ばちかぶり季記 人生いきあたりばったり

なんとかなるもんよ。・・・・・・たぶんね。

ジャム瓶の扱いについて。

2016年07月01日 | 諸々
春先からこっち、私同様にジャムやマーマレードを作る方が多いですね。
レシピは探せばいくらでもあるけれど、瓶の扱いについては意外に知られていないような。
「冷蔵庫に入れてすぐ食べきっちゃう。」なんて場合はタッパでもなんでもいいんですけど、
私のように、いつ食べるか分からない他人様にさしあげる場合はそうはいかない。
というわけで『ジャム瓶の扱いについて』、少々。

1.瓶を煮沸します。大鍋の底に清潔な布巾か厚手のキッチンペーパーを敷きます。(私はリード2枚敷き)
 
2.洗った瓶を鍋に並べて水をなみなみと注いで沈め、火にかけます。(水が先だと布巾が浮く)
 
3.沸騰後は適度に火を弱めて30分以上グラグラ煮沸します。
 
4.その間にジャムを仕上げます。
 
5.瓶の蓋を熱湯にくぐらせておきます。蓋はグラグラ煮るとパッキンが痛みます。80度で5秒が推奨だそうです。
 
6.鍋からトングでアチチな瓶を引き上げて手に取り、勢いよく振って水気を切ります。(熱いので、手袋をするかタオル等でくるんで下さい)
 
7.熱い瓶に熱いジャムを詰めます。瓶の口周辺についたジャムは綺麗に拭き取ってください。
 
8.瓶の蓋を普通にしめます。
 
9.約1分後に蓋を一瞬だけゆるめて、熱で膨張した空気を一瞬だけ逃がし、すぐにキュッと固く締めなおします。これで脱気ができて密閉されます。
 
ここまででもいいのですが、私はさらに煮沸します。
 
10.最初の煮沸同様に布巾を敷いた鍋に、蓋をきちんと完全に締めた瓶(まだ熱い)を並べて瓶の高さの七~八分目くらいの湯を張って鍋に蓋をし、あまりガタゴト言わない程度の火加減で30~40分。
 
11.お湯から引き上げて蓋の上面の水滴を拭い、放置して自然冷却します。

熱いジャムを詰めたあと瓶を逆さにするのは無意味でNG。蓋をゆるめたまま煮沸するのも脱気できないうえに弊害あり、だそうです。
 
セーフティボタン付きの蓋の場合、完全に冷めた頃にペコ!ポコ!という音とともにボタンが凹みます。
作業を終えて他の部屋でリラックスしていると台所のほうからペコポコと音が聞こえるのは達成感がありますな~~。
手間のかかるマーマレードの場合、うちのような2口ガスコンロで一日に作るのは15~6本が適量なんですけどね。でも3口4口のコンロでも30cmの大鍋はやっぱり2つしか置けないのかな。
そして、これだけやっても常温保存すると残った空気でジャムの上の面から酸化するのか色が少し変わってきます。私のマーマレードが未開封でも冷蔵保存をお願いするのはそれゆえです。
 
それから、いざ食べようとしたら密閉が効きすぎて蓋が開かない!!って時は瓶を逆さにして蓋部分を熱い湯に漬けてから回してみて下さい。それでもダメなら蓋の角を固い物で殴る。へこみますけどね。開きますよ。
 
脱気方法などの情報は瓶の問屋さんのサイトから得ました。
毎年数十本も消費するので、ずいぶん前から箱買いしてます。
中国空瓶株式会社さん。CHINAじゃなくて日本の中国地方、岡山県の問屋さん。
すべて国内産、日本産です。瓶は選べる蓋付きですが、蓋だけでも追加買いできます。
ここのところ私は、なんか高級っぽい八角瓶とキラキラ光る金色の蓋の組み合わせが気に入ってます(笑)。

こちら → ちゅうくうWEB SHOP http://www.chuku.jp/

脱気について → ジャムの脱気を成功させよう!http://www.chuku.jp/page/40

ツイストキャップについて → 広口瓶の主流、ツイストキャップの特徴と使い方 http://www.chuku.jp/page/8 


ジャム以外のものの瓶詰め作業も同じだと思います。参考になりましたら幸いですにゃ。





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