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日本中央競馬会施行のレースから狙い目の鞍を毎週厳選チョイスし、競馬予想30年余のプロフェッショナルチームが解析します!

皐月賞 解析予想

2015年04月17日 22時39分20秒 | 競馬予想
2015/4/19/皐月賞/中山芝2000mB/3歳G1/右内回り 発走 15:40

-過去9年データ-(2011年・東京開催除く)

(人気)

◎単(勝ち馬)指標
◆1番人気〔3‐1‐1‐4〕
◆2番人気〔1‐2‐2‐4〕
◆3番人気〔1‐0‐3‐5〕 → 1~3番人気勝率/55.55%
◆4番人気‥1勝
◆6番人気‥1勝
◆7番人気‥2勝 → 勝率/44.44%
※1~3番人気が過半数を勝っているが‥抜けているわけではなく、ほぼ4番人気以下と互角!
従って4番人気以下からの戦略も一考だが、穴軸は人気軸以上に慎重を期すべき。解析結果次第!

○▲☆連圏指標
★1~5番人気内決着率33.33%~④②①②②①
※うち本命決着(1~3番人気内決着)66.66%。意外と波乱含みだが近年は順当寄り‥今年は?
★1~3番人気軸⇒2着人気薄(6番人気以下)/33.33%~①⑫③⑧①⑥
※軸が1番人気と踏んだら!出現率及び配当妙味からも、このパターンをチョイスするのがベター!
★人気薄(6~11番人気)勝率/33.33%~⑥⑩⑦⑮⑦⑥
※珍しく、3つのパターンが33.33%ずつで並んだ!配当妙味は、もちろん、人気薄“軸”だが、
軸馬のチョイスが最も難解なのも、人気薄“軸”!やはり、解析結果次第となる!

△△ワイド圏指標(3連馬券の押さえ=3着付け)
★連圏1~5番人気内決着時の3着馬人気
~〔④②〕‐③〔①②〕‐③〔②①〕‐⑧
※連圏堅い時は3着も堅いと踏むべきなのか!それとも、3着は人気薄を組み込むべきか微妙だが、
配当妙味低調な前者に殉じるより、多少なりとも配当妙味を期待出来る後者に殉じる方がマシ(笑)。
★1~3番人気軸⇒2着人気薄(6番人気以下)決着時の3着馬人気。
~〔①⑫〕‐③〔③⑧〕‐④〔①⑥〕‐⑪
※前項と似たような出現パターンだが、連圏で配当妙味を目論める分、こちらは人気・人気薄不問。
★人気薄(6~9番人気)勝利時の3着馬人気
~〔⑥⑩〕‐②〔⑦⑮〕‐②〔⑦⑥〕‐①
※仮に、連圏を人気薄で固めるとしても、さすがに押さえの3着付けは上位人気からチョイスすべき。

(臨戦ローテーション)
※2010年の3着馬エイシンフラッシュを除き、全ての1~3着馬は下記4レースからの臨戦ローテー!
「弥生賞」  「スプリングステークス」  「共同通信杯」  「若葉ステークス」
その中でも、掲示板を外していた馬の「皐月賞」3着内突入は2~3着に各1頭のみ。
「毎日杯」1~3着馬及び「すみれステークス」勝ち馬は無論のこと、「弥生賞」6・8・9着馬も買えない。
また、前走の人気も重要な指標であり、 「弥生賞」組以外の1~3着馬は全て前走4番人気以内。
3戦3勝のキタサンブラック以下、タガノエスプレッソとワンダーアツレッタも買えないデータに該当!
結果、臨戦ローテーションの項目をクリアした下記6頭立てによる2015年「皐月賞」となりそう!
サトノクラウン、ダノンプラチナ、ドゥラメンテ、ブライトエンブレム、ベルーフ、リアルスティール
なお、2008年の勝ち馬キャプテントゥーレを除く全ての“皐月賞馬”が上記4レース1着からの臨戦!
従って、上記6頭の中の勝ち馬候補は、ほぼサトクラウンのみとなり、臨戦データからの“軸”はコレ!

(脚質)
/2007年のヴィクトリー!2008年のキャプテントゥーレ!2頭が逃げ切っている「皐月賞」だが、
両馬共に7番人気でマークが甘かったのが主な勝因。好位から押し切ったメイショウサムソンも除き、
他の勝ち馬6頭は全て中団~後方からの差し切り!ただし、ゴール前直線僅か310mの中山ターフ。
4コーナー好位までには取り付いていないと差し切りは容易でなく、追い込み一辺倒では届かない。
勝ち切るためには、3コーナー過ぎの勝負処から早めに仕掛けれる自在性が求められるコース形態。
なお、「皐月賞」は2着も差し優勢!ただし、近年の3着馬は前残り顕著!キタサンブラックに注意!

