宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「長南年恵の漫画」

2009年12月30日 | Weblog




明治時代の「神人」の一人に、有名な「長南年恵(画像)」がおり、
90年代初め頃に出版された、学生を対象とした幽界譚・神人譚の中で、、
しばしば彼女について読む機会があって、わたくし自身、それらを読んで、
彼女の存在について知った経緯があります。

当時、彼女の人生を描いた短い漫画も描かれ、それが丁度わたくしの手元に
ありますので、今回こちらを抄掲させて頂きます。


彼女は、1863年の山形県生まれ、性格は、「人並み外れて寡黙で、
母親や目上の者に対しては極めて従順、無欲ぶりは痴呆状態に近い
ほどで、誰かが彼女の欲しいと言えば、髪に挿しているかんざしだろうが、
着ている羽織であろうが、惜しげもなく与えてしまうほどであった一方、
常に明るく陽気で、人を疑わない性格であった」と伝えられています。

彼女は成人しても月経はなく、食事を殆ど口にしなくても平気であった
一方、大の男にも劣らぬほどの怪力を発揮し、しかもその怪力は、誰かが
彼女の背後に立つと、消えてしまったそうです。





その彼女が19歳の時、夢の中に御先祖さまが現れ、氏神さまの神社に
参拝に行くように告げられ、それから神秘的な力を発揮するようになりました。







21歳になった時、原因不明の吐血を起こし、それからは更に霊的なお告げや
招きを受けるようになり、25歳になってからは、少量の生のサツマイモと
生水だけをわずかに飲むだけの生活となり、やがて生水のみ、そして完全な
絶食生活となったものの、体がやせ衰えたりする事はなく、頑健であった
との事です。





煮炊きをしたものは体が一切受け付けないとの事で、それを疑った弟が、偽って
湯冷ましを彼女に飲ました所、彼女はその度に吐血し、懐疑的であった弟も、
ついには姉を認めざるを得なくなったとの事です。


また絶食に近づく度に、彼女の人助けの霊力も増し、彼女が数分間祈願すると、
何十本もの空き瓶の中に一度に霊水が充満し、それが病気の治癒に大変な霊験が
あり、当時は非常に遠い地であった北海道からでさえも、霊水を求める者が殺到した
そうです。

彼女はまた、全く無教養であったに関わらず、一回降神があると、奇跡的な書道の
腕前を発揮し、また降臨される神によって異なる、笛や箏(しょう)の音、鈴の音が、
その場に居合わせた人間全員にも聞こえたそうです。


いわゆる神人・聖者と呼ばれる人の多くが、冤罪や中傷や愚法によって追放されたり、
場合によっては投獄される事を経験していますが、彼女もまた、「妄(みだ)りに吉凶
禍福を説き、愚民を惑わし、世を茶毒する詐欺行為」という、現在の民法では全く
問題とされないない罪状で捕えられ、従順な性格であった彼女はただそのまま
従い、計67日間投獄されますが、弟がそれに憤慨し、「姉の起こした奇跡は事実であり、
それを証明して、彼女を監獄から出して欲しい」と訴えますが、中々聞き入れられません
でした。






とうとう裁判となり、彼女は裁判官に、法廷で「御霊水」を出現させて証拠とするように
命じられ、完全に密封した瓶の中に出現させる事に成功し、「無罪」を言い渡されますが、
これはまた、彼女の霊的な力が、初めて公式の場で認められた事になりました。






彼女は自らの予告通り、1907年(明治40年)、44歳の生涯を閉じますが、その体は、
20歳の頃と変わらなく、周囲の印象では、もっと若くさえ見えたとの事です。


*******

「小沢民主党が、外国人参政権を急ぐ理由」
http://www.youtube.com/watch?v=9QxuJY0N8f0

「【移民】オランダの悲劇「多文化共生がもたらしたもの」
http://www.youtube.com/watch?v=Sotg-wxvvLc

かつて、資源の豊かなインドネシアで過酷な植民地政策を行い、豊かさを享受した
オランダが、今では移民自由化政策の為、反対にオランダ人が、政策反対への
言論の自由や思想を奪われ、移民の犯罪などの脅威を恐れねばならないように
なりました。

来年の参院選でも民主党が勝利した場合、日本はオランダ以上の悲劇的な状態に
陥る事になります。
コメント (2)