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アフリカの飢餓は減少可能だが… (BBC)

2005-08-12 18:20:46 | アフリカ関連
現在の政策が続けば、アフリカの飢餓に苦しむ子供の数は、2025年までに330万人に膨れ上がる可能性がると新しいリポートは伝えている。
アフリカのサハラ周辺の栄養不良の人々の数は、1970年の8千8百万人から、99-01年には、2億人に激増したという調査結果が出ている。
過去30年間、アフリカにおける栄養不良の人々の数は、常に35%程度であり、その絶対数は、アフリカの人口増加に伴い増え続けている。
国際食糧政策調査研究所(International Food Policy Research Institute =IFPRI)のリポートでは、ミレニアム・ディベロップメントのアフリカの子供の栄養不良を2015年までに半減するという目標は、直ちに革新的な方策が採られないかぎり失敗するだろうとしている。同リポートは、現在3860万人いる栄養不良の子供の数は、2025年までに4190万人に増加するだろうとしている。
栄養不良の間接的要因は、政治の貧困、農業への投資の不足、インフラの不足、市場への限られたアクセスなどである。道路建設や情報関連施設の整備も、生産力向上や新しいマーケットの創造に寄与するだろうとリポートは言及している。
2015年までに飢餓を半減するためには、最低でも3030億ドルの投資が不可欠である。リポートの責任者のマーク・ローズグラント氏は、5年前に約束したことを真摯に守る気があるのなら、その約束に関与した国々はアフリカの平和的変革を促進する責任があると述べている。 (BBCのサイトから)

国際社会の積極的な関与が必要であるということが、もっと広く認識されなければならないのだが、さてどうすれば…?

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