テルウェル東日本OB会
テルウェル東日本OB会はテルウェル東日本グループ会社を退職された皆さんの会です。




 

  テルウェル東日本OB会

   会 長   中 山  進

 

新年あけましておめでとうございます。

テルウェル東日本OB会の皆様にとって本年が平穏で過ごしやすい良い年になることを心よりお祈り申し上げます。

◇2020年を振り返って

昨年はラグビーワールドカップで日本中がワンチームで盛り上がった2019年に引き続き、2020東京オリンピック・パラリンピックが開催され日本全体が興奮に包まれる期待の年のはずでした。

しかし、中国武漢で発生した新型コロナウイルス(COVID‐19)は瞬く間に全世界に広がり、パンデミック(感染爆発)の状態に陥りました。

各国では非常に厳しいロックダウン(都市封鎖)や感染防止対策が行われました。

日本でも4月7日から7都府県に対して緊急事態措置が実施され、やがて47都道府県に拡大され5月25日まで続きました。

夏が来れば感染は収まるのではないかと期待しておりましたが、その後一向に衰えることはなく第2波、第3波と一層拡大していく状況が続きました。

また、7月には熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で集中豪雨被害に見舞われ、2019年に続き大きな被害を各地にもたらしました。

振り返ってみれば新型コロナウイルスと災害に翻弄された一年だったと思います。

◇新型コロナウイルス感染状況

世界中での新型コロナウイルス感染者数は2020年12月末時点で8,000万人、死亡者数は180万人を超えています。

同時期の日本では新型コロナウイルス感染者は20万人、お亡くなりになられた方は3,000人を超える状況となりました。諸外国に比べ感染は少ない状況ですが、11月になって第3波が到来し、経済回復を狙った各種のGoToキャンペーンの一部停止や感染拡大地域での時短や外出自粛要請が行われるなど予断を許さない状況となっております。

日本の新型コロナウイルス感染がアメリカやヨーロッパ諸国に比べ少なく抑えられている理由はよく解っていませんが、三密を避けマスクの着用徹底、ソーシャルディスタンスを取り、手洗いやアルコール消毒の励行などの感染防止対策を律儀に守る日本人の国民性が寄与したことと、日本の高度な医療水準と医療従事者の方々の献身的な努力が感染拡大を抑えることができた要因としてあったと思います。しかしながら、これ以上の感染拡大が続けば医療崩壊の危機も懸念されています。

感染防止の切り札であるワクチンの開発、接種は本年前半には行われる見通しと言われています。それまでは気持ちを緩めず会食を控えるなど感染予防対策をしっかり取って過ごしていきましょう。

◇コロナ禍におけるOB会活動

 昨年のOB会の活動としては、新型コロナウイルスの感染防止対策徹底の観点から、各支部の活動も支部総会は書面による開催、各種レクリエーション活動は、ほとんどがストップせざるを得ない状況でした

新型コロナウイルスの感染防止への対応とは言え仲間同士で集うことで情報交換や旧交を温めることが主体のOB会活動としては大変厳しい一年であったと思います。

私はOB会長を引き継ぐにあたり『魅力あるOB会創り』をテーマに取り組むこととしました。そのためには会員一人一人がOB会に参加して良かったと思える施策を充実していく必要があると思っています。

昨年は手始めとして「米寿・白寿」を迎えになる方々に対して祝詞とともにお祝い金をお渡ししました。新型コロナウイルスで各支部の総会が開かれなかったため郵送になってしまいましたが、本来であれば支部総会にお招きして直接お渡ししてお祝いさせていただくことで新たな交流が生まれたのではないかととても残念に思っております。

今後ともこういった心温まる施策を取り入れ会員サービスを充実していきたいと思っています。そのためには本部、各支部でアイデアを出し、多くの会員の皆様が喜んでOB会を活用していただける施策づくりが課題だと思っております。

また、会員の皆様からのご要望に耳を傾けお応えしていくことが必要であると思っております。これを機会にどんなことでも結構ですので会員の皆様のご意見・ご要望をお届けいただければ幸いです。

◇フレイルにならないために

ある講演会で諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生のお話をお聞きする機会がありました。先生は『人生100年時代に死ぬまで自分らしく生き、ころりと逝くピンピンコロリ(PPK) のためには、フレイル=虚弱にならないことが肝心』と講演されておりました。

フレイルにならないためには『一に筋力、貯筋をすること。二に口腔を鍛えコミュニケーションをとること、三に社会との接触を避ける社会的引籠りにならないことがその予防法』とのことでした。

筋力トレーニングには鎌田先生が提唱している鎌田式スクワット(足の筋肉の強化)と踵落とし(骨の強化)が効果ありとのことでした。

 鎌田式スクワットと踵落としを毎日続けることで筋力を維持し、OB会などの機会を活用しコミュニケーションを図り、社会的に引籠らない努力をしていくことが元気に暮らしていくヒントになるのではないかと思っています。

◇光の先に

私は新型コロナウイルスとの戦いは長く続き、終息には時間が掛かると思っています。一方ではいずれ新型コロナウイルスのワクチンが開発され、国民への接種が進み感染が終息するとも思っています。

その先の私たちはどのように暮らしていくのでしょうか。その時は2020年以前の元の暮らしが単純に戻ってくるのではなく、新型コロナウイルスと言う貴重な体験を生かした新しい暮らしが拡がっていく、新常識(ニューノーマル)に対応した暮らしが訪れると思っております。

OB会の皆様が新しい時代になってもその暮らしに前向きに対応し、毎日楽しく元気に明るく暮らしていかれることを心より祈念しております。

『光の先に』

撮影地:小田原文化財団江之浦測候所

    冬至光遥拝隧道

 

 

 

 

 



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