研究日誌。

大規模なグラフ処理に対してメモリ階層構造を考慮した高性能なソフトウェアを開発。

2プロセスで実行 - heap 法。

2008-07-17 23:33:41 | Weblog
バケット法に行った実験と同様な実験をこちらにも行った。ヒープ法では、バケット法と比べ、全体的になだらかである。

「ダイが異なるコア同士」、「L2 を共有してはいないが同一ダイ上のコア同士」では、影響を見せない。前者から L2 上に作業領域がのっていること、後者から2プロセスでもバンド幅を使い切らないことがわかる。

同一ダイ上ではやはり低速化してしまうために、以下のサイズということがわかる。
3MB ≦ ヒープ ≦ 4MB

しかしながら、全米グラフでもヒープは最大でも 8000 要素ほどしか格納されていない。8000 x 16 = 2^17 = 128 KB なので、上は大きすぎる。ヒープ自体は密であるが、アクセスは疎になってしまうために、無駄なロードが原因だろう。