秋田 子ども図書館 がんばれブログ

秋田イトーヨーカ堂子ども図書館が閉館することになりました。すばらしい司書さんと蔵書を子どもたちに届けたいです。

郡山の子ども図書館 その2

2009年09月30日 | 全国の子ども図書館閉館

 時計が14時30分をさしました。
子ども図書館の奥の書架をバックにして
司書Tさんが座ります。
目の前には、たくさんの子どもたち。
期待に目を見開いて、子どもサイズの木製の椅子に座っています。

 「それでは恒例の・・・」
と言うが早いか、司書Tさんは くるっ。まわれ―っ右!
腕を体と直角にあげて、そろえた指はおだやかにしなりながら 
指先までピンと伸びています。
突然の司書Tさんのポーズに、鶴ママは唖然。
なにをするきなの!?(←失礼ながら、本当にこう思いました)

そこに現れたのは、なんとくまさん
そう、これは くまさんの ステージだったのです!

「一本道をてくてくてく」

おお、本当に道を歩いている!すごーーい。
くまさんはみちを歩いて、歩いて歩いていきました。

次は、スタッフのMさんによる
「おおきなかぶ」
やさしい、かわいらしいお声でお話が進みます。
おじいさんとおばあさんが現れて、まだぬけないと、
子どもたちの間から、「次はいぬ!」「さいごはねずみだよ!」
という声が聞こえます。
きっとみんな、この本を何度も読んでいただいているのでしょうね。
なんとも微笑ましい気持ちになりました。

 つぎは、いよいよ司書Tさんによる 絵本読みです。
題名は
「ラチとライオン」
このとき、鶴ママは すっごくドキドキしていました。
司書Tさんはどんな お話をなさるのでしょう?
私は、ふと、秋田の司書さんのお顔を思いうかべました。

 読み聞かせが始まって、鶴ママはびっくり。
司書T さんの声は、なんて、よく響くのでしょう!
すごく線の細い方なのに、高すぎず、低すぎず、
ボリュームのある素敵な声!
独特の語り節に、いつしかすっかり引き込まれてしまいました。
なんだかドキドキします。
さっきのドキドキとは違うんです。
ラチはどうなるの?って、次のページが気になって仕方がないのです。

 そんな風に 緊張しながら絵本聞いていますでしょ?
なのにね、最後のページをめくったら
人が変わったような かわいい声で 
「おっしま~い
っていうんですよ!

もうもう、すっごくかわいくてとりこになってしまいました。
司書Tさんの読み聞かせ、癖になってしまいます。

物語のの最後には、司書Tさんからメッセージが送られました。
「こわくてもしなくちゃいけないことがある時は
このライオンのことを思い出して下さい。
やらなくちゃ、という気持ちになれるかもしれませんよ!」

             その3につづく

*上のイラストに書いてある赤いお魚は、
郡山のみなさんが、でこぼこ工房さんを歓迎するために
一生懸命作った 「スイミー」です。
色画用紙で一匹一匹つくられています。
愛情たくさんのスイミーです!



  


郡山の子ども図書館

2009年09月24日 | 全国の子ども図書館閉館

 9月22日、閉館前日の 郡山の子ども図書館に、
不穏な動きの一家が訪れました。
その一家は、昔からいたかのように周りを見渡しくつろぎ顔。
しきりに「へえーーーー」 「ほおーーーーー。」と言っています。
肩に担がれていた 女の子は、部屋を見ると 急にあばれだして
靴をぬぎすてると 書架の間をばーーーーーーーーーっと走りだしました。
まるで、その場所を 知っているかのように。

  ・・・・、そう、 その怪しい一家は 鶴ママ家だったのです。
秋田から 朝6時に出発。祭日ETCの利を使い、昼過ぎに
郡山の子ども図書館に到着したのです。

久しぶりの、 本当に久しぶりの子ども図書館!!
さあ、存分に堪能するぞ!!
 
  つる茶は、我が物顔で 図書館内をねりあるきます。
いつもは はじめての場所・知らない人がいれば、ひっつき虫になる彼女。
そんなそぶりは全くなく、その態度は ここが、どんなところか
知っているようでした。
 
  つる茶が 初めて子ども図書館を訪れたのは 生後3か月のとき
  秋田子ども図書館が閉館した時は 生後8か月。
 
  でも、覚えているみたい。
場所は違えど 雰囲気は同じだから・・・。
 子どもってすごい。

ふふふ、そんなわけで、このあと
郡山の子ども図書館 ご報告☆を行います。

まず、これは だあれ?


 
つづく


9/16朝日新聞 

2009年09月19日 | 全国の子ども図書館閉館

 9/16 、全国の支援者の方に
「朝日新聞」というキーワードのメールが飛び交ったそうです。
そう、ヨーカドー子ども図書館の存続をうったえる方々の記事が
朝日新聞の生活面に どーーーーーーんと、載ったそうなのです!

「檜のおもちゃ ウサギとカメ」 9/16 朝日新聞記事  
(つちのこさんの許可を頂いてリンクをはりました)

*********************

 私は夜に、いづばさみさんから教えていただき、
深夜のコンビニに走りました。
 すると・・・・、うわあ、つちのこさんの写真だあ。
  これは、大宮でおこなわれた組木人形劇ですね!
  
    ご覧になっている方々のお顔が 輝いています。
    最前列・ベストポジションのお姉ちゃん・お兄ちゃん達も
    お父さんに抱っこされている女の子も、
    のびあがって、おもわずたっちしちゃったような赤ちゃんも
   視線はぞうくんの組木に釘付け。そうして

 みーーんな笑顔!!
    
