モデルさんの気持ち

昨日また地元のクロッキー会に参加してきました。
勿論ヌードクロッキー会ですが、市役所の対応の悪さでこの日はヌードが出来る状態になりませんでした。
と言いますのは空調の関係上、１１月の中旬まで暖房を入れる事が出来ないと言うのです。温度設定が２７度の冷房になっていました。
この状態では当然必要以上に湿度を取られてしまいます。外気が１５度を切った状態で、温度設定を２７度にしたからと言って、室温が上がる事は有りません。
最初は電気ストーブも用意して、準備したのですが全く服を脱げる状態にはならなく、コスチュームからスタートしました。
途中でモデルさんから「ヌードできますが。」とおっしゃって下さったのですが、作家の立場から「とても出来る状態に無いので、止めた方がいいです。」とモデルさんに対する言葉が投げかれられました。
私は高校２年生の生徒も連れて来ていました。
こういった機会にプロの作家たちが普段している仕事の風景や雰囲気を教えて上げれればいいと思っていましたので、ヌードクロッキーは出来なくて、残念だったのですが、その反面生身の人間を扱う作家の姿を見せる事が出来たのは良かったのだと思います。

ここには電車や車で１時間以上かけて描きに来て下さる方もいらっしゃいます。その方々にはとても気の毒な事をしてしまったと思います。
とても残念な事でしたが、今回は最後までコスチュームのまま終了しました。

お役所の仕事の立場も分かるのですが、我々がしている仕事をもう少し把握して頂き、このような事が起こらないような対応をして頂きたいものです。