白金 48
慶徳 48
神の3P、牧のバスカン。
海南を全国第2位まで、押し上げたプレーが、慶徳を捉えた。
「そう簡単には差はひろげられねぇか。」
と諸星。
その表情からは、苦渋よりも嬉しさが読み取れる。
「白金の強さは、十分に理解している。問題はない。」
と赤木。
「さぁ、オフェンスだ。いくぞ!!」
藤真が鼓舞した。
第3Q、2分経過。
ここから、両校、素晴らしいプレーを見せ続ける。
諸星のアドバイスにより、視野を保てるようになった藤真は、オフェンスを散らし、アシストを重ねる。
かたや、白金の牧は、前半以上の機敏な動きを見せ、アシスト、得点、そしてリバウンドを奪った。
「一進一退とは、こういう試合のことをいうんですね。」
「2点差以上の差がつかない。」
「いけーーー!!白金ーー!!」
「ディフェンス!慶徳!!」
「オッ!オッ!オフェンス!オッ!オッ!オフェンス!」
「ケイトク!ディ!ディ!ディーフェンス!ディーフェンス!」
白熱試合展開に会場は、興奮と熱気に包まれている。
それに応えるように、各選手が素晴らしいプレーを見せる。
コートにいる全ての選手が、光り輝いていた。
「今日一番の盛り上がりって感じだな。」
と微笑む大和。
「これほど流れが動かない試合も珍しい。」
と品川。
『シュパ!!』
神のハイアーチシュートが炸裂。
「3Pーーーーー!!」
「ようやく3点差がついたぞーー!!」
「流れが変わるかもしれない!!」
『ザシュ!!』
「なっなにーーー!!」
「やっやり返したーー!!!」
「諸星の3Pだーー!!」
「同点!!!」
「離されてたまるかよ!!」
と諸星。
「良く決めたぞ!!」
「ったりめーだ!!」
神の3Pの直後、藤真のパスを躊躇することなく、打ち込んだ諸星。
強き思いをボールに宿し、3Pを決めた。
「あの辺の強さは、さすが諸星だな。」
「けっ。俺も決めてるぜ!」」
と三井。
「そうだな。あはっ。」
新庄は笑った。
(あのキレのあるドライブに、正確な外角まで・・・。これが世代最高のSG・・・。)
三井の額から汗が流れた。
そして、笑う。
(まぁいいぜ、今のうちに暴れていやがれ。2年後、俺はお前を抜いて、No.1SGになってやるからな!!)
会場にいる全ての視線がコートに注がれている。
「ここまで、全選手が実力を発揮しているように思えます。
ここは、選手交代やタイムアウトなど、思い切ったことをして、
流れを変えたほうがいいかもしれませんね。」
と織田。
「いや、そうは思えねぇぜ。」
と宮城。
「ん!?」
「まだ、実力の半分も出していないやつがいる。」
と三井。
宮城の見つめる先、三井の見つめる先には、あの男が映った。
「織田、お前も諸星や荻野の後輩なら、もっと仲間を信じるんだ。
偉大な先輩たちなら、この状況を打破できるとな。」にこ。
と花形がいった。
「はっはい・・・。」
織田には意味が理解できない。
宮城、三井の視線は、元チームメイトの赤木に注がれていた。
(おい!お前の力はこんなもんじゃないだろ!赤木!!)
(ダンナ!期待してるぜ!!)
その想いに応えるかのように、赤木が吼えた。
『パンパン!!』
手を激しく叩く。
「死守だーーー!!!」
「おう!」
赤木の咆哮に応える慶徳選手たち。
「ディフェンスだーー!!」
「ふん。ようやく、赤木らしく吼えやがった。」
と三井。
(敵ながら、ナイスタイミング。)
と牧。
「こっちも負けるな!!確実に1本獲るぞ!!」
赤木に対抗するかのように、牧が吼えた。
「赤木も、牧も吼えたぞーーーー!!!」
「いいぞ!!いけーー!!」
「両校がんばれーーーー!!!」
「へい!!」
『パシ!』
「こっち!!」
『パシ。』
刻んだパスを繋ぐ白金。
『キュッ!!』
「土屋がいった!!」
『ダッ!』
「中、来るぞ!!」
慶徳も声が出ている。
コート内では、今まで以上に声が飛び交っている。
「すっすごい!コートが活気だっている!!」
「厳しい時間帯になればなるほど、声が活力を与える。だから、チーム内の声も応援も必要なのよ!」
『パシ!!』
パスで繋いだボールは、牧に戻った。
そして、対峙するのは、赤木。
白金のパスワークによって、慶徳はディフェンスを散らされていたのであった。
「牧と赤木だーー!!」
「面白い勝負だぞ!!」
「来い!牧!!!」
「赤木!いくぞ!!」
三井、仙道、藤真を襲った牧の牙が、ついに赤木に向けられた。
白金 66
慶徳 66