    その周りを 子ども図書館の絵本架を 彩る絵本たちが、
    やさしくあたたかく 包み込み、
    そして、語りかけているのが聞こえてきます。
     
       ・・・・・みんな、大好きだよ。大好きだよ。

    ************************   
        
     なんて すばらしい公演だったのか・・・。
    この写真一枚で よくわかります。
 新聞の内容は、組木人形劇を開いてくださった
つちのこさんのブログ に 掲載されています。
どうぞ、ご覧くださいね。
  
文章でも 子ども図書館の良いところを
きちんと載せてくださっています。
たくさんの利用者さんの声。全国に届いたでしょうか。
    小児科の先生も登場してくださり、、ありがたいかぎりです。
当ブログも紹介していただいて、とても うれしかったです
 
    取材して下さった記者さん、ほんとうにありがとうございました。
これからも、どうかよろしくお願いします。

  

 


おはなしのとぴぱらさん

2009年09月18日 | 全国の子ども図書館閉館
広がる広がるおはなし会 (おはなしのとぴぱら)
2009-09-18 01:01:43

 閉館直前に、いろんな動きがありました。その中で、
とにかく、今はマスコミも報道し、人もくるけど、
これはすぐに、なくなって、誰も動かなくなるから、
その前に、たとえ理想とはかけ離れていても、
一応の形にしておかないと

と言われました。

 でも、そんなことない、と思ってました。
少しくらい待ってても、みんなちゃんと、覚えてるはず。

 いよいよ閉館して、それがどんなに大変なことか、
ひしひしわかってきました。
 本は図書館の場所で年内は置いてくれる、というお約束だったので、
いつでも、入ったら見ることができるのかと思っていたら、
ダンボールにじゃんじゃんつめて、封印されました。

 いつもの「こども図書館」とかいてあった
かわいいアーチの文字は取り外され、
あったはずの空間は、銀の工具みたいな扉で閉じられました。

 それでも、私は、司書さんと、たびたびお会いしていました。
応援団の結成もありました。
でも、応援団じゃない人や、そういうことを知らないお子さんは、
どうしてるかな
、と心配になったのです。
みんな、司書さんに会いたいよね。

 で、司書さんのお披露目しましょ、という感じで
司書さんがお子さんたちに会うなら、おはなし会しかないよね、
おはなし会しましょ、とごく自然に決まりました。

 1回目は、すごい熱気でした。
とぴぱらは、その日だけはいかれなかったのですが、
あとでつるままブログの手書きのイラストにすごーく感激しました。
とっちらけてる感じがすごくよくわかった。

 2回目の工作は、借りてた部屋の窓が曇りガラスになるほど、
熱気と人いきれで、大変でした。
12月だったのに、部屋は暑くて長くいられないくらい。
サンタさんに、子ども図書館お願いしてくれた子もいましたね。

 回を重ねるごとに、お客さんは減るどころか、どんどん増えました。
何回も足を運んでくれる方、折り紙や工作を持参して、
会場を飾ってくれる方、会場の手配や、
吹雪の街角での案内を率先してやってくれる方。

 おはなし会をするための応援団じゃない
ことは百も承知ながら、
司書さんとうれしそうに話す小さなお客様を見ることは、
応援団にとっても、自分たちの行方をはっきり自覚するために、
とてもよかったと思います。

 春とともに、いい話がやってきました。
予算のあることなので、年度の切れ目とかじゃないと
なかなか途中から組織替えは大変だと思います。
 それを待ってたんだな、とその時になって、ようやくわかりました。
行政サイドには、そちらじゃないとわからない都合もあるのですよね。
私たちは、一日も早く、と思ってましたけど。

 秋田はおはなし会が、いい風をつれてきてくれました。
これがどの町でも有効かどうかわかりませんが、
子ども図書館らしいもの、といったら、やっぱりおはなし会と工作会かな、
意外とおおきなヒットだったんじゃないかなと思ってます。

 どこの町にも、新しい子ども図書館の場所が見つかりますように。

**********************
おはなしのとぴぱさんは、秋田の応援団の代表を務めて下さった方です。
いつも真っ先に書き込んで下さって、内容も、わかりやすくて・・・。
本当にありがとうございます。     鶴ママ

秋田の応援団動き 第二弾

2009年09月17日 | 全国の子ども図書館閉館

秋晴れの気持ちの良い日が続きますね。
それとともにいよいよ、9月23日が近付いてまいりました。

全国のみなさんの活動が芽吹き始めたのか、
9/16に 朝日新聞全国版の生活面に、
子ども図書館の記事が大きく取り上げられましたね。

各地でも応援団とともに ブログがたちあがっています。
一番最近では、沼津のブログがstartしました。
現在はみなさん、ポスター作り、アンケート収集、署名活動など
寸暇を惜しんでの作業が続いていることと思われます。

  そうして、みなさんの関心は、応援団の結成から
次のステップへ向かっているのではないでしょうか。

・おはなし会ってどうやってひらいていたの?
・アンケートの結果はどうしたの?
・要望書の提出ってどうやったの?
・イベント以外の時はどんな活動をしていたの?
・・・etc

なにか、活動のヒントになることを
書き込みいただけますと、うれしいです。

全国の応援団は、日常生活を省みず、
本当に必死に活動しています
どうか、応援をよろしくお願いいたします。