50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

「閨房、寝間だけだねそれは」

2015-12-28 00:22:35 | 小説
「閨房、寝間だけだねそれは」
冗談にしろ藪蚊には気をつけようと思った。
「夏子さんには勝てません、所詮は」
幸男はそう言って従うことにしたものだが、夏子に、おなかをこわしたのねと言われそうだった。皮肉には長けている夏子だからだ。

(つづく)


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