LivyとSally~双子育児日記~

2005年10月10日、双子の女の子をアメリカで出産しました。

出産報告

2005年10月18日 | 双子の育児(0-1ヶ月)

10月10日 夜10時32分と36分に、無事双子が誕生しました。  

朝6:45分に入院し、まずはお腹の張りを見るNSTを始める。双子はこの日が誕生日だと覚悟していたのか、促進剤を打つ前なのに定期的な陣痛が来ていた 朝8:30頃より陣痛促進剤を打ったのだけど、ナースが点滴を打つ血管をなかなか上手く探せなくて、2回試したんだけどいずれも失敗。めちゃくちゃ痛い 「あなたの血管はすごく潰れやすいのよねぇー...」などど、自分の失敗を人の血管のせいにされて、このナースで大丈夫なんだろうかと不安がよぎる その後、別のナースがやってきて、4回目にしてようやく無事に点滴を打てることに... 

Dr.Lagrewが来てくれるのかと思いきや、Dr.Kurtzmanが昼頃病室に来てくれて、いよいよ破水。 「ちょっと不思議に思うんだけど、何で今日入院なの?」なんて変な質問をされと思っていたら、どうも今日の当直はDr.LagrewではなくDr.Kurtzmanで、その為出産が夜になったらDr.Lagrewはその場に居れないとの事。えぇ~ これまでずっと診て貰っていたのに、そりゃないよ...Dr.Lagrew。彼は人柄はとってもいいのだけど、どうもスケジュールを把握していない事が多いのが難点。うーん、でも入院してしまったのだから仕方が無いかぁ。そんな会話も早々に、破水をしましょうという事になり、旦那と母は病室の外へ。破水はそれほど痛くないと聞いていたから、そんなに怖くなかったけど、やっぱり実際はちょっとしんどかった。

ナースが、「破水させたら痛みが激しくなるわよ。辛くなったらいつでも麻酔(点滴で打てる比較的軽めのもの)があるから、言ってね」 と言ってくれたのだけど、2-3時間経ってもそれ程痛みに変化なし。陣痛ってこんなもの?なんて、その時はまだ余裕だったのだけど、午後3時頃から痛みが増してきて呼吸法で乗り越えようとしていたんだけど、子宮口が1-2cmからなかなか開かず、陣痛だけが来ている状態がしばらく続く。 それでも陣痛の合間にTVなんかを見ていてまだ余裕だったんだけど、さすがに夕方頃呼吸法でも辛くなり、点滴の麻酔をお願いする。点滴された瞬間めまいがクラっときたんだけど、すぐに痛みが遠のいていくのが分かる。その時点ではまだ子宮口が3.5cm位だったと思うんだけど、程なくしてDr.Lagrewが病室に来てくれた頃には、子宮口が5cmになっていて、私の痛みも呼吸法では誤魔化せない痛みになっていたので、ついにエピドュラルを打ってもらう事に。 どれ位痛いのかなぁなんて不安だったんだけど、陣痛の痛さに比べれば、全然楽。あっという間に打ち終わって、それからは陣痛が来ている感覚は分かるものの、かなり痛みから開放され身体が楽に Dr.Lagrewが夕方6時頃もう一度来てくれたのだけど、「予想より時間が掛かっちゃったね~。僕、なるべく夜居るつもりだけど、当直じゃないんだよね」なんて、のんきなセリフを残しながら退室。10分後位に来たDr.Kurtzmanが、「Dr.Lagrewはさっき帰っていったよ」って..おーい、なるべく居るって、たったの10分かぃ!早っ!

とあっけにとられつつ、ひたすらベッドで子宮口が開くのを待つ。その日は、地元Angelesの野球をTVで中継していたんだけど、ナースやDrも部屋に来るたびに、私の様子を見るのもそこそこに、TV中継に夢中になっている様子がまる分かり。その日は、Angelesが勝ったんだけど、勝った瞬間に「きゃぁ~!」とバカでかい声がナースセンターから聞こえる 皆、のんきよね~...

結局、子宮口が全開になったのが午後10時前。ベッドに寝たまま手術室へと連れて行かれたんだけど、そこには一人しか付き添いが出来ないと言われ、旦那のみ手術着を着て私と一緒に移動。私は何故かその時激しい震えに襲われ、どうにも止める事が出来なくなってしまった 緊張しているから?と思ったのだけど、Dr達は別段気に留めていない様子。手術室に入ると、分娩台に移されたんだけど、何しろ頭が下がっている状態のベッドだったので、息苦しくてしょうがない。ナースは何やらべちゃくちゃ喋りながら準備をしているから、必死に「息が苦しい!息が出来ない!」と訴えたのだけど、準備をしているから待って、と言われるだけ。こっちは1秒でも早くベッドを何とかして欲しいのに、その後もまだ喋りながら準備をしているから、しつこく「息が出来ない!」と訴え、ようやく背中に枕を入れてもらって少し楽な姿勢に。その時、旦那が「入ってきたよ」と言いながら、私のベッドのそばに。立会い出産は嫌がっていたんだけど、結局ナースにせかされた事もあって?、入ってきてくれた 

準備が整って割りと直ぐ、Drに「はい、Pushして~」と言われ、「え...もう?」と思ったのだけど、とにかくイキンでみる。何度かイキムんだけど、「う~ん、そのポイントじゃないんだよねー」と言われる 息も10秒持たせなきゃいけないんだけど、姿勢が辛いこともあって、とてもじゃないけど10秒も持たない。それでも必死で何回かイキンでみたあと、Dr.が「私のほうに押し出すんじゃなくて、下のほうに力を入れるんだよ。う○こしたい時みたいに!」と言われ、その様にイキンで見ると、「そうそう、Good Job!頑張って!」と言われ、数回Pushした後、「ほら~、頭が見えてきたよ~」、とDr。何度も「Good Job 」とか「You are star」とか励まされながらイキムと、赤ちゃん(長女:2560g)が大きな泣き声を上げて誕生 泣き声を聞いた瞬間、どっと安心したんだけど、何しろもう一人産まなくてはいけない。2人目は2-3回イキムとDrが「もうPushしなくて良いよ」と言ってくれて、スルっと2人目(次女:2490g)も誕生 旦那も私と一緒になってイキンでいたみたいで、終わった瞬間に2人でただただ「良かった、良かった」と声をあげる。その後、旦那はのへその緒を切ったり、ビデオを撮ったりして忙しそう。私は胎盤×2を出さなきゃいけないし、色々縫われてるので動けないんだけど、とにかく二人の元気な泣き声を聞いて幸せ&満足感で一杯。

その後、陣痛室へまた戻されたんだけど、麻酔が切れてきたせいもあるのか、身体がしんどくて仕方がない。やっぱり2人分の出血もしてるし、体力を消耗しているので、ずーっと「ウーウー」唸っている状態。旦那と母が会話しているのは分かるんだけど、とにかく陣痛よりもしんどいくらい苦しかった。夜中の2時に回復室へ車椅子で連れて行かれたんだけど、その後の記憶はあまりない。その後、出血によるショック症状で激しい震えが止まらなくなり、また筋肉を思いっきり緊張させなきゃいけなかったので、更なる体力消耗。 私にとっては陣痛よりも苦しかったかも...

ひどい貧血状態だった事もあり、結局退院は1日延びて13日に。双子の授乳、搾乳は大変だけど、毎日少しずつ私の体力も回復しているので、あまり無理せず双子との新しい生活を頑張っています