梅雨の時期に入りました。先日雨の中何時もの道を走っていたら何時もより燃費が悪いと気づきました。雨が降っていないドライコンディション時に同じルート同じ距離を走った時の燃費が悪くなっています。以前まで乗っていたクルマでは、燃費は給油時に計算していたので走行コンディションの違いで燃費を見ていなかったため気にもしていませんでした。
今回、T-connectナビDCMパッケージにしたことで、マイカーログ情報から燃費データを見ることが出来て燃費に関して気にするようになり、雨の日の燃費が悪くなるのを実感しました。そこでマイカーログデータと、気象庁のHPから過去の地点気象データをダウンロードして、雨の日のトリップデータを集計して比較しました。
マイカーログのトリップ情報を集計したexcellデータ
過去の地点気象データをexcellに読み込んだ
この二つのデータを調べて、同一の出発地点から同一の目的地までのデータを雨の日とそうでない日のデータを抜き出して燃費を比較してみた。
5月1日から6月8日までのデータで、条件に合ったのは3回しかなく少しデータ不足ではあるがはっきりウエットコンディション時の燃費の悪化が数値化された。
ドライコンディションの平均燃費 25.6km/L
ウエットコンディションの平均燃費 23.3km/L
9.2%の燃費低下である。
データの抽出条件は、走行距離58km 同一ルート
クルマのエアコンは24~25℃の設定
タイヤ TURANZA ER33 215/45R17 87W
空気圧 2.3k/㎤ (ただし トリップ1の時 2.5kg/㎠)
雨の日ではタイヤの前方に水溜まりができ、水をかき分けて進むときかき分ける力が転がり抵抗を増やします。これが燃費悪化の原因です。このかき分ける力を少しでも少なくするためにタイヤメーカは色々工夫したトレッドパターンを作っています。
新しいタイヤに交換するときは、ドライコンディションとウエットコンディションでの転がり抵抗の差が少ないものを選択することも、タイヤ選びのポイントとして見ることが出来ます。
タイヤのカタログにそこまで詳しくデータが公表されているか判りませんが、知りたくなりますね。
T-Connectで得られるクルマのデータを使ってエコにチャレンジ・・・ まだまだ クルマの楽しさ、面白さを 発見できると思います。