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ドゥラメンテは既にターフを去り、
王者モーリスは香港へ!そして、サトノダイヤモンドも不在!
過去10年全勝の3~4~5歳“トップアスリート”不在の「ジャパンカップ」!
一応の主力を担うのはG1・2勝のキタサンブラック、並びに、
昨年のグランプリ(有馬記念)ホース・ゴールドアクターの両馬であるが、
共に、過去10年の勝ち馬全てが満たす東京G1好走の履歴はなく、
また、臨戦面に於いても、過去10年、
「京都大賞典」及び「オールカマー」から直行した馬の1~3着突入はなし。
更に、ダービー馬ワンアンドオンリーは2年以上も馬券圏内への突入なく、
残る1頭のG1ホース・ディーマジェスティも、ベストは「皐月賞」戴冠の中山!
つまり、2016年ジャパンカップは絶対視出来る中心不在のメンバー構成!
従って、“軸”のチョイスが最初の難関ハードルであり、
参戦馬の半数近くが候補と云っても過言なき混戦メンバーの中から、
果たして、どの馬を“軸”にチョイスし、どの馬たちを圏内に囲い込むか?
下記レース解析を進めながら、結果を予測して行きたいと思います!
2016/11/27/ジャパンカップ/東京芝2400mC/G1/左回り 発走 15:40
-過去10年データ‐
(人気)
◎単(勝ち馬)指標
◆1番人気〔3‐3‐2‐2〕
◆2番人気〔1‐1‐2‐6〕
◆3番人気〔1‐1‐1‐7〕 → 1~3番人気勝率/50%
◆4番人気‥3勝
◆5番人気‥1勝 → 1~5番人気勝率/90%
◆9番人気‥1勝 → 6番人気以下勝率/10%
※さすが!JRAの看板G1だけあって1番人気安定のジャパンカップだが(複勝率80%)、
同じく3勝の4番人気も優秀!“軸”は勝率90%の1~5番人気からチョイスしたい!
○▲☆連圏指標
★1~5番人気内決着率/60%!~①⑤¦⑤④¦①②¦④①¦③①¦④③
※うち本命決着(1~3番人気内決着)33.33%!
一応は“1~5番人気内決着”が優勢だが、本命決着は3分の1に過ぎず、
むしろ、4~5番人気の食い込みが多い点には注意が必要である!
★1~5番人気軸⇔2着人気薄(6番人気以下)/40%!~⑨①¦②⑥¦①⑦¦④⑦
※直近5年で見れば優勢の“ヒモ人気薄決着”!過去10年トータルでも1年の差に過ぎず、
“1~5番人気内決着”と“ヒモ人気薄決着”は《拮抗》との見立て!
ただし、2008年(9番人気スクリーンヒーローが1着)以外、
人気薄とは云っても、6~7番人気!極端な人気薄の食い込みは次項ワイド圏での思案。
△△ワイド圏指標(3連馬券の押さえ=3着付け)
★連圏1~5番人気内決着時の3着馬人気。
~〔①⑤〕‐③¦〔⑤④〕‐①¦〔①②〕‐⑥¦〔④①〕‐⑧¦〔③①〕‐②¦〔④③〕‐⑥
※8番人気が食い込んだ1例はあるが、他は全て上位1~6番人気!大穴は狙い辛い。
★1~5番人気軸⇒2着人気薄(6番人気以下)決着時の3着馬人気。
~〔⑨①〕‐②¦〔②⑥〕‐⑭¦〔①⑦〕‐⑪¦〔④⑦〕‐①
※上位人気、または、下位人気、どちらにブレるか?不透明!妙味は後者だが‥。
(脚質)
/ダービーと同じCコースで施行される「ジャパンカップ」!
昨年のダービー解析予想でも述べたように、
~~
勝ち馬こそ過半数は力量上位の差しタイプではあったが、それらは例外なく、後の名馬!
2~3着馬の約半数が逃げるか先行した馬たちであり、今年の馬場も“内伸びの馬場”!
大半の人気馬が差しタイプだけに、人気薄の逃げ・先行馬には格別の注意が必要となる!
