何かがくすぶっている。
原子炉の真上にある可燃物とは一体何かと考える時、
一番ヤバそうなのが、使用済み核燃料を貯蔵プールに出し入れするためのクレーン。
特に3号炉は建屋の上部が完全破壊してるので、
天井付近にあったクレーンがプールに落下してるのはほぼ確実。
普通のプールにクレーンが落ちても火事にはならないが、
3号炉のプールに入っているのはプルトニウム濃度の高い燃料棒だから、
その頭がちょっとでも水から出てしまうと、
重元素の自然崩壊熱でどんどん温度が上がってしまう。
原子力発電というのは、そもそもこの原子崩壊を人為的に連続させて、
発生する膨大な熱でお湯を沸かして、その蒸気でタービン回すものだからして、
原子崩壊連鎖を絶てば(原子炉を停止させれば)勝手に冷えるものだと思っていた。
しかも単に水に沈めておけば良いわけではなくて、
その水を循環させておく必要があるとは知らなかった・・・無念。
つまり、仮にプールが満タンだったとしても、
弱火で炊き続ければいつか沸騰する→水が減る→燃料棒がさらに加熱する悪循環。
熱々になった燃料棒にクレーンへの配電用ケーブルか、
油圧系から漏れた作動油が触れて、あの黒煙になったものと思われる。
そこで、航空消防隊の特殊車両、ハイパーレスキューの屈折放水車、
東電が借りてきたコンクリート打ち込み用車両等々で、
決死の注水作業が続けられてきたわけだが、
それでも燃料棒が付近の可燃物を発火させるほど高温になっているということは、
3号機のプールを満タンにすることが出来ていないということ。
果たして漏れているのかこぼれているのか・・・・・
と思ったら、原子炉棟の隣のタービン棟の地下で、
溜まった水が足に触れたことにより、作業員がベータ線被爆したとのニュースが。
(初稿でガンマ線と語表記。ベータ線に訂正)
いまのところ原子炉格納容器は無事らしいので、それが確かであれば、
この水に含まれている高濃度の放射能が、
燃料貯蔵プールに由来すると考えるのが自然ではないのか?
空気中の放射能レベルは当然チェックしているが、
足元の水は警戒していなかったのだろうか?
ただの津波の名残の水だと思ったのだろうか?
ならば原子炉格納容器に付随する圧力調整室が壊れていると思われる2号機でも、
3号機と同じ現象が起こっていると思われるのだが・・・・
今出来ることは、外部からの的確&粘り強い注水によって、
放射能の飛散を防ぎ切ること。
そして、周囲の放射能レベルの低下を辛抱強く待つこと。
それしかない。
焦れた米軍が強行突入しなければ・・・のハナシだが。
原子炉の真上にある可燃物とは一体何かと考える時、
一番ヤバそうなのが、使用済み核燃料を貯蔵プールに出し入れするためのクレーン。
特に3号炉は建屋の上部が完全破壊してるので、
天井付近にあったクレーンがプールに落下してるのはほぼ確実。
普通のプールにクレーンが落ちても火事にはならないが、
3号炉のプールに入っているのはプルトニウム濃度の高い燃料棒だから、
その頭がちょっとでも水から出てしまうと、
重元素の自然崩壊熱でどんどん温度が上がってしまう。
原子力発電というのは、そもそもこの原子崩壊を人為的に連続させて、
発生する膨大な熱でお湯を沸かして、その蒸気でタービン回すものだからして、
原子崩壊連鎖を絶てば(原子炉を停止させれば)勝手に冷えるものだと思っていた。
しかも単に水に沈めておけば良いわけではなくて、
その水を循環させておく必要があるとは知らなかった・・・無念。
つまり、仮にプールが満タンだったとしても、
弱火で炊き続ければいつか沸騰する→水が減る→燃料棒がさらに加熱する悪循環。
熱々になった燃料棒にクレーンへの配電用ケーブルか、
油圧系から漏れた作動油が触れて、あの黒煙になったものと思われる。
そこで、航空消防隊の特殊車両、ハイパーレスキューの屈折放水車、
東電が借りてきたコンクリート打ち込み用車両等々で、
決死の注水作業が続けられてきたわけだが、
それでも燃料棒が付近の可燃物を発火させるほど高温になっているということは、
3号機のプールを満タンにすることが出来ていないということ。
果たして漏れているのかこぼれているのか・・・・・
と思ったら、原子炉棟の隣のタービン棟の地下で、
溜まった水が足に触れたことにより、作業員がベータ線被爆したとのニュースが。
(初稿でガンマ線と語表記。ベータ線に訂正)
いまのところ原子炉格納容器は無事らしいので、それが確かであれば、
この水に含まれている高濃度の放射能が、
燃料貯蔵プールに由来すると考えるのが自然ではないのか?
空気中の放射能レベルは当然チェックしているが、
足元の水は警戒していなかったのだろうか?
ただの津波の名残の水だと思ったのだろうか?
ならば原子炉格納容器に付随する圧力調整室が壊れていると思われる2号機でも、
3号機と同じ現象が起こっていると思われるのだが・・・・
今出来ることは、外部からの的確&粘り強い注水によって、
放射能の飛散を防ぎ切ること。
そして、周囲の放射能レベルの低下を辛抱強く待つこと。
それしかない。
焦れた米軍が強行突入しなければ・・・のハナシだが。