訪問した全国各地の転車台を紹介していこうと思います。
それに伴い転車台訪問というカテゴリを設置しました。
第1回目は木更津から。千葉県に唯一残る転車台です。
君津方下り本線のすぐ脇にあります。車内から撮りました。
長さが60フィート(18.3m)のバランスト型の下路式で、レールは枕木締結式です。
黄色い棒は人力で回すためのテコで4ヶ所すべてに付いています。
ロック機構は上ノック式です。
牽引車や集電用のやぐらがないのでシンプルです。
普段は久留里線の気動車の転向に使用されています。
また、奥の線路は気動車やDE10の留置線としての役割もあります。
こちらは2009年のSL春さきどり号でC57が転向した際の様子です。
動画のキャプチャなので少し粗いです。
新津運輸区への返却回送の際に正面を向くように180度転向します。
運行最終日の翌日ですがヘッドマークは取付たままでした。
C57は既に火を落としているようで、DE10が入換を行っています。
伴走車のオヤ12も転向します。(こっちのが先に回しました)
SLに比べて軽いため少ない人数で回してます。
転車台奥の線路に収容しました。
2012年には内房線・久留里線が開業100周年を迎えたことを記念してSL内房100周年記念号が運転されました。その時の返却にともなう転向は↓画像をクリック
さらに夏にはイベントとして木更津運輸区の公開が行われました。
内房線・久留里線100周年まつりイベント(ツアー)の記事はコチラ
車窓からでないとよく見えない転車台なので間近に観察できて嬉しいです。
建物側は舗装されているため都会的な印象があります。
ピット外周に埋め込まれている木片は人が回す際の足場となるもので、手動式ならではの装備です。現存する場所も少ないと思います。(一番上の写真にも写っていますね)
レバー台は木製でした。テコは付っぱなしなのでピンで固定されています。
そして車窓からでは読み取れなかった製造銘板も確認しました。
製造メーカーは川崎車両で昭和5年製だそうです。
イベントの終わり際には定位置に戻されていました。
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私も転車台が大好きな「20kva」と申します。
出かけたりした際に転車台を見つけたりすれば写真を撮ったりしています。
いろいろな鉄道趣味の中でもこの分野は誰も好きな方がいないのだと思っていましたが、ブログを拝見出来てとても嬉しいです。今後も転車台に巡り会えたらアップして下さいね。楽しみにしています。それと電動式の転車台記事も拝見しました素晴らしいですね。
木更津が60フィートだとは知りませんでした~
コメントありがとうございます。管理人のカケスと申します。
そうですよね。蒸気機関車好きな方は沢山いますけど、転車台好きは珍しいと思います。自分としましても同じ分野の方がいることはとても心強いです。
今後ともよろしくお願いします。
自分は20m級だと思っていました。
60フィートと知ったのは割と最近だったりします。