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オハネフ25 0 前期型・Aが発売されたので…

2018-06-03 22:03:03 | 模型雑感(N)

今までトミックスから発売されていた前期型とどう違うのか、見てみることにしました。

最初に一般販売されたオハネフ25-0は2004年発売の品番8503です。

当時は後期型の製品化がされていませんので、まだ前期型という呼称もされていませんでした。

また、同時期に北斗星用の金帯も発売されていますが今回は銀帯に絞りたいと思います。

2代目の製品は2012年に発売された品番8536です。このとき初めてオハネフ25-0の後期型が登場しますが、後期型についてはまた別の記事にしたいと思います。

そして先日、2018年に3代目の製品である品番9525が登場しました。

今回は前期型・Aというちょっと不思議な名称が付けられています。

そのままの状態では見分けがつきませんので、付属品やカプラー交換をしまして、

やっと個性が出てきました。左から初代8503、2代目8536、3代目9525となります。

今回の前期型・Aはジャンパ栓が妻面に取り付けられていた初期の頃を再現した製品なんですね。

2代目まではジャンパ栓が床下に移設され、栓受が埋められた後年の姿がプロトタイプでした。

ただ、前期型・Aに付属のジャンパ栓はホースが付いた従来品を流用しているので、14系に付属しているPZ6289(写真右)に交換するか、ホースのカットをお勧めします。今回はホースをカットしてみました。

また付属の説明書では妻面のホースが4ヵ所全て接続された取付例が示されていますが、実車の写真を見ると向かって右端の栓受はホースがない写真ばかりでしたので栓受を取り付けてみました。

逆に妻面のホースが全てない状態での運行もあったようで、これを再現するには付属のパーツでは足りなくなります。そこで、14系座席車に付属していたランナーから拝借して再現しています。

ホースがないだけでだいぶおとなしい顔つきになりますね。

初代製品は屋根上のクーラーが一体成型でしたが、2代目からは別パーツ化されています。

ただオハネ25に関しては3代目も一体のままで、これは100番台も同様です。何故だろう…

内装&下回りも見てみます。

2代目で2段ベッドのカラーシートが採用され、車内の見栄えが大きく向上しました。

またTNカプラーの対応やライトのLED化など機能面でもアップグレードがされています。

そして3代目では最近の製品の標準装備となりつつある寝台ハシゴパーツが追加されました。

北斗星東日本仕様や3月に発売された日本海西日本仕様ではこのハシゴの追加だけだったのですが、今回はさらに進化した部分がありました。正面を見てみます。

左が初代、中央が2代目、そして右が3代目です。

今回の3代目では12系や14系座席車で採用されているライトのON-OFFスイッチ(スライドシャッター)が採用されました。むしろ24系だけ頑なに装備されなかった印象がありますがようやくといった感じです。

アーノルドカプラーの場合は操作がやりにくいので台車を外した方が良さそうです。

そして中間に組み込むのに幌が付属しないという不満点も解消されまして、こんな形の幌が付属するようになりました。さよならセットなどではボディーに穴を開けて取り付ける幌が付属していましたが、あれだと最後尾立たせることが出来なくなってしまいますからね。

この幌はキハ183系オホーツクやまりもに組み込まれるスハネフ14 500で採用されていたものがベースとなっているようです。今回は上部のRと渡り板が付いたブルトレ用のものが付属しています。

こんな感じでボディーを広げながら隙間に入れるという少々荒業的な装着法です。

ただ、この幌を付けると床下のジャンパ栓パーツが装着出来なくなるのは惜しいですね。

幌の取り付け爪をカットすればTNカプラーを装着することはできます。

その他、2代目の製品と連結面側の床板が若干変更されていました。

2代目ではTNカプラーの取り付け部の裏側が肉抜きされていたのですが、3代目では中実になっています。

トレインマークシールの充実はありがたいですね。

文字マークの充実はもちろん、イラストもはくつるやあかつきなどが追加されています。

今回購入した車両は登場時を想定してマークは文字の明星、車番はオハネフ25 1をセットしました。

ホースは黒く塗って落ち着かせています。

さて、登場初期の前期型がAだと分かりましたが、気になるのは未発売のB(欠番の9526)です。

順当に考えれば初代や2代目の姿がBになるかと思われますが、実はこの他の姿がありまして、

中央2ヵ所の栓受がなく両端の2ヵ所のみジャンパ栓が装備されている車両が存在するのです。

カトーのはやぶさに含まれているオハネフ25 19が正にその姿で、前期型の中でも後半に製造されたグループは当初から中央2ヵ所のジャンパ栓が床下に移設されていたのではないかと思います。

どちらの姿が発売になるか気になるところです。

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以下、余談

実は初代8503より少し先行して発売された前期型がありまして、それは2003年に発売されたさよならはくつるセットのオハネフ25 1です。8503はこのオハネフ25 1の色替えで一般発売されたものと言えます。

青森転属後の姿のためオハネフ25 0番台としては異例の白帯を纏っています。ただ、乗務員室の小窓化改造は省略されています。これは同セットに含まれるオハネフ25 200やオハネフ24などでも同様でした。

今回の製品の発売によりオハネフ25 1の登場時から晩年までの3形態が再現できるようになった訳ですが、時代設定が新しくなるにつれ模型の仕様は逆行するという形になっているのは面白いですね。

古くても新しくてもボディと床下の交換が無加工で出来るのはトミックスらしいなと思いました。

 

 

 

 

 


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