秋田 子ども図書館 がんばれブログ

秋田イトーヨーカ堂子ども図書館が閉館することになりました。すばらしい司書さんと蔵書を子どもたちに届けたいです。

うれしい日

2010年01月17日 | 児童会館

 児童会館に行ってきました。
つる茶は、「たまさん、たまさん」とつぶやきながら、
自分ひとりで階段をあがり、図書室へ入っていきました。

 ししょさんは、左の奥の間で ピンク好きの女の子に
絵本をよんであげていました。

右の奥の間には、見慣れた男の子たち。
ふなっぴーくんと、Kくんです。
どちらも児童会館の常連さんなのですが、今日は様子がちがいます。
将棋盤をもってきて、対局しているのです。
真剣そのものの二人の顔に、踏み込める大人はおりません。
ふたりとも、がんばれっ!

 手のあいたししょさんは、つる茶とおともだちに
 絵本を読んでくださいました。
「のんたん ふわふわたーたん」 
「ぴよぴよぴよ
「たんたんぼうや」」
etc
大人も一緒に身ぶり手ぶりで 楽しみました。
そこに、大きなハラペコあおむしくんとおもちゃのケーキをもっていた
女の子が仲間入り。ケーキをつまみ食いしようとすると、
「これは、虫用のケーキ! 人間はたべられないの!」
なるほど・・・・、その想像力に脱帽です。

 すると 「こんにちはぁ」 と、ある男性が入っていらっしゃいました。
つづいて ふたりのかわいいお嬢さんたち。

・・・・・。
あ~~!
北のCTBさんとおふぃなさま達です!
うわあ、とってもとってもお久しぶりです!
こいのぼり工作会以来でしょうか?
つる茶は おもむろに 北のCTBさんに 「機関車トーマス」を渡し、
床にしゃがんでニヤニヤ。
何度も遊んでもらったもんね。
どうやら覚えているようです。
ししょさんも大喜び。おふぃなさまたちに「たくさんよんでいってくださいね。」
と弾んだ声をかけていらっしゃいました。



そうそう、つる茶は、おふぃなさまたちと一緒に、
児童会館のイベントに参加して、素敵な掛け軸を作りましたよ。



そのあとは、Fさんもいらっしゃってうれしいのなんのって。
応援団のプチ同窓会かしら?と思ったほどです。

今日の再会に大満足の つるつる一家。
ふと気がつけば、ふなっぴー君とK君の対局が終わっています。
この二人、3時間ほどぶっつづけで、5局うちあったとか。
その間、やすむことはありませんでした。
素晴らしい集中力です。
彼らは次回の対局を約束し、児童会館を後にしました。

・・・・、とこんな 楽しい午後でした。
そういえば、先週は、いづばさみさんと 
なっぴさんえのき嬢わかめ嬢に会ったなあ。
子ども図書館のつないでくれたこの縁が
ちいさな幸せをよんでくれます。

みなさんも、日曜日の午後はぜひ、児童会館においで下さいませ!


「パパ!読んでよ!」3

2010年01月17日 | イベントのご報告

「てぶくろの秘密」が、とうとう明らかになる時がやって来ました。
みんなドキドキしながら田中さんの 言葉を待ちました。

「子どもたちは 絵を読んでいます。
絵と文章が結婚して、絵が一緒になってお話が進むのです。

 
さあ、絵をよく見て下さい。
まずてぶくろに

 1、はしごがついた
 2、玄関の扉がついた
 3、ベランダができた
 4、窓があらわれた
 5、えんとつから煙が出た etc

これにより てぶくろは家になったのです。
てぶくろが家になったから、熊が入っても大丈夫!
これが、てぶくろの秘密。
そして、ラチョフという人のすばらしいところなのですよ。」

そういして田中さんは、もう一度、「てぶくろ」の絵本を
見せてくださいました。
さあ、みなさんも 「てぶくろ」を開いてみてくださいね。
そして あっ、と思ったこと。
お一人お一人心に芽生えた感情を
大事に育てて下さいね。