~~
そして、今年も!先週は“内~中伸びの馬場”!
過去10年の「ジャパンカップ」勝ち馬も“先行~好位勢”が圧倒している点に注意したい!
ただ‥土曜日の東京ターフ。最終レースで逃げた戸崎でさえ、直線は馬場中ほどへ!
そのレースを除けば圧倒的に中~外差しが利いていただけに今年は“外差し”の「JC」か!
(枠順)
/過去10年の「ジャパンカップ」。
何故か?2着のみは外枠馬が圧倒しているものの、
勝ち馬及び3着馬については内枠やや優勢で推移中!
今年も“内~中枠有利”で推移している東京ターフ!少なくても“軸”は内~中枠がベター!
ただ‥土曜日の東京ターフ。最終レースで戸崎が馬場中ほどへ持ち出して逃げ切った以外、
外枠勢が圧倒していたこと、忘れまい!
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※【資料1】
●ジャパンカップ/1~3着/枠順別決着構図
過去10回(2006~2015年)
※人気の簡略表記
(例)~① ‥ 1番人気
※脚質の簡略表記
☆逃‥逃げ ☆先‥先行 ☆好‥好位
★差‥差し ★追‥追い込み
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【1着】
・1枠/★差②
・2枠/☆好⑤/☆先④
・3枠/☆好①/☆好④
・4枠/☆好①
・5枠/
・6枠/★追①
・7枠/★差④
・8枠/☆好⑨/☆好③
―――――――――――――――――――――――――――――――
【2着】
・1枠/☆好④/★差③
・2枠/
・3枠/★差⑦
・4枠/
・5枠/★差①/★追②/★追⑦
・6枠/☆好⑤
・7枠/
・8枠/★追①/☆先⑥/★差①
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【3着】
・1枠/☆先⑧/★差⑭/★差①
・2枠/☆先②
・3枠/★追③/★差⑥/☆先⑪
・4枠/
・5枠/★差①
・6枠/
・7枠/★追②/★追⑥
・8枠/
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※【資料2】
★sincerely‐DATA‐BANK
〇‐東京芝2400mC(左回り)‐~ゴール前直線距離/525.9m(全コース)
/ゴール前の坂を登りきったあたりからスタート。
最初の1コーナーまでは393m。しばらくは平坦ですが、
1コーナーを曲がりきったあたりから3コーナー手前の坂までは下り。
そこからの登り勾配で馬群は一団となりやすく
差し馬を含め、実力馬の能力が存分に発揮できるコース形態!
枠順的にも全枠全てに大きな有利・不利は窺えません。
(ただし、近年のジャパンカップ勝ち馬は内枠にアドバンテージ!)
東京の芝コースは野芝と洋芝の混成コースであり、
路盤は堅いもののクッション性に富む良質なスピードターフ!
そしてコースレイアウト最大の特徴は、
ゴール前と3コーナー手前にある2つの坂の存在!
525mのゴール前直線に横たわる坂は有名ですが、
3コーナー手前のもうひとつの坂も差し馬優勢の重要な背景!
つまり、全ての距離コースがこの坂を一度は越えねばならず、
最初の坂の登り勾配で馬群は一団となりやすく、
ここで差し馬が容易に前に取り付けることが非常に重要です!
そして、ゴール前直線の坂が、もう一度!差し馬を後押し!
よって、東京芝コースはどこよりも差しの利くコースとして定着!
ただしジャパンカップ含め、
スタート地点変更後は先行馬の粘り込みも顕著な点に要注目!
(ゴール前坂の途中からスタート→坂を登りきった平坦スタート)
なお、血統的には良質ターフゆえにサンデー系の良績が目立ち、
特に、ディープインパクト産駒の成績が最も安定している舞台です!
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(1~3着圏内候補馬)
※開催当日午前11時までに配信の最終的な予想フォーカス(馬単3点/3連単12点)での変更はあり得ます。
◎リアルスティール
/例え確たる中心不在の混戦メンバーでも、“軸”は勝率90%の1~5番人気ペスト!
