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日本中央競馬会施行のレースから狙い目の鞍を毎週厳選チョイスし、競馬予想30年余のプロフェッショナルチームが解析します!

スプリングステークス 解析予想

2015年03月20日 19時02分36秒 | 競馬予想
2015/3/22/スプリングステークス/中山芝1800mA/3歳G2/右内回り 発走 15:45
 
-過去9年データ-(2011年・阪神開催除く)

(人気)

◎単(勝ち馬)指標
◆1番人気〔3‐3‐2‐1〕
◆2番人気〔1‐0‐2‐6〕
◆3番人気〔2‐2‐0‐5〕 → 1~3番人気勝率/66.66%
◆4番人気‥1勝
◆5番人気‥1勝
◆6番人気‥1勝 → 4番人気以下勝率/33.33%
※上位1~3番人気優位の過去9回だが、見方を変えれば3~6番人気5勝!こちらが優位かも?!
とにかく、ワイド率88.88%と断然の安定感誇る1番人気も勝率は決して抜けてはいないという点が重要!
以下の多面的指標をきちんと精査し、◎単(勝ち馬)軸として大丈夫か?否か?シビアに検証したい!

○▲☆連圏指標
★1~5番人気内決着率55.55%~④①①③③①①③③①
※うち本命決着率(1~3番人気内決着)80%。従って、仮に上位人気決着なら、本命決着の可能性大!
★1~3番人気軸⇒2着人気薄(6番人気以下)/2222%~①⑧②⑩
※ただし、軸に3~6番人気を加えれば、2着人気薄(6番人気以下)決着率は44.44%に跳ね上がり、
1~5番人気内決着率55.55%に急接近!一概に“1~5番人気内決着優勢”の重賞とは言い切れない!
★人気薄(6~8番人気)勝率/11.11%~⑥⑪
※さすがに、軸を6番人気以下の人気薄から抜擢することは憚られる(笑)。
前項目の結論と絡めて思案すれば、3~5番人気あたりからの戦略に最も妙味がありそうである!

△△ワイド圏指標(3連馬券の押さえ=3着付け)
★連圏1~5番人気内決着時の3着馬人気~〔④①〕‐②〔①③〕‐⑥〔③①〕‐⑩〔①③〕‐⑪〔③①〕‐④
※2006年と昨年は3着も1~5番人気内で決着したが、他の3年は人気薄6~11番人気の食い込み!
1~5番人気内によるワンツースリー順当決着も想定すべくではあるが、妙味なし。
確率的には“やや優位”程度であり、絶対視はハイリスク!例え連圏は順当と見ても、押さえは人気薄ベター!
★1~3番人気軸⇒2着人気薄(6番人気以下)決着時の3着馬人気~〔①⑧〕‐②〔②⑩〕‐①
※2例のみだが、3着は1~2番人気!★1~3番人気から2頭以上が揃ってワイド圏から消えたのは2年のみ。
圏内には最低2頭の1~3番人気を組み込むのが無難であり、少なくても3連馬券の3着付けには残したい。
なお、最も注目される3~6番人気勝利時の決着パターンをまとめると下記のとおり!
~〔⑤⑧〕‐⑦〔④①〕‐②〔⑥⑪〕‐①〔③①〕‐⑩〔③①〕‐④
大波乱となった2例はあるが、概ね2着には安定感随一の1番人気が突っ込み、3着も上位人気がベター!
やはり、例え非1~2番人気以外から軸を取ったとしても、3連馬券圏内からは上位人気を外さない方が無難。
★人気薄(6~9番人気)勝利時の3着馬人気~〔⑥⑪〕‐①
※非1~5番人気の勝利は1例のみ。例外的と見るのが妥当と思えるが、仮に荒れても、3着には人気馬を!

(実績)中山コースの経験について不問だが、芝1800mの距離経験は重要な指標!
2011年(阪神施行)の勝ち馬オルフェーヴル含め、勝ち馬10頭には全て芝1800mの距離経験があった!
芝1800mが初めてだった2着馬はマイネシーガルとレッドスパーダ、3着馬はフィフスペトルのみ。
また、こられ3頭にしても中山芝コース経験は有り!芝1800mが初めてのベルーフも気になるところが、
人気しそうなダノンプラチナのように、芝1800mも、中山も初めてというケースは過去10年1~3着皆無!
なお、勝ち星の多い順に勝利の確率も高く、更にマイル~中距離でのオープン勝ち・重賞連対はプラス材料!

