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秋田 子ども図書館 がんばれブログ

秋田イトーヨーカ堂子ども図書館が閉館することになりました。すばらしい司書さんと蔵書を子どもたちに届けたいです。

おはなしキャラバン

2009年07月22日 | 児童会館・イベント報告

20日月曜日、海の日の祝日に 児童会館に
 全国訪問 おはなし隊がやってきました。
キャラバンカーに 絵本を積んで全国のお友達に
本を届けて下さっているのです。




写真ではちょっとわかりにくいですが、奥の赤いものが 
赤い車の車体ですね。側面がひらいて 階段があって、
手前の方には ござが敷かれています。

 車の中のには 本棚。
上の方は 絵本の表紙がみえるようにディスプレイ。
下の方にはたくさんの絵本の背表紙が
ずらっとならんでいたのです。

そこから お好みの本をもってきて、ござの上で読むのですね。
キャラバンカー は 外も中も やわらかいカラフルな絵が描かれていました。


青空のもと 親子の読書タイム。、
いつもとちがう雰囲気に 子どもたちは大はしゃぎです。
大人だって さわやかなお顔でした。
風を感じながら 読む絵本は、 いつも以上に五感を刺激されるようです。

ここにいるだけで たのしいなあ、
そうおもいながら ふと見上げると、
赤いエプロンをつけたスタッフさん達がいて その中の一人に見覚えが・・・。

あらら、たまるおねえさんですよ!
そう、今日はキャラバンカーを楽しんだあとに
おはなし会がおこなわれたのです。

女性3人によるおはなし会。
あの方はキャラバン隊の隊長?
ベテランのご婦人
たまるお姉さんもそのひとり

みなさん 個性があって やさしくて
とってもかわいいお話会でした


あかまるくんと くろまるくんの 絵本が 
魔法によって大きくなったのにはびっくり!
すごく楽しい一日でした。


おはなしキャラバンは、このあと秋田の各地を移動します。
八郎潟 由利 能代 そして 秋田市内も四ツ小屋など
各地を訪れます。
 
 キャラバンカーの秋田県のスケジュール→
こちら
 
ぜひ、遊びに行ってみてくださいね。


でこぼこ工房さんのHP

2009年07月07日 | 児童会館・イベント報告

 4回にわたる組木人形劇の報告記事に 
お付き合いいただきまして
ありがとうございました。

気力があれば、つる茶のおまけ記事が描きたいな・・・。
でも、どうかな。

 もしよろしければ、みなさんから
記事にはなっていないけど、こんなところが好きでした、
なんて、 コメント欄に寄せて頂けますとうれしいです。

あ、そうそう
記事の中で 一か所 間違いがあるそうです。
皆さんはどこかわかりますか?

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  組木に興味のある方は
でこぼこ工房さんのHPをご覧ください →
 こちら
 
  また、でこぼこ工房さんのブログ  「うさぎとかめ」 に
 今回のイベント記事が掲載さています。
  北のCTBさん、なっぴさんとお子さんの えのき嬢、わかめ嬢のコメントも必見です。
 こちらもあわせて ご覧くださいね。 → 
こちら
  


組木人形劇 その三

2009年07月07日 | 児童会館・イベント報告

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組木人形劇 第三幕は 「ぞうくんのさんぽ」
このお話は、たまるお姉さんのおはなし会で 何度か聞いていました。
だから、おんなじ感じなのかな、と思って見ていたのが甘かった。

 すでに組木のサイズが違うのです。
ぞうくん、でっかい! お鼻が ながい! 
そして、 でこぼこ工房さんの のびやかな歌声にあわせて
ぞうくんが のっしのっし と動き回ります。

「お~さんぽ さんぽ♪、 いちにー、さんぽ♪」

うわーーー、なんだか、野原の中にいるみたい。
自然の風を感じるような、でも、 自分が幼稚園児に戻っちゃったような
そんな 気持ちになる  歌声なのです。

 ぞうくんは、 かばくんにあって わにくんに会って
みんなを背中にのっけて のっしのっしと お散歩します。
最後に かめくんが ちょこん・と 登場すると
会場から 「ちいさーーーーーい!」 という声が!

 そうですよね。 ぞうくんに比べたら かめくんは 指先ほどの大きさです。
そのかめくん、一生懸命ジャンプして、
みんなの背中に乗ろうとします。その様が、大変可愛いのです。
「よいしょ」 ジャーーンプ  かば君のおしりですべて ズリッ。
「よいしょ」 ジャーーーーーンプ わにくんの しっぽにあたってズリッ。
「よーーーーいしょっ!のれたぁ!」
そうしてそろって みんなでさんぽ。 バランスが取れているのは
でこぼこ工房さんの 見事な腕前のおかげ。けっつまずいてもご愛敬。
とってもゆかいな ぞうくんのさんぽ、なのでした。

 

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組木人形劇 トリをかざるのは、 「うさぎとかめ」
でこぼこ工房さんの ブログにもなっている 「うさぎ とかめ」です。
ステージには こんな 装置が登場しました。
斜めに立てかけられた ツルツルの白い板。
その下には 浅く水をいれた 木の箱

うさぎくん と かめくんは 一生懸命 坂を登ろうと とびつきます。
でも、どんなにのぼっても、ツルツルの坂には 爪が立ちません。

そんなとき、かめくんが 水たまりに落ちました。
ばっしゃーーん。

すると、なんとういことでしょう!
ぬれてしまったかめくんが 坂道をのぼりはじめたのです。

これには 会場のみんなもびっくり!わあっと歓声が上がりました。
小学生の時、濡れた下敷きを二枚重ねると、
はがせなくなったのと同じ原理かな?

