goo blog サービス終了のお知らせ 

しのや仕入日記

季節の味を大切に今が旬の魚や野菜料理をご紹介します。

「金華さば」今、一番美味しい魚は?

2013年12月13日 | 旬の魚

宮城県石巻の金華山沖で獲れる「さば」です。

今が旬!!あと一カ月ぐらいが一番美味しいです。

関さば、清水さば、岬さば、旬さば、各地で「ブランドさば」がありますが、鮮度が第一です。

今の時期の「さば」は、どれを買っても、しっかり脂がのっています。

塩焼き、味噌煮、この時期は是非、酢〆にしてください。

信頼のおける魚屋さんで三枚におろしてもらってください。

たっぷりの塩をまぶします。(塩は、粗塩)4時間たったら塩を洗い流して、酢に40分浸けます。

一晩冷蔵庫においてから召し上がってください。

ちょっとがんばって、松前寿司をつくってみるといいですよ。

簡単です。

酢〆にした「さば」にすし飯(さばの大きさにあわせてまとめておく)をのせて、

だし昆布を酢に浸け、しんなりさせて「さば」に貼りつけてサランラップでくるんで30分おいておきます。

本当は、だし昆布ではなくて、きゅうひ昆布というのをつかいますが、たぶん手にはいらないとおもいます。

サランラップごと適当に切ると崩れずに切れます。

熱いお茶を濃い目にいれて、美味しく出来るとおもいますよ。

さばとすし飯の味がなじんだら出来上がりです。


牡蠣(カキ)の美味しい物を探す。生食用は、ダメ!!

2013年12月06日 | 旬の魚

これから、生牡蠣が美味しいですね。

スーパーマーケットでよく見かけるチューブに塩水と一緒にカキの剥き身が入った物は、鍋ものにすると縮んでしまってあまり美味しくなかったりします。

あれは、カキが塩水を含んで膨張してしまっているからなんです。だから、味もぼやけています。

カキフライや鍋ものにするのに「生食用」を選んではいけません。「加熱用」との違いは、鮮度ではありません。

「生食用」は、オゾン水などに数日さらされて殺菌処理されます。ですからおなじカキでも「加熱用」より水っぽくなります。

「やっぱり、殻付きのカキを買わなあかんかなぁ。剥き身にできるかなぁ。値段も高いし、ムリやなぁ。」と、あきらめないで。

時々、プラッスチックの容器でカキがびっしり入っていて、薄い円盤状のものが売っています。市場(貝売り場)なら必ずあります。

値段は、高いかもしれませんが、小さく縮んでしまったカキよりよっぽど食べ応えがあります。しかもミルキーで濃い味がします。

もちろん「生食用」も美味しいですよ。

カキの生は、ちょっと苦手なかたは、75度から80度までの昆布だしで1分茹でると、カキがぷくっと膨らんでいい食感になります。

レモン、すだち、ポン酢、たっぷりの大根おろしといっしょにどうぞ。

ワインならシャンパンみたいなもの、純米吟醸酒を冷やして、辛口の熱燗もいいぞ!!           私は、いつも麦焼酎お湯割りです。

 


「つぼ鯛」ぶさいくやけど美味しいよ。

2013年12月04日 | 旬の魚

口を上にして、口を開けると壺(つぼ)に似ているから「つぼだい」と言うそうです。

最近、スーパーマーケットでもたまに見かけます。開きの一夜干しが多いようです。

白身で脂がのっていて、焼くと身がホロホロとれ、とっても美味しいです。

皮に細かいウロコが張り付いているので、できればウロコを丁寧に取ってあるものを選んでください。

あまり知られている魚でないからでしょうか、値段は、それほど高くありません。

漁獲量が少ないので、ブレイクする前の今が買いどきかもしれません。

頭がついていることがなく、開きの一夜干しで手のひらぐらいの大きさで300円ぐらいで売られていれば、買ってみてください。

海に囲まれ、美味しい自然の恵みがある日本っていいですね。