このほかにも田中さんがお話して下さった本を
御紹介いたします。

「ぐりとぐら」
「ガンピーさんのふなあそび」
「おかあさん」
「おかあさんの誕生日」
「はなのすきなうし」

「ガンピーさんの・・・」はおはなしのとぴぱらさんが、
「おかあさん」「おかあさんのたんじょうび」 はししょさんが
読み聞かせをしてくださいました。
  
とてもとても楽しくてためになる講演会でした。
もし、もっとくわしいお話を知りたい方は
どうぞ、ご一報くださいませ。
 
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2時間におよび講演会は、おとなにとっては真剣そのもの。
でもね、子どもたちには ちょっとそわそわ。
ここは 幼児用のプレイルーム。
たくさんのおもちゃを背に、黙っていられるわけがありません。

わぁわぁと個々にさわぎまくるお子様たちを、
やさしく 上手に綾してくださったのが
わかめ嬢 と えのき嬢
おもちゃを奪いあい、テリトリーを主張し、
威嚇したり叫んだりする 小さな子の相手を
根気よく続けて下さいました。

子連れの大人たちは、・・・・・。
頼れるお姉ちゃんがいて、
楽しい講演会が目の前にあれば・・・、
いわずもがなですよね。

帰るとき、みんなが二人にお礼をいって
頭を下げて帰って行きました。
ほんと、すばらしいかわいい保育士さんでしたよ。
ふたりとも、ありがとう!
とってもとっても助かりました。

ただね、もし、別の機会にがあったとき
「今日はぜひ、お話を聞きたいの。」 とか
「今日は小さな子をあやす気分じゃないわ」 って
おもったら、遠慮せずに大人にバトンタッチしていいからね。
決して無理はしないでね。

絵本好きのかわいい姉妹さんへ
絵本好きの親たちからのお願いでした。
つる茶が二人の背中を見ている事を祈りつつ・・・
今日はこれで 筆をおこうと思います。
ふたりとも、本当にありがとう!!


  


「パパ!読んでよ!」2

2010年01月09日 | イベントのご報告

 「てぶくろ」の余韻にひたっている大人たちがいます。
「読み聞かせまでしてくださるのね・・・。楽しいわ。」
なんて思ってるのでしょうね。みんな笑顔で、田中さんの次の言葉を待ちます。

「では、 こんな小さな手袋に、ねずみ・かえる・・まではわかりますが
大きな動物たちまで入ってしまったのは なぜでしょう?」

 へ?
なんのことですか?
まず、質問の意味を考えること、30秒。
手袋に大きな動物たちが入ってもおかしくないと、私たちが認識している
理由は何ですか?ということらしいのですが・・・。

 きがつくと田中さんはマイクを持ち、身を乗り出して
聴衆席ににせまってきています。
「じゃあ、お父さんたち、順番に答えて下さいね。」
つきつけられたマイクを振り払えず、言葉に詰まりながらも
みなさん一生懸命にそれぞれの考えを絞りだします。

パパ1「動物たちが 工夫して、手袋をおおきくなるようにしたんだと思います。」
田中さん「どういう工夫?」
パパ1「・・・・。」

パパ2「弱肉強食の生き物がなかよくしているのがいい所だと思います」
田中さん「では、どうして手袋の中にはいっちゃったのでしょう?」
田中パパ2「・・・・。」 

田中さんは追及の手をゆるめません。
パパ3「絵本は子どもが見るものだから、架空の世界が許されるのでしょう
田中さん「ほほぉ?みんなが仲良くすれば無理も通ると?」

パパ4「前のページでは入れない大きさの手袋に、
次のページでは入っているという事実に 子どもがほっとするのでは?」

田中さん「だから、どうして手袋に入っちゃえるんですか?」

パパ達は返事に窮してタジタジ・・・。
あの迫力・・・、思わず目が合わないように下を向いてしまいました。
(先生にあてられたくない授業のようデシタ)
イケニエになったパパ達に後ろで
安堵のため息をついていたママ達が
きっと いらっしゃったと思います。

さて、いよいよ次回、「てぶくろのにひみつ」が明らかになりますよ!


続く