ばちかぶり季記 人生いきあたりばったり

なんとかなるもんよ。・・・・・・たぶんね。

やわたんまち

2009年09月21日 | 諸々
毎年九月に館山市で“やわたんまち”という2日間にわたる祭りがある。
今年2009年は9月19日20日。
正式には『安房国司祭鶴谷八幡宮例大祭』。平安時代から続くと言われ、県の無形文化財に指定されている。
鶴谷八幡宮は平安初期に創建された安房国総社。本殿で応神天皇、仲哀天皇、神功皇后を祭神として祀る。境内社は若宮八幡神社、高良神社、鹿島神社、西宮神社。

その鶴谷八幡宮に南房総の各社から10挺の神輿と5基の山車・お舟が集結する盛大なもの。
南房総に来て丸4年近くになるがまだ行ったことがなく、今年初めて最終日の最後のほうを見に行った。
前日に宮入りし八幡神社で一夜を過ごした各神輿がそれぞれの地へお帰りになる“還御”の時間帯である。

“やわたんまち”とは、“やわたのまつり(八幡の祭)”が音便化したものだろう。
“大祭”も“おおまち”と呼ぶし、屋号で例えれば“清右衛門”は“せえみ”となるように言葉の音便化の多い土地だ。



一の鳥居から二の鳥居を見る。
日ごろはスカッと広々している参道が、一の鳥居手前からびっしりと露店が並び、人があふれている。



二の鳥居から一の鳥居を望む。お彼岸の真西の海に日が沈む。
行灯に書かれている文字はたぶん『五穀豊穣』?。



↑ 本殿前で“もまれる”神輿。この前に若宮前でも“もまれる”。(上下左右にゆっさゆっさ。)



↑ そして約200mの参道を一気に駆け抜ける。



↑ 駆け抜ける。

最後の神輿が還御されるのは午後九時くらいらしいが、その前に帰った。
南房総は古い祭りや山車が多く残る土地。
来年は5基の山車・お舟の宮入りと退出を拝見したいものです。



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