築70年の家 (3)

Autodesk Architectural Desktop 2005 （ADT）でも同じモデルを作成した。
屋根の形状にてこずったが、AutoCAD で作成したきっちりした図面があるのでそうむずかしくはない。
来週、千葉の高度ポリテクセンターで ADT のセミナーの講師をする。そこでこのモデルを題材に使うつもりだ。

母親に見せると「まぁ、立派な家やねぇ」って。

築70年の家 (2)

手伝ってもらってAutoCADで図面を作成した。
70年前の家なのに 3 寸厚のベタ基礎、洗面所があるなどけっこうていねいな造りだ。
母親に聞くと、当時の建主は自分で足を運んで現場を指揮していたそうだ。

元の図面は尺・寸でかかれているので、1寸＝30.303 mm の換算をして作図した。寸法はAutoCADの機能を使って [] 内に「寸」表示の寸法が自動的に表示されるようにした。これで元図とつき合わせてチェックが可能だ。
AutoCADってすばらしい。

入母屋の屋根形状が複雑でよくわからない。
母親に写真を撮って送ってもらうように頼んだ。

築70年の家 (1)

大阪の実家の家の設計図がある。昭和 8 年に当時の大阪府警察部に確認申請用として提出されたものだ。
この図面を AutoCAD で入力、さらに ADT を使ってコンピュータの中にモデリングしようと思う。
できれば VIZ を使って私の生まれたころの大阪の下町の風景も再現してみたい。

母親が一人で住んでいるので、耐震補強やリフォームを考えやすいように、というのが動機なのだが、どうせならAutoCAD、ADTの教材や本の素材に使ってやろうというわけだ。

70 年前の図面でも読めば設計者の気持ちが伝わってくるいい図面だ。

今年の年賀状は？

そろそろ年賀状を考えないといけない季節が来た。2002年から自分で描いた絵を使っている。
古い友人から「今年の年賀状、楽しみだね」と言われたこともあった。そう言ってもらえると今年はもっと力を入れなければと思う。

同じような色（バーミリオン）ばかりだから、今年はブルーに挑戦しようか。

　　　　

AutoCAD 2006 ？

いちばん早いのは upFront.eZine というCADについてのニュースを配信するメーリングリストだったと思う。

The next AutoCAD (2006?)is scheduled to ship in March; perhaps it too will have enhancements to its 3D.

と次のバージョンの AutoCAD について触れていた。
日本でも最近、ある掲示板ではそのコードネームとともに取り上げられていた。

毎年、AutoCADが新しいバージョンになるのだろうか？
AutoCAD の機能アップはいいことだ。一般にAutoCADの新バージョンが出ると。新機能への評価は「たいしたことない」と低いものになっているが、数年するとその機能がなくては使いにくいところまで定着してくる。
AutoCAD 2005 のシートセットマネージャ、表、フィールド式・・・きっとそうなるだろう。
古い機能で充分図面がかけると言い切れる人はそれでいい。R12をずっと使っている人もいる。

新機能はいいことだが、毎年のバージョンアップで金を得ようとする企業の方向は別問題だ。