昨日は大切なお客様と碧南市藤井達吉現代美術館に行ってきました。
最近は東京に行って画廊や美術館に行ったり、今回もこんな時間を久しぶりに楽しんでいるようです。
待ち合わせがお昼前だったという事で、何処かで美味い物でも食おうと思って、最初に思いついたのが、碧南の手前に有るかわら美術館のレストランだったのだが、行く途中で私が、ちょっと贅沢なレストラン「温古舎」を思い出した。ここは依然近藤愛花ちゃんがここで演奏会を開くと言うので、呼ばれて行った事が有って知った場所だ。多くの方々が集まる社交会で、私もここで一言挨拶をさせて頂いた。この社交界の場所と隣接した所にレストランが有って、まだこのレストランで食事をした事が無かったので、良い機会だと思った。
ここは名前はこの辺りでは知られている所なのだが、看板も小さな物で、すぐに目に飛び込んでくるような作りでは無い。知る人ぞ知ると行った雰囲気で、重厚な作りとなっている。お昼を少し過ぎた所だったのだが、人気の日替わりのランチはもう終わっていて、パスタランチを頼んだ。
私は食の通でも無ければ、評論家でも無いので、ここの味について語る事は辞めて置く。
なにせそんな偉そうな立場でも無いし、そもそも食を語るのはどうもいやしく感じてしまうし、職人に失礼だ。
ただここの雰囲気とゆったりとした時間は贅沢なものだった事には違いが無い。
美術館では、近代彫刻のルーツを物語っていて、衝撃的な展覧会であった。
最初は高村光雲の彫刻から始まり、この仕事の厚みというか精神性の高さというか震えが来るほどの物だった。
確かなデッサン力と大胆さと繊細さが見事に融合し、この時代の良い物を見ることは本当に勉強になる。同じ彫刻をやっているとは言ってはいけないのではないかと思えるほどの仕事。隅々まで行き届いた仕事にただただ驚くばかりだった。
はたして現代の彫刻家でここまでの仕事が出来る人間がいるとは思えない。歴史を刻んできた先駆者達の仕事は頭から雷を落とされたかのようだった。
それが段々と時代を経るごとに、仕事の充足感が薄れて行き、記憶に留まるほどの作品が無くなってくるのだ。先駆者達の仕事を見ながら反省ばかりしていた。
この精神性の高さは何なんだろう?自分がこれからこの仕事を続ける上で、こうして感動を与える物がはたして出来るのだろうか?
まだまだ青二才。
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