沖田廉平さん。

沖田廉平さんは父の昔からの友、と言うよりも子弟関係で、私がそれこそ生まれる前からの付き合いをしている画家さんだ。今日は刈谷の画廊に行ったら沖田さんが見えていて、何年振りかに再会した。
私の家には車が無くて、沖田さんは車を持っていたので何時も親父の絵を運んだり、父が好きだった釣りに付き合わされたりし、私も何度か一緒に連れて行ってもらった事が有る。
特に印象的だったのは私が小学校４年生の時、伊良湖まで行くのに夜中に出発し、次の日の夕方近くまで釣りをしてから帰った事だ。勿論一日中釣りをやっていたわけでは無く、砂浜で昼寝をしながらの釣りだったが、まだ当時は魚が沢山釣れて、イシモチ、キス、ベラ、カワハギ、メゴチなどクーラーに満タンになるほど釣れた。家に帰ってから魚を捌くのを手伝ったのはこの時が初めてだった事も思いだした。
沖田さんとは５０年以上の付き合いという事になり、家族以外で誰よりも私の事を知っている事になる。
最近はお歳を召され、何をするにも面倒くさくなったと言っておられた。７０半ばともなれば色々と億劫になるのかもしれないが、お元気そうな御顔を拝見出来てよかった。
絵を描いているせいか確りとしておられ、これからもお元気で活動されるようにお祈りした。



日記彫　ＮＯ，111




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