スーダン、ガラン前副大統領の事故調査委員会始動 (BBC)

2週間前、スーダンの副大統領でSPLM/A(南部抵抗勢力)のリーダーのジョン・ガラン氏を乗せたヘリコプターがウガンダからスーダンへ戻る途中事故を起こし、ガラン氏をはじめ全乗員が死亡したが、その事故調査委員会が調査を開始した。
調査委員会には、スーダン政府・SPLM/A双方の航空機専門家が含まれているが、双方とも事故は偶発的なものであり、ガラン氏の貢献で成った和平に、なんら影響するものではないとしている。
ガラン氏の突然の死によって、首都ハルツームと南部の中心都市ジュバで暴動が起こり、少なくとも130人が死亡した。
南部出身者の中には、事故についてスーダン政府の関与を指摘する者もおり、ムセベニ・ウガンダ大統領も事故原因に関しては不明だとしている。
スーダンの調査団とは別に国際調査団も動き始めている。
スーダン政府とSAPLM/Aは、緊張を緩和するため、南部出身のかつての副大統領のサイード・アベル・アリエル氏を議長に、速やかに調査団を結成されたが、調査委員会メンバーで元在ウガンダ・スーダン大使のハミッド氏は、最初の会議が日曜に行われたと述べた。(BBCのサイトから)

ガラン氏の死は、疑い出せばきりがない。しかし、スーダン政府とSAPLM/Aとっては、ここで和平が停滞することだけはなんとしても避けなければならないという点で一致したのだろう。
なんとなく調査結果は見えているような気もするが、真相は和平が実現してから明らかにされることになってもあるいは…。