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車両基地レール延長部を組み立ててみた

2019-02-24 19:50:38 | レール(N)

前回の続きです。まずは番線表示と架線入切表示パーツにシールを貼りました。

ちゃんと庇の有無が作り分けられており、拘りが感じられます。

架線入切表示は点灯化したら楽しそうですね、お座敷運転の場合は取り扱いに困りそうですが…

マルチ複線トラス架線柱に取り付けると一気に車両基地の架線柱らしくなりました。

マルチ複線トラス架線柱はとても使い勝手が良く、かつて発売されていた鉄骨型のようなはめあいの悪さもないため安心して扱えます。鉄骨型も国産だったら上手く出来ていた気がするんですがね

本製品は片側だけワイドバラストにすることで複線間隔を27.75mmに縮めています。しかしその弊害として隣り合うレール同士の連結が出来ません。このため接続先のレールのバラストを反対に配置し、機器箱Aを設置することで隣り合うレールと接続するレールの固定をしています。

機器箱Aのボスの片方が長穴でないは小穴のズレを吸収するためなんですね、よく考えられています。

レールの中間部にも小穴があるのでこちらに設置することも可能です。車両基地以外でも使えそう

入換信号機と進路表示器は説明書通りに組むと下写真の左側のようになりますが、個人的には機器の位置が高すぎるような気がしたのでちょっと下げて右側のようにしてみました。

梯子と柱は都市型ホームと共用パーツですので組み合わせると色々な種類の信号機が作れます。

下写真の一番左の信号機は実際に組み合わせたもので、入換のある駅などに使用できそうです。

んで、ちょっと気になったのが入換信号機という呼称。

実物は入換信号機と入換標識という2種類があり、車両基地セットに付属している物は入換信号機識別標識がないため入換標識となるはずです。GMのストラクチャーではちゃんと作り分けがされていたので名称を変えるか、作り分けをするかして欲しかったなーと思いました。

ただGMも作り分けてはいますが、入換信号(標識付き又は灯列式)という曖昧な名称だったりします…

入換信号機と入換標識の違いについては本筋から外れてしまいますので下の方に書いています。

こちらのランナーは色々興味深いものが収録されています。延長部では交換用レール(ダミー)と入換信号機、前述の架線用表示器くらいしか使わないのですが、右の方にあるパーツがとても気になるんです。

実はこれ、車両基地レールセットの方で脱線ポイント(脱線転轍機)として使用されるパーツなのです。

ワイドレール化バラストキット用のダミーポイントモーター台(薄型のやつ)とダミーポイントモーター(ポイントに必ず付属しているやつ)を組み合わせれば脱線ポイントの完成です。

ここでもPC枕木レールの3つ穴フィーダー口が活かされています。

ただ黒子が一番目立っている状態ですので塗装してあげたほうが良さそうですね。

末端部も組み立てました。

エンドレールは単品製品ですのでちゃんと点灯します。完全選択選択式のポイントと組み合わせた場合、開通レールのエンド部しか点灯しないので改造して常時点灯できるようにしてみる予定です。

先ほども登場した入換信号機のうち、説明書に載っていた背の低いタイプを末端側に配置しました。

信号機柱を短くカットしただけですが、あくまで上級者向けとされているのはいつものこと

前回組んだ洗車台と組み合わせて車両を置いてあげればあっという間に車両基地が完成です。

とりあえずE233系に登場してもらいました。もう京葉車両センターにしか見えませんね。

すぐ近くに新駅を設置する計画が進んでいるそうで、連絡通路からの光景が日常になるかもしれません。

こちらは基地の入り口側。今度は幕張車両センターに見えてきました。

横方向に線路を増やすこともできますので巨大な車両基地を形成することも可能です。

このように全国各地の車両基地に化けることができるのも人気となった理由の1つかと思います。架線柱を外して気動車を置けば非電化区間の車両基地にもなりますからね。

既存のパーツを最大限に活用したシステマティックな構成については他社より頭一つ抜けていると思いました。複線間隔については車両基地以外にも拡充していければ楽しみが広がりそうです。

セット、延長部共に4月に再生産するみたいなので、もうちょい買い足してみようかな

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以下、余談

入換信号と入換標識について

諸々の文献によりますと信号は進路の開通方向と閉塞(車両の有無)を現示しますが、標識は開通方向のみを表示するという違いがあるようです(現示と表示という言葉の違いもあります)。つまり、入換標識だけでは他の列車との衝突等の危険性があるため誘導係を必要とします。

↑入換信号機の見本、上から入換信号機本体、入換信号機識別標識、線路表示器

入換信号機識別標識(真ん中の白いランプ)は入換標識には付きません。つまり、これが無ければ必然的に入換標識となるわけですが、設置されている場合でも消灯していると入換信号機ではなく入換標識という扱いになります。入換信号機は入換標識の上位互換といったところでしょうか

上の写真は入換信号機識別標識が無いため入換標識であることが分かります。

ミュースカイが停車している側線側に線路が開通すると灯火の配列が変わります。

こちらも入換信号機識別標識が封鎖されているので入換標識ですね。(イレギュラーな使い方です)

入換信号機と入換標識は灯列式と呼ばれ、灯火の並び方により現示及び表示をします。

横並びに点灯していれば停止あるいは線路が閉じている状態を現します。また斜めに点灯していれば進行あるいは線路が開通している状態を表します。

基本的には横並びで点灯している状態が長く、車両が通るときのみ斜めに点灯することが多いです。

線路高さに入換信号機を設置する場合、入換信号機識別標識を本体の上に設置することもあります。

最近では右下の灯火を赤色にすることで色灯による違いも表現したタイプが登場してきました。

灯列が横並びかつ赤色ということで先には進めないと確実に捉えることができますね。

線路表示器はどの線路が開通しているかを示すためのもので、特に線路が大量に並ぶ場所では下の写真のように矢印で対象の線路を補足することもあります。

信号機や標識についてはまだまだ知らないことがあり興味が尽きません。


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