 出遅れたうさぎくん。でも、優しいカメ君のアドバイスで
坂にくっつくことができました。
そうなれば、足の速いうさぎくん。
あとは かめくんを抜いて 頂上に 一番乗り!
「あーーーあ。」と ため息をついたみんな。
お話と違ってカメ君がまけちゃった。

でもね、心配はご無用。
登ったら下りなければなりません。
うさぎくんは 4本足だけど
カメ君には つるつるの甲羅があります。

最後に勝ったのは いったい だぁれ?



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  ここで、アンコールがわきあがりました。
  その声に笑顔でこたえる でこぼこ工房さん。
  持ち出したのは 「おおきなかぶ」 の組木です。

  「それでは みなさんの アンコールにお応えして
   『三年峠』を はじめます。」

へ?なんですと?

   でも、使っている組木は おおきなかぶ。
       みんなの戸惑いをよそに、物語は進んでいきます。

   「三年峠で転んだら、ながいきしたくても 生きられぬ。」
   
その歌に合わせて  ねずみが・ねこが・いぬが 
三年峠を 慎重に慎重に おりていきます。
    もちろん、みんなころびません。
 
    でも、こんな風に前振りされたら
 転ばなきゃいけなくなっちゃいますよね。
    
そんなとき、おじいさん がやってくれました。
    おおきなかぶが 売れたことに 安心した瞬間、
ごろん、ごろん、どてっ。

    「アイゴーーーー」 
この鳴き声の意味は不明なのですが、
    三年峠でころんでしまった おじいさん、
     様子を見に来た おばあさんに 「アイゴーアイゴー」と泣きつきます。  
    おじいさんの命はあと三年。 途方に暮れる老夫婦。
そこに現れた かわいい子ども。
     ただのこどもではありません。
    一休さん並みのとんちの持ち主で おじいさんの危機を救うのです。
さあ、その結末やいかに!?

    実はこのおはなしのときは、大人のみなさんの方が真剣だったのです。
    子どもたちは 動物のコミカルなうごきをおいかけており、
    大人たちは ストーリーにがっちりのめりこんでいました。
     
最後はもう、わらってわらって 笑いすぎて、
     みんなで 一緒にずっこけて。
     ちいさなお友達ですら、 後ろのお母さんにとびついて
     大笑いしていましたよ。


    ああ、とっても楽しい舞台でした。
     でこぼこ工房さん、ありがとうございます。
     とてもひさしぶりに、童心にかえり、わくわくすることができました。

    
   

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そして、また、でこぼこ工房さんを 秋田に迎えましょう!! 

右下の写真は パタパタ・おもちゃの使い方を、でこぼこさんに
教えていただいているみなさんの様子です。

   

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組木人形劇 その二

2009年07月06日 | 児童会館・イベント報告

 でこぼこ工房 森島さんによる、 組木人形劇。
とってもとっても 楽しかったです。
まるごと紹介したい・・・、そんな思いもありますが
これは でこぼこ工房さんの 本気の舞台。
声の響きも その幅も、セリフの一つ一つが真剣勝負。
生で見られるのが一番良いに決まっています。
そんなわけで、組木の写真も 説明も
ちょっと物足りないと思われるかもしれませんが
本物にで あった時の感動を うすれさせないために
このような形で しあげました。

どうか、みなさま ご了承ください。

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組木人形劇第一幕は、小学校の国語の教科書に出てくる 
 黒く小さな勇気ある お魚の物語 そう、 『スイミー』です。

コン・コンコン 木の魚たちが舞台に登場。
似た形のさかなたち。でも決して 同じ姿のものはない 木の手作りの魚たち。
すいすいと 海中を泳いでいます。

「遊ぼうよ」 
「なにしてあそぼうか」
「うーーーん、そうだ、タ・チ・ウ・オになろうよ。」
「え~、そんなことできないよ。」 
「やってみようよ。」
「よーーーし、えいっ。」
「あっ 、立った!」
魚たちは つぎつぎと 立っていきます。
これが本当の太刀魚?