(臨戦ローテーション)
※3勝の「きさらぎ賞」組と2勝の「共同通信杯」組が一歩優位だが、今年、前者からの臨戦馬は不在。
ただ、直近3年の勝ち馬は別路線組。臨戦過程が多様化し、上記2重賞に拘り過ぎるのは良くないかも?
なお、勝ち馬は全て前走1~3着からの臨戦馬。従って「共同通信杯」組ではリアルステイールのみが該当!
ただし、そのリアルスティールを筆頭にキャリア2戦馬の1~3着突入馬は皆無!
ミュゼスルタン、キタサンブラック、ベストミックスのキャリア1~2戦馬含めて、取捨は微妙なところである。

(脚質)
/やや差し優位だが、先行勢も適度に健闘!3着は差し馬が圧倒していても連圏は大差なく、人気上位優勢!

(枠順)
/中山施行時の勝ち馬9頭中、実に6頭が1~3枠から(先行・差し互角)!
内枠有利のコース形態。当然かも。なお、2着も内枠優勢!ただし、3着であれば、外枠からの好走が多い。

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★第2回中山芝/第3日目傾向

(中山芝の全般的傾向)
開催前半2週を湿り気含みの芝で使った為に馬場内側の痛みが急速に進行して来ている!
この為、先週は土曜日から“外差し”の利ける馬場。メイン「アネモネステークス」も、
最内から抜け出した軸◎メイショウメイゲツが対抗○テンダリーヴォイスの“外差し”に屈して、2着!
“本命・対抗による差し較べ”は期待どおりだったが、馬場差は大きかった!本番で見直したい!
日曜日「東風ステークス」の◎シャイニープリンスも、“より外”から差したクラリティシチーに、“差し負け”!
反対に、4コーナーで大外に振られる不利を蒙った「中山牝馬S」の◎バウンスシャッセは“外差し一閃”(笑)!
良くも悪くも、久々のパンパン良馬場で差し(特に外差し)が利きまくった先週!今週も良馬場なら、同様か!
なお、枠順は当然ながら外枠が圧倒!内枠から勝ったのは外に持ち出した上記バウンスシャッセのみ!

(先週の中山芝1800m傾向)
先週は土曜日の「第5R(未勝利)」と日曜日メインの牝馬G3「中山牝馬ステークス」2鞍が施行。
上記「中山牝馬ステークス」も、「第5R(未勝利)」も、“外差し一閃”!
枠順はともかく、最後の直線で外にさえ出せれば差し切れる馬場!鞍上の瞬間の判断力も重要てあり、
先週は戸崎騎手と田辺騎手の好騎乗ぶりが中山を席巻!今週も引き続き注目したい!
また、何よりも差せる決め手を備えた馬かどうかも重要であり、ソロソロ、ディープ産駒躍進のプロローグ?!
なお、他の内回り4鞍も徹底して(中~)外差しが利いていたことを記憶しておきたい。

★臨戦ハイレベルレース
2015/2/15「共同通信杯」(東京芝1800m)~リアルスティール
※勝ったのは、新馬勝ち直後の身で果敢に挑んだ1戦1勝馬リアルスティール!
最内1番からス~っと好位のインに収まる好センスぶりで折り合いもスムーズ!道中も抜群の手応えで進み、
最後の直線に向くと先行2騎を捉えてドゥラメンテとの差し較べ!これを余裕で封じ、着差以上の完勝劇!
レース史上初めてとなる新馬→「共同通信杯」連勝をアッサリと達成!このセンス!小回り中山でも楽しみ!

★注目レース
2015/1/18「京成杯」(中山芝2000m)~ベルーフ、ブラックバゴ
※過去9回で9頭が参戦。僅かに2着馬1頭のみという、どちらかと云えば“マイナー”な「京成杯」組。
しかし、今年、ハナ差の勝ち負けを演じた上記1~2着馬は共に未だ馬券圏内外さぬ相手なりの堅実タイプ。
「京成杯」でも着差以上に2頭の強さ際立ち、距離は1ハロン短くなっても同じ中山の重賞だけに再度注目!

