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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#397 【打倒深体大】

2010-12-11 | #12 大学 新人戦編
決勝戦、試合残り時間は、30秒を切った。


ゴール下では、鍛えられた3つの体が競り合っている。


赤木のシュートに、前後から畳み掛ける徳永と河田。


深体大、世代最強クラスの2人が赤木に襲い掛かる。



「ウホォォォーーー!!ウホッ!!!!」



「打たせるもんかよ!!」



「赤木!ジエンドだーー!!!」



「負けーーん!!」



『バス!!』



『ザシュ!!!』



赤木の力強いゴール下のシュートが決まった。



そして。



『ピィーーーー!!!』



「青!#9!プッシングーーー!!!」




「バスカーーーン!!!」

「ファウルは河田だーーーー!!!」

「赤木が河田から、バスカンを奪ったーーーー!!!」

「いいぞ!!赤木ーーー!!!」

「ゴール下では力強い!!!」




「うぉぉーーー!!!」


再び雄たけびをあげる赤木。



「赤木!!見事だぜ!!!」


諸星が詰め寄る。


「ナイッシュ!赤木!!!」

「いいぞ!!」

藤真、真下、野辺らも赤木のプレーを大いに称えた。



「うぉぉぉーーー!!」



なおも叫ぶ赤木。



(俺は河田にも負けてはおらん!!!)



今までに感じたことのない興奮状態にいた。



「赤木のやつ。」

と河田。

「わりー。今のは俺のファウルだよな。審判、どこ見てんだか。」

「構わねぇよ。決められたのには、変わらねぇからな。」

「まぁ、そうだな。」



(俺は、インサイドなら河田にも負けておらんのだ!!!
もっと技術を磨いて、やつの、河田の全てを超える!!!!)

赤木は拳を握り締め、河田を睨んだ。



「いつでも相手してやる。うはっ!」


「いつまでもいい気にはさせんぞ!」



だが。



『ガンッ!』



「あっ・・・。」



「なに、やってんだよ!!決めろ!バカ!!」

ワンスローを外した赤木。


リバウンドは、C辻が奪い、深津がゆっくりとボールを運ぶ。



そして。



『シュパ!!』



先ほどのお返しとばかりに、河田が赤木を抜いて、ゴールを決めた。



「うし!!」にかっ。

力瘤を見せ付ける河田。


(あのやろう。)