「じゃあ、次は、かくれんぼをしよう。」 「よーーーし」
楽しそうな 魚たちの声にひかれて やってきたのは
黒い色のスイミー

「ぼくも はいっていい?」  「いいよーー。」
楽しそうに遊ぶスイミー。
「もーーいーーかい、」 「もーいーよ。」

さ、とスイミーがあたりを見回すと 誰もいない。
どんなに見渡してもだれもいない。
実は さっきまで遊んでいたみんな、 太刀魚になって喜んでいたみんなは
大きなお魚に パクパク ごっくんとされてしまったのです。

「みんなぁ・・・、食べられちゃったんだ・・・。」

ひとりさびしく 海中を さまよい泳ぐスイミー。
とても 悲しい気持ちになってしまいます。

そのあとスイミーは?
広い海で キラキラくらげ ・ 伊勢海老ブルドーザー にであい、
そうして 新しい仲間に出会います。
そこに 再び 大きなお魚が現れて・・・、スイミーは今度こそ
仲間を守ろうと奮起します。

ここからが、でこぼこ工房さんの 組み木の素晴らしいところ。
つながって、のっかって、重なって、
どんどんどんどん重なって 泳ぎだしても 崩れない。
スイミーの指導のもと 立派な大きなお魚が 舞台に登場します。

がんばれ、スイミー! 平和な海を取り戻せ!

   

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 組木人形劇 第二幕は 3匹のこぶた。

わらぶき の おうち 、まるた の おうち。
 それを作ったこぶたの兄弟は、お腹を空かせた 狼におっかけられます。
その時の逃げ方が 愉快でした。
二匹でからみあって 車輪のようにごろごろごろと 転がっていくのです。
「ごろごろごろ ごろごろごろ」
「あああぶない、ごろごろごろ」

  2匹は 煉瓦でつくられた弟こぶたのおうちに 文字通り転がりこんで
オオカミからの難を逃れます。

このおはなしの中で、ドキドキしたこと。

「かあちゃんぶたはどこいる? ・・・・あ。そこにいた!!」 
と、観客を 示すでこぼこ工房さん。
いったい誰を みていたのかしら? 
冷汗を垂らしたのは私だけではないはずです。
違う意味でどきどきしてしまった お話でした。
    

ちいさなこぶたの おうちは えんとつ付きのお家だよ

 


組木人形劇 その一

2009年07月06日 | 児童会館・イベント報告

   
 舞台の上に あひるが登場しました。
木のあひる。たった一羽で みなさんの お相手をつとめます。
だいじょうぶかな?
 
 「おなまえは?」 
「 ひ よ こ
「そうか、あひるの ひよこちゃんなんだね。
 今日は くちばしで カスタネットをしてくれるんだよ」

  カロン カロン カロン
  木ならではの心地よい響き。素敵なカスタネット。


 「今日は、たくさんの お友達がきてくれたんだ。お~い、みんなぁ」

  すると舞台の袖に控えていらした 美女5人組が さっと立ち上がりました。
 その手には あひるのひよ子ちゃんと そっくりのあひる達が握られています。

  「みんなどこにすんでいるの?」

 カロン 「はままつ」
 カロン 「なごや」 
 カロン 「もりまち」
 カロン 「とうきょう」 

うわあ、みなさん とても遠くからいらして下さったのですね。
みんな でこぼこ工房さんの お弟子さんなのかな?
遠く秋田まできていただいて、ありがとうございます!

そんな中、最後のあひるはいいました。

  カロン 「ここに住んでいるよ」

会場は大爆笑。
それもそのはず、最後のお一人はわれらが司書、
たまるおねえさんだったのですから。

そのあとは 6羽のくちばしカスタネットの大合唱。

カンカン カロロン カロ カロロン

木と木の重なりは 一つとして同じ音がありません。
なんて素敵なシンフォニー。
たのしく 小気味よくて 体がおどりだしそうでした。

   

それにしても このでこぼこ工房さん、 ちっとも じっとしていないのです。
ほら、今も 木のおもちゃを片手に 
びゅんびゅん 走りまわっているのですよ。 

 

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「僕がやってきた 浜松は 木で ピアノをつくるところです。
僕は あまった木材で おもちゃをつくっているのです。
これがなんだか、わかりますか?」

 ちょこん。でこぼこ工房さんの大きな手の中にいるのは
 ああ、木のおもちゃの かにさんですね。 関節がたくさんあって、
 まんまるの目玉が飛び出ています。名前は カニロボ。

 最前列の子どもたちが 「かに~!!!」とさけびます。
 
 「え?かに?本当に?」
 
にやり と笑う でこぼこ工房さん。
 
 次の瞬間、カニロボは形を変えました。
 
トンボ → 潜水艦 → バルタン星人☆ → カメラ

 あまりの早業に、観客は眼を白黒させるしかできません。
 気分は そう、あれです。
 ルービックキューブ6面を 眼の前で全部そろえられている感じ。
 すっごーーーい、の一言しかありません。

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 みなさんが どんどん前のめり になってきたところで、
 でこぼこ工房さんは、不思議な形の 木達をとりだして 
ステージに並べていきます。
コトン コトン

そう、おまちかね、、組木の登場なのです!

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その前に ちょっとだけ コーヒータイム。
 「超人ネイガークッキー」を甲羅にのせたかめティーが
「豆腐カステラ」のお皿にのって やってきましたよ。
どうぞ、召し上がれ!



もちろん、かめティーは 食べられません