以下 「大方等大集経」の中の 「幢蓋摩尼願眼大陀羅尼」です。
「若於此幢蓋摩尼願眼大陀羅尼(にゃくおしどうかいまにがんげんだいだらに)
能受持読誦七日七夜(のうじゅじどくしょうしちじつしちや)
慧観方便恒常観察於五受陰(えかんほうべんこうじょうかんさつおごいんじゅ)
数数誦此幢蓋願眼大陀羅尼(すうすうしょうしどうかいがんげんだいだらに)
於七日七夜能誦満百千遍(押しちじつしちやのうしょうまんひゃくせんべん)
便得聞持随聞能受(べんとくもんじずいもんのうじゅ)
得無量弁才(とくむりょうべんさい)
能令刹利(のうりょうせつり)
婆羅門 毘沙(ばらもん びしゃ)
首陀及一切衆生(しゅだきゅういっさいしゅじょう)
生敬信心(しょうけいしんじん)
又復能令豊足資財趣向天道(ゆうぶのうりょうほうそくしざいしゅこうてんどう)
常得親近生諸仏前(じょうとくしんこんしょうしょぶつぜん)
即於仏前而説呪曰(そくおぶつぜんにせつしゅわつ)
タドヤター・トリナサムゲンチャケ・ビトリナビムバ・カラプラークサ
ブータスメチャ・バラチャメ・アブラークセ・アクサヴァルベ・アッヂャドメ
ニミレスライタバスタレ・アムクジャ・ダランチャ・ジャジャラノセ
アナサスッデ・ムリガグリクセ・クラバテ・マガバーバー
クサボダスヴァレ・アビティムブレ・スヴァラカジェ・スムリティモニ・スヴァーハー。」