50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

それはふるさとの風景であってふるさとのものでない。・・・

2016-02-02 20:12:20 | 小説
それはふるさとの風景であってふるさとのものでない。そんな思いを抱かせるのだった。理恵は昨日のことそして岬ホテルの一夜を過ごしたことで、何かがふっ切れている感じだ。目に優しい風景が男まさりの胸に、染み入るように迫ってきている。

(「おしのび」つづく)


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