(枠順)
/中山施行の過去9回中、内枠から4頭、外枠から5頭が勝利して“やや外枠優勢”!
ただし、2~3着は外枠が圧倒し、全般的な中山芝2000mの傾向も中~外枠有利で推移している!
従って、「皐月賞」も外枠が無難であるが、今年は希な15頭立て。内枠の不利は軽減されるかも。

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★第3回中山芝/第3週目傾向

(中山芝の全般的傾向)
雨の中、芝は稍重、ダートは不良でのスタートとなった土曜日。午後から雨は上がったが、
稍重で施行されたメイン「ニュージーランドトロフィー」は例年平均に較べて約1秒以上時計を要した!
従って、“重い芝”に脚を取られた先行勢は揃って失速!差し・追い込みの競馬になって、
“重い芝”を苦にしないキングカメハメハ→ステイゴールド→マツリダゴッホ産駒のワンツースリー!
完璧な“外差し”の競馬であった(それにしても、軸グランシルク、痛恨の出遅れでも、2着!)!
良馬場に回復した日曜日もやや時計を要し、メイン以外は“外差し”の競馬で推移!
今週の中山は土日共に良馬場で施行されそうだが、土曜日の芝レース決着傾向に注目したい!

★臨戦ハイレベルレース
2015/3/8「弥生賞」(中山芝2000mA/3歳G2)~サトノクラウン、ブライトエンブレム
※初めてのトリッキーな中山がどうかと心配されたためだろう、2戦2勝のサトノクラウンは2番人気。
しかし、好位で難なく折り合い、直線に向くと前を射程圏に入れ、坂下でアッサリと抜け出す好内容!
4コーナーで外へ張り出されたブライトエンブレムが後方から追い込むものの差を詰めるのがやっと!
本番「皐月賞」と同じコースで中山向きの好センスぶりも見せつけ、“1冠”奪取へ王手
最速の上がりで迫ったブライトエンブレムだが、このような後方一気では“1冠”ほど遠く、ひと工夫必要。

★注目レース
2015/2/15「共同通信杯」(東京芝1800mD/3歳G3)~ドゥラメンテ、リアルステール
※左右回りの違いこそあれ、近年、富みに「皐月賞」との関連性が高まって来ている注目のG3!
1番人気に推されたのは未勝利→500万連勝中のドゥラメンテだったが、
勝ったのは新馬勝ち直後のリアルステール!最内枠から距離ロスなく内々を回って快勝!
猛烈に引っかかったため、いったんポジションを下げたドゥラメンテが再び盛り返して2着惜敗!
ロスの多い内容と通ったコース取りの差を考えれば“負けて強し”の好内容!次走、逆転も一考!

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(1~3着圏内候補馬)
※開催当日午前11時までに配信の最終的な予想フォーカス(馬単3点/3連単12点)での変更はあり得ます。

◎サトクラウン
/今年の皐月賞は【臨戦ローテーション】で唯一“単”候補として残ったサトノクラウンを“軸”指名!
祖父ラストタイクーンの産駒が中山向きの瞬発力を備えていたことは広く知られているし、
「弥生賞」は割引き材料を複数抱え込んでいたため押さえにとどめたが、完成度が違った!
この完成度。若駒のレースでは強力な武器であり、折り合い等々、課題の多い有力処では一枚上!
枠順も手頃な5枠8番。より内を引いた当面のライバルに較べれば“ラッキー”も舞い込み、
鞍上にも名手ルメール!牡馬クラシック第一弾「皐月賞」奪取の最短ホースと見て、迷わず“軸”!

○ブライトエンブレム ▲ドゥラメンテ ☆ベルーフ
/【連圏指標】で“軸が1番人気と踏んだら!出現率及び配当妙味からも2着人気薄ベターとしたが、
【臨戦ローテーション】で篩にかけた下記6頭中、6番人気以下予測馬はベルーフのみ。
サトノクラウン、ダノンプラチナ、ドゥラメンテ、ブライトエンブレム、ベルーフ、リアルスティール
従って、相手本線候補はベルーフに加えて、軸サトノクラウンを除く残り4頭から2頭をチョイス!
「弥生賞」で“軸”に推してサトクラウンに迫ったブライトエンブレム並びに、
「共同通信杯」の内容が勝ったリアルスティールよりも濃かったドゥラメンテを相手本線としたい!
ただし、評価順は、ブライトエンブレム → ドゥラメンテ → ベルーフ!
「弥生賞」のような位置取りでは困るブライトエンブレムだが(苦笑)、田辺の“ひと工夫”に期待して。

△キタサンブラック △リアルスティール
/近年、前残り顕著な3着馬という点、並びに、逃げ・先行タイプ希少のメンバー構成から、
サンデー系の中ではパワー寄りのブラックタイド産駒キタサンブラックの前残りを押さえておきたい。
これに、こと「皐月賞」では買い被れないディープインパクトの産駒からリアルスティールに“保険”。
折り合いが鍵のタイプだけに前に馬を置いて運べる3枠は有り難く、福永、渾身の一発を警戒する。

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※以上の解析結果を基に、
最終的な予想フォーカス(馬単3点/3連単12点)は開催当日の午前11時までにお届けします!


監修/サザンクロス競馬塾