昨日は東京出張。 お会いした古い友人何人かから「地震や原発についてブログで書かないのですね」
と言われた。
つらいなぁ、書きたいけどなかなか言葉にならない。
被害の大きさもそうだし、破綻した技術について語るべき言葉もないし、ここぞとばかりに大声をあげる反原発派と一緒くたにされたくないという思いもある。
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そこで今回は今私の考えていることでなく、考えるための材料を引用させていただくことから始めよう。
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「原発と地震」の問題を考える際には、つぎの4点をあらためて肝に銘じる必要がある。
(1) 原発の安全性は、莫大な放射能を内蔵することから、ほかの施設よりも格段に高くなければならない。
(2) ところが原発はまだ完成された技術ではない。
(3) いっぽう、地震というものは、最大級になると本当に恐ろしい。
(4) しかし人間の地震現象に関する理解はまだきわめて不十分で、予測できないことが沢山ある。
石橋克彦 (原子力資料情報室通信 443)
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3 よって、当連合会は、現下の緊急事態に鑑み、地域住民と広く国民の生命と健康、安全と安心を守る立場から、関係機関に対し、早急に以下の措置を講じるよう強く求める。
(1) 原子力災害対策本部は、福島第一原子力発電所事故の現状及び今後想定されるあらゆる事態、並びに、各地の放射能汚染の実情と被曝による長期的なリスクに関する情報、被曝防護に関する情報を正確かつ迅速に国民に提供し、適切な範囲の住民を速やかに避難させること。
(2) 国及び東京電力は、今回の事故により避難及び屋内待避の指示を受けた住民等に対し十分な支援及び被害補償を行うこと。
(3) 国、電力会社その他原子力関係機関は、二度とこのような原子力発電所事故を繰り返さないために、原子力発電所の新増設を停止し、既存の原子力発電所については、電力需給を勘案しつつ、危険性の高いものから段階的に停止すること。
日本弁護士連合会 会長声明 2011.3.25
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