上田ゆう子のあやせブログ

日々のでき事への私の思いをお伝えしながら、
政治のこと、社会のことを、ごいっしょに考えていきたいと思います

だれのための米軍、自衛隊か-映画「パパママバイバイ」

2006年07月21日 | 平和と安心
新日本婦人の会の夏休み平和映画会「パパママバイバイ」を観ました。1977年に厚木基地を飛び立った米軍機が横浜市緑区(当時)に墜落。幼い男の子2人の命がうばわれ、全身やけどとたたかったお母さんも4年後に亡くなった事故を描いたアニメです。
私の実家は緑区の隣の瀬谷区でしたから、当時学生だった私にとって、この事故はたいへんな衝撃でした。とくに、直後に救助にきた日本の自衛隊のヘリコプターが、子どもたちやお母さんを助けずに、ジェット機を墜落するにまかせてパラシュートで脱出した無傷のアメリカ兵パイロットだけを運び去ったという現実が、私の胸に焼きついてはなれません。その場面を改めて映画で観て……。
いまのアメリカと日本と、そして日本の国民との関係。米軍は日本の国民を守るためにいるわけではないこと。自衛隊は日本の国民より米軍を優先すること。この現実をよく表しているとつくづく感じました。
綾瀬市の空を米軍機が飛ぶのを見るたび、同じような事故が起きるのではないかと不安でなりません。

この映画は、8月末まで県内各地で上映されます。
7月21日海老名文化会館/25日座間ハーモニーホール/27日エポック中原/28日相模原あじさい会館/30日横浜市教育文化センター/31日青葉公会堂/8月21日鎌倉芸術館/25日横須賀芸術劇場/30日茅ヶ崎市民文化会館