50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

夏子じゃあるまいし、でしゃばりの・・・

2015-10-15 20:50:27 | 小説
夏子じゃあるまいし、でしゃばりの自己顕示欲はありませんと幸男は腹立たしく思う。半面、理恵のことが気にかからなくなっていくのが嬉しい。
「やはり否だね」
「照れるわけ。昔からその純情なところが好きでした」
「あら初耳。夏子さん」

(つづく)


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