また、力量に大差なきメンバー構成という点を念頭に置けば、
より有利な内~中枠をゲットしたラッキーホースからの“軸”チョイスがベターではあるが、
【資料1】枠順別決着構図からも見て取れるように、
例え8枠からでも、好位付け可能な機動力さえ有せば戴冠のチャンスは十分に訪れ、
特に名手ムーアやルメール騎乗となれば、その可能性は決して低くないとの最終判定!
従って、“軸”は王道臨戦「天皇賞(秋)」2着好走から臨むリアルスティール、または、
メジャーエンブレム、ネオリアリズム、モーリス、サトノダイヤモンド等々、世代問わず、
現役最強クラスメンバーと好勝負して来た魅力の好素材レインボーラインの二者択一!
ただし、レインボーラインは“1~5番人気”の可能性が低いという点のみに非ず、
東京実績がマイルG1「NHKマイルカップ」3着のみでは何とも心許なく、
両馬の比較では、直近4年で3勝のディープインパクト産駒という点、並びに、
G3「共同通信杯」でドゥラメンテを一蹴し、前走の「天皇賞(秋)」ではモーリスの2着!
「日本ダービー」でも4着に好走した“東京中距離巧者”という観点から、
迷わず、リアルスティールを“軸”に指名したい!
ステイヤー決戦!平均ペースの「菊花賞」でスタミナ派キタサンブラックのクビ差2着!
「天皇賞(秋)」では、外々を回って、モーリスを凌ぐメンバー最速33秒5の決め手!
スタミナ、決め手、共に兼備し、紛れの少ない東京芝2400mが舞台なら“戴冠”最右翼!
加えて、土曜日のトラックバイアスは外差しが存分に利いて外枠も有利!駄目押し(笑)!
○レインボーライン ▲ルージュバック ☆サウンズオブアース
/2008年(9番人気スクリーンヒーローが1着)の例もあり、
参戦馬の半数近くが圏内を標榜出来る顔ぶれの今年。圏内は手広い対応が肝要!
そこで、外差しが存分に利いている外枠有利のトラックバイアスという点をも考慮し、
相手筆頭も迷わず!前記レインボーライン!例え実績は不足していても、
好勝負して来た相手関係(メジャーエンブレム、サトノダイヤモンド、モーリス)から、
抜けた馬不在の今年であれば優に通用の好素材!
ムーアとルメール!世界の名手の壮絶な差し較べを是非とも見せて貰いたいものだ!
切れ者と云えば、内枠を引いたルージュバックとて互角以上の決め手を有す!
ポイントは“どこで外へ持ち出せるか”の1点に尽きると云っても過言でなく、
この点についても、土曜日に絶好調だったジャパンのエース戸崎であれば可能だろう!
ムーアとルメールと戸崎と来れば、残るは名手ミルコしかない!
サウンズオブアース自身はシルバーコレクターだが(苦笑)今回もシルバーなら(笑)!
△キタサンブラック △ゴールドアクター
/鞍上・武豊が「奇策を打つ必要もない」と嘯くキタサンブラック!
G2「スプリングS」、G1「天皇賞(春)」 、そして前走のG2「京都大賞典」の全てが、
1枠からの勝利であったし、“スタートの天才”武豊という点から見ても絶好枠だろう!
戦法に迷いのない馬ほど強いものはないし、また、往年の頃には遙かに及ばずとも、
武豊が最も良績を刻んでいるのが逃げ戦法に出たケースであり、ベストポジション!
キタサンブラック自慢のスタミナ較べにえ持ち込めれば圏内は標榜出来るハズ。
2008年の勝ち馬スクリーンヒーローが父のゴールドアクター!
小回り向きの機動力に富むグラスワンダー系だけに目標は“有馬連覇”だろうが、
少々時計を要し始めた今の東京であれば力量的に圏内を標榜可能な位置!押さえる。
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※以上の解析結果を基に、
最終的な予想フォーカス(馬単3点/3連単12点)は開催当日の午前11時までにお届けします!
JRAプロフェッショナル