『プルプルプルプル。』

怒りを抑える赤木。




決勝戦ラストプレー。



『スパ。』


諸星が、深体大ディフェンスを切り裂いた。



「どうだ!このやろう!!見たか!!深体大!!」


無駄に吼える諸星。



エンドラインから深津にボールが入ったところで、試合が終了した。



「醜いぞ。諸星。」

と赤木。

「さぁ、整列だ。」

と藤真。


「なっ!!赤木てめーー!てめーだって、吼えていただろう!!!」



「諸星、今も昔も変わらねぇな。うはっ!」

「いじられキャラは昔からピョン。」

「ぐっ、河田、深津・・・。」



「諸星君は、口を開かなければ男前なのにね。」

「そうだな。話すとバカそのものだ。」

「なっ、牧瀬!徳永!!」



『ガツッ!』


「ぬ!」

「整列だ。ばかもん。」


赤木は、諸星の頭を掴み、強引に整列させた。




「スコアどおり、青!深沢体育大学!!!!」




審判が、深体大の優勝を宣言した。




「優勝おめでとうーーー!!」

「両チームともよかったぞーーー!!!」

「深体大おめでとう!!!!」

「慶徳もよくやったぞーー!!」




「この点差で、よくやったか。」

と三井。

「ちっ、まだまだ練習が足りないっすね。」

宮城が答える。

「この新人戦、深体大の凄さを骨身まで感じたな。」

「決勝戦で、14点差・・・。」

「難攻不落の深体大。あと2年のうちに、打ち崩すことができるか・・・。」


花形を初め、慶徳に14点差をつけ、圧勝ともいうべき勝利で、優勝を飾った深体大に、
どの選手も自信を失う。


だが、それを打ち消すような言葉が発せられた。



「2年後、うちが深体大の首をもらう。」



「!!!」


「!!!」


声の方向に振り返る各選手。



「やはり、お前か、牧。わりーが、深体大の首はうちがもらうぜ。なぁ、仙道。」

三井は、仙道に問いかけた。



ビックリしたような眼で、牧を見る仙道。



しばし、沈黙が流れた後。



「ええ。」

柔らかに答えた。



「ふっ、楽しみになったな。」

と牧が笑った。


「いや、深津や藤真、牧でもねぇ。No.1PGはこの宮城リョータだ!ねぇ、新庄のダンナ!」

「宮城、それをいうならスタメンPGを奪ってからにしろ!!
悪いが、白金にも、横学にも、河田を止められる選手はいない。
河田を止められるのは、俺だけだ!」


「柔よく剛を制す。河田を止めるのは、俺だ。」

答えたのは、花形。


「深津さんは、俺が止めます。」

「徳永は、俺が。」

両サイドの織田、大和も花形に続いた。



「では、2年後、全日本大学バスケットボール選手権大会の決勝の舞台でお会いしましょう。」



神がその場を締める。



「ふん!相変わらず生意気なやつだ。」

と三井。


「全日本大学バスケットボール選手権大会、楽しみだな。」

と新庄。


「2年後といわず、来年でもいいけどな。」

と大和。




「これより、表彰式を行います。」

と体育館にアナウンスが流れる。




「おっ!表彰式が始まるぞ!」


「牧さん。」

「あぁ。」



「仙道、帰って練習だ。」

「ふーーー。」



「さぁ、俺たちもだ。」

「あぁ。」



「ダンナ、俺たちも負けてられねぇぜ。」

「まずは、スタメンを奪え。他の大学のことは、それからだ。」

「ダンナは、そればっかりだな。」

「期待してるんだよ、お前に。」

「そうなんすか。」

「松本!余計なこというな!」

「ふっ。」




アナウンスの声を合図に、選手たちは、各方面へと歩みを進めた。



再び、熱い火花を散らす日を信じて。




第50回 関東大学バスケットボール新人戦


優勝 深沢体育大学


準優勝 慶徳義塾大学


第3位 名稜大学


第4位 白金学院大学



最優秀選手 河田 雅史



得点ランキング
1 河田雅史(深体大) 30.9
2 諸星 大(慶徳義塾大) 27.3 
3 市原朝日(名稜大) 27.2 


アシストランキング
1 深津一成(深体大) 13.1 
2 藤真健司(慶徳義塾大) 12.8 
3 仙道 彰(横学大) 12.0 


リバウンドランキング
1 赤木剛憲(慶徳義塾大) 14.5 
2 河田雅史(深体大) 14.2 
3 里中悠介(名稜大) 14.0 


ベスト5
G 深津一成(深体大)
G 諸星 大(慶徳義塾大)
F 河田雅史(深体大)
F 里中悠介(名稜大)
C 赤木剛憲(慶徳義塾大)







#12 大学 新人戦編 終了
#13 神奈川 国体編 に続く。


4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (センドー)
2010-12-11 13:04:51
決勝で14点差とは深体大強すぎですねさすが王者2年後どこが深体大を倒すのか楽しみです
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Unknown (桜木)
2010-12-11 17:17:11
これで大学 新人戦編は終わったか
なはり、深体大が強かったな!

牧、三井、達は2年後には深体大に
勝つと言ってかが、俺は来年になったら、
白金、慶徳、名稜大、のいずれかに桜木&流川、おまけに信長が入ってきて強くなると思うぜ!


そして晴子が、桜木と流川どっちについて
行くのか楽しみだ!
返信する
Unknown (しの)
2010-12-11 23:44:35
頭文字Dっていう漫画の最強キャラ・高橋さんの台詞「いつか自分が負かされると思うのが2人いる」
その内1人は弟だと言う。
2年後に最強・河田を止めるのが弟だと面白いと思う。
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おはようございます (うまだんく)
2010-12-13 07:09:10
センドーさん

現状の深体大の完成度は、ズバ抜けています。今回はボスでしたが、2年後は思わぬチームがラスボスになるかもしれません。


桜木さん

桜木が流れ込む来年の大学編成は完成しております。全国大会のインカレなので、新しい地区から強いチームが現れますよ。


しのさん

わかります。河田×美紀男は、赤木×桜木並に描きたい対戦ですね。
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