NGOメンバーを拘束するダルフール難民 (BBC)

ダルフールの難民たちが、最大の難民キャンプで支援活動をしているNGOメンバー34人を拘束した。
難民たちは、先週末に逮捕された彼らのリーダー達の解放を求めているらしい。
ダルフール南部地域の州都Nyala近くのKalmaのキャンプでは交渉が続けられている。
今月初め、国連のジョージ・サムウィル報道官は、「NGOのメンバーの中には、Kalmaキャンプ内部で拘束されている者がいるということを我々も承知している」と述べ、国連がダルフール地域の緊急の要件の無い全てのスタッフを引き上げるつもりだと述べている。
ここ数週間にわたり、難民たちは政府寄りの武装集団に襲撃され犠牲者が出ている。政府は、難民への残虐行為の当事者であるジャンジャウィードへの関与を否定している。反政府系の武装勢力も、AUの平和監視部隊のメンバーを誘拐している。 (BBCのサイトから 写真はジャンジャウィード)

長引く難民生活は、人々の心を不穏にするのだろうか。拘束されているNGOメンバーは気の毒としか言いようがないが、それ以上に難民の境遇を考えると心が痛む。