尾崎 慎 の 彫刻ライフ

石彫刻家尾崎慎の作品の紹介や、展覧会情報、これまでに起こってきたエピソードや日記など様々な事を綴って行きます。

輝く瞳

2010-08-02 22:41:02 | 日記
私は月に一度老人保養施設に行き、お爺ちゃん、お婆ちゃんのお絵描きを教えています。
そこには様々な人生還が有ります。
ここに来始めてもう一年が過ぎ、すっかりここの方たちともお友達になって、私はここに来れる事を一つの楽しみにしています。
ここに来る他は子供達や受験生まで幅広く絵を通して人と触れ合っています。
下は5歳から一番高齢の方で96歳です。
最初ここの老人保養施設からお話が来た時は少し躊躇しました。それまで高齢の方達に絵を教える事など無かったし、自分で何処まで出来るのかとても不安でした。
しかし、今はここでこうして人と触れる事によって学ぶ事の多さに驚きます。
今までそれぞれの人生を過ごされてきた人生の大先輩達です。
昔、看板やさんをやっていた方は、黙々と絵を描きます。
絵のグループ展でデパートに出品して、絵が売れた時の喜びを語る人、絵を描くことが何十年ぶりかで味わい、その楽しさを再発見して、喜ぶお姿。
ここに毎月集まる方達の瞳は輝いています。
その瞳の輝きは5歳の子供たちの目の輝きと同じです。
絵を教える事より、自分が学ぶ事の方が多いような気がします。

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