続く。
慶徳 48
神の3P、牧のバスカン。
海南を全国第2位まで、押し上げたプレーが、慶徳を捉えた。
「そう簡単には差はひろげられねぇか。」
と諸星。
その表情からは、苦渋よりも嬉しさが読み取れる。
「白金の強さは、十分に理解している。問題はない。」
と赤木。
「さぁ、オフェンスだ。いくぞ!!」
藤真が鼓舞した。
第3Q、2分経過。
ここから、両校、素晴らしいプレーを見せ続ける。
諸星のアドバイスにより、視野を保てるようになった藤真は、オフェンスを散らし、アシストを重ねる。
かたや、白金の牧は、前半以上の機敏な動きを見せ、アシスト、得点、そしてリバウンドを奪った。
「一進一退とは、こういう試合のことをいうんですね。」
「2点差以上の差がつかない。」
「いけーーー!!白金ーー!!」
「ディフェンス!慶徳!!」
「オッ!オッ!オフェンス!オッ!オッ!オフェンス!」
「ケイトク!ディ!ディ!ディーフェンス!ディーフェンス!」
白熱試合展開に会場は、興奮と熱気に包まれている。
それに応えるように、各選手が素晴らしいプレーを見せる。
コートにいる全ての選手が、光り輝いていた。
「今日一番の盛り上がりって感じだな。」
と微笑む大和。
「これほど流れが動かない試合も珍しい。」
と品川。
『シュパ!!』
神のハイアーチシュートが炸裂。
「3Pーーーーー!!」
「ようやく3点差がついたぞーー!!」
「流れが変わるかもしれない!!」
『ザシュ!!』
「なっなにーーー!!」
「やっやり返したーー!!!」
「諸星の3Pだーー!!」
「同点!!!」
「離されてたまるかよ!!」
と諸星。
「良く決めたぞ!!」
「ったりめーだ!!」
神の3Pの直後、藤真のパスを躊躇することなく、打ち込んだ諸星。
強き思いをボールに宿し、3Pを決めた。
「あの辺の強さは、さすが諸星だな。」
「けっ。俺も決めてるぜ!」」
と三井。
「そうだな。あはっ。」
新庄は笑った。
(あのキレのあるドライブに、正確な外角まで・・・。これが世代最高のSG・・・。)
三井の額から汗が流れた。
そして、笑う。
(まぁいいぜ、今のうちに暴れていやがれ。2年後、俺はお前を抜いて、No.1SGになってやるからな!!)
会場にいる全ての視線がコートに注がれている。
「ここまで、全選手が実力を発揮しているように思えます。
ここは、選手交代やタイムアウトなど、思い切ったことをして、
流れを変えたほうがいいかもしれませんね。」
と織田。
「いや、そうは思えねぇぜ。」
と宮城。
「ん!?」
「まだ、実力の半分も出していないやつがいる。」
と三井。
宮城の見つめる先、三井の見つめる先には、あの男が映った。
「織田、お前も諸星や荻野の後輩なら、もっと仲間を信じるんだ。
偉大な先輩たちなら、この状況を打破できるとな。」にこ。
と花形がいった。
「はっはい・・・。」
織田には意味が理解できない。
宮城、三井の視線は、元チームメイトの赤木に注がれていた。
(おい!お前の力はこんなもんじゃないだろ!赤木!!)
(ダンナ!期待してるぜ!!)
その想いに応えるかのように、赤木が吼えた。
『パンパン!!』
手を激しく叩く。
「死守だーーー!!!」
「おう!」
赤木の咆哮に応える慶徳選手たち。
「ディフェンスだーー!!」
「ふん。ようやく、赤木らしく吼えやがった。」
と三井。
(敵ながら、ナイスタイミング。)
と牧。
「こっちも負けるな!!確実に1本獲るぞ!!」
赤木に対抗するかのように、牧が吼えた。
「赤木も、牧も吼えたぞーーーー!!!」
「いいぞ!!いけーー!!」
「両校がんばれーーーー!!!」
「へい!!」
『パシ!』
「こっち!!」
『パシ。』
刻んだパスを繋ぐ白金。
『キュッ!!』
「土屋がいった!!」
『ダッ!』
「中、来るぞ!!」
慶徳も声が出ている。
コート内では、今まで以上に声が飛び交っている。
「すっすごい!コートが活気だっている!!」
「厳しい時間帯になればなるほど、声が活力を与える。だから、チーム内の声も応援も必要なのよ!」
『パシ!!』
パスで繋いだボールは、牧に戻った。
そして、対峙するのは、赤木。
白金のパスワークによって、慶徳はディフェンスを散らされていたのであった。
「牧と赤木だーー!!」
「面白い勝負だぞ!!」
「来い!牧!!!」
「赤木!いくぞ!!」
三井、仙道、藤真を襲った牧の牙が、ついに赤木に向けられた。
白金 66
慶徳 66
続く。