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(1~3着圏内候補馬)
※開催当日の正午までに公開の最終的な予想フォーカス(馬単3点/3連単12点)での変更はあり得ます。

◎ブラックバゴ
/キャリアや距離経験等々、“死角”を抱えた人気馬が目立つ今年。
軸に最も相応しい魅力馬が中山芝2000mG3「京成杯」でハナ差勝ち負けを演じたブラックバゴである!
勝ち馬ベルーフも魅力だが、キャリア4戦全てが芝2000m。過去9回の勝ち馬には全て芝1800m経験があり、
「京成杯」にしても、ハナ差は“展開の綾”!むしろ、道中折り合いを欠きながら接戦を演じたブラックバゴ!
1ハロンの距離短縮で折り合いは楽になるはずであり、スムーズにさう捌ければ今回は逆転十分!
1勝馬という点は大きく割り引かざるを得ないが、スマイルジャックの例もあり、内目の5枠5番も歓迎材料!

○リアルスティール
/過去10年で見てもキャリア1~2戦馬の3着内突っ込みはないが、該当馬は僅かに8頭のみ。
その人気も、3頭の3番人気は含むが残りの5頭は全て8~13番人気。
今年の該当馬中、2頭は1~2番人気の支持さえ集めそうな魅力の素質馬だけに判定は微妙である!
距離1800mも、小回り中山も経験のないダノンプラチナには不安も過ぎるが、
2戦2勝が共に芝1800mのリアルスティールについては単の有力候補としてもマークを外せず、
現時点では対抗扱いにとどめるが最終確定予想では軸への抜擢もあり得るいディープインパクト産駒!

▲ベルーフ
/「阪神大賞典」出走のゴールドシップ然り!引退した名馬オルフェーヴル然り!
ステイゴールドの産駒の上級馬は“やんちゃ坊主”が多く(苦笑)分厚い資金での決め打ちには向かないが、
ステイゴールドの全妹レクレドールを母に持つベルーフ、同じ“やんちゃ坊主”であっても戦績は堅実!
さすがに世代トップレベルとの評判高いルージュバックには完敗したものの、
そのデビュー2戦目の「百日草特別」は若さ覗かせながらロス多い競馬で連対を外さなかった点をこそ評価!
その後も若さを覗かせながら出世レース「エリカ賞」→G3「京成杯」を連勝し、4戦・3勝2着1回の安定感!
更に、デビュー4戦、全て異なる競馬場で崩れなかったセンスの良さも光る今年注目のハービンジャー産駒!
勝ち馬全てが芝1800m経験馬という点から単穴評価にとどめるが、一発有っても驚けない!

☆ダノンメジャー
/新馬→オープンを連勝した素質馬!続く新設重賞「京都2歳ステークス」でもクビ差の2着に健闘!
前々走の新設重賞「ホープフルS」の敗因は不明だが(9着)アクシデントの前走「共同通信杯」は不問!
「ホープフルS」では1番人気に推され、「共同通信杯」も5番人気!見限りは早計であり、今一度、見直し!

△ダノンプラチナ
/(実績)項目で触れたように、“芝1800mも、中山も初めてというケースは過去10年1~3着皆無”!
折り合い面にも課題を抱えるダノンプラチナにとって、嫌なデータに違いはないが、
未勝利→500万を共に圧勝して臨んだ「朝日杯フューチュリティS」で世代初のG1を奪取した2歳チャンプ!
2歳チャンプにとっては決してゲンの良い重賞とは云えないものの、
ロゴタイプ(1着)、フサイチリシャール(2着)、アジアエクスプレス(2着)、ローズキングダム(3着)!
過去9回で5頭が参戦し、アルフレード(12着)以外の上記4頭が馬券圏内を確保している点を見逃せない!

△ミュゼスルタン
/昨年夏以来の休み明け。しかも、軽度とは云っても、骨折明け。走ってみなければ解らない面もあるが、
新馬戦を上がり33秒の決め手で差し切り、続くG3「新潟2歳S」もレコードで連勝した2戦2勝の素質馬!
右回り、小回り、ゴール前急坂等々、初ものづくしでも、圏外に葬るにはどうか?他候補との兼ね合次第。

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※以上の解析結果を基に、
最終的な予想フォーカス(馬単3点/3連単12点)は開催当日の正午までに公開します!

監修/サザンクロス競馬塾
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