昨年発売された車両基地レールセットは手軽に車両基地を再現できることから話題となり、店頭からすぐに姿が消えてしまうヒット商品となりました。私もずっと買いそびれていて、先月再生産された際にやっと入手することが出来ました。レールセットを買うのはカント付レール以来でしょうか
購入したのはセットの方ではなく延長部です。セットには本線から車両基地までのポイントや末端のエンドレールなどが含まれていますが、車両洗浄機以外の製品は単品で集めることが出来ますので、今回は見送りました。(洗浄機はGM製を使ってみる予定)
車両展示が目的ならむしろ延長部だけでも十分かと思います。
中身はこんな感じです。レールよりパーツ類のが目立ちますね。
今回の製品の中でも構内踏切を模した踏切PCレールは新規のレール製品です。
長さは35mmでS35-PC(F)という型番が付与されています。
ジョイントレールS35-Jと組み合わせるとS70と同じ長さになります。
またS18.5を2本繋げると全長が72mmとなるのでS72.5とほぼ同じ長さとなります。
まあこちらは使い道が限られていると思いますが…
ちなみに35mmのレールはワイドエンドレールE-WIが初登場です。
初期はブリスター入りの単品でしたが、現在は紙箱の2本セットに変更されています。
ジョイナーと車止めのヤグラの長さを足すとちょうどこの長さになるみたいです。
では他のエンドレールの長さはどうなのかと疑問になり、測ってみることにしました。
まずLEDタイプは34mmです。
そして普通のエンドレールEの頭部は33mmでした。
以上よりエンドレールは種類ごとに1mmずつ長さが異なることが分かりました。
という訳で、S33とエンドレールE-WIの組み合わせと、ジョイントレールS35-JとエンドレールEの頭部の組み合わせはちょうど同じ長さ(68mm)となります。まあこの2つの組み合わせも使い道がないと思いますが…
話が脱線しました。
踏切レールと構内踏切は配線を通せる構造になっています。つめれば6~7本は入りそうです。
構内踏み切り端部の柵や洗車台の階段などは島式ホーム(都市型)と共通のパーツが使用されています。
それでもまだ未使用のパーツがあり、対向式や他の製品への応用が期待できそうです。
洗車台はS140のフィーダー差込口を利用して固定する方式です。
排水溝の蓋で固定したらあっという間に完成。
洗車台レールのみS280ではなくS140がセットされているのは、このパーツ構成が理由だった訳ですね
PCレールのフィーダー差込口が3つになったのはレールの向きを気にせずフィーダーの位置を揃えることができるようにするためという話は聞いていましたが、フィーダー以外のパーツにも上手く活用する機会が増えてきました。特に今回の車両基地関連では脱線ポイントや車両洗浄機などにも活かされています。
京都鉄道博物館で発売されているワム3500形に付属しているカーリターダーレールもS70のフィーダー差込口を利用していました。これ一般販売したらそこそこ売れると思うんだけどなあ
S140に仕込むとリレーラーレールの亜種みたいな姿になります。
またまた脱線してしまいました。
洗車台の側面には別売のワイドレール用の柵や手すりが付けられます。側壁と手すりは高架化等で使いましたが、柵だけは使い道が無く机の肥やしとなっていたので絶好の用途となりました。
どうやっても外側に傾くのは仕様のようですが、洗車台を付けると目立たなくなるのでヨシとします。
洗車台の上にも柵や手すりを付けられますが今回は省略しました。これを2セット組んだら完成です。
延長部を繋げる場合、構内踏切が途中に挟まる形となります。しかし洗車台は分割されてしまうし、階段パーツも片側ずつしか設置出来ないためちょっとアンバランスです。
そんな時のために構内踏切の上にも洗車台を設置することができるパーツも含まれています。
まあこの場合は構内踏切が行き止まりになってしまいますが違和感は少ないです。
組立が続きます
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