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【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

倒産情報

2009-05-14 06:00:00 | 最近売れている本など



再びこのようなことを考えなければならない物騒な時代になってきました。しかし、取引先の倒産も怖いかもしれませんが、大手企業の業界再編やリストラのあおりを受けることも恐ろしいことです。

この本では、上場企業の有価証券報告書(決算書)を会計知識なしで読めるように解説しています。昨今では、大手企業の動向が末端まで影響を及ぼすという傾向にあります。ですから、自身と深い関係にある上場企業の動向については注意深く見守っておく必要があると思います。

アホ社長!

2009-05-09 09:00:00 | 最近売れている本など



【目次】
はじめに・社長自ら「繁栄しない」原因をつくる
第1章・「長時間がんばる社員は偉い」と思っている
第2章・「給料は抑えたい、でも安いと辞める」と悩む
第3章・「よい人材がいない」とため息をつく
第4章・「教育に金などかけられるか」と考える
第5章・「法など守っていられない」と啖呵を切る
第6章・「時々飲ませるのが人使いのコツ」と錯覚している
第7章・「とにかく安ければよい。値切れ!」としか考えない
おわりに・社長は孤独だ

この本では、ただ単にアホ社長の悪口が書いてあるのではありません。実は、アホ社長と有能な社長には能力的な差はほとんどなく、わずかの心がけや気付きの違いによって会社の成長に差が出ると説いています。

税理士は経営者のパートナー?

2009-03-08 11:50:00 | 最近売れている本など



確定申告の合間に目を通した新聞に広告が掲載されていました。本書の内容に耳が痛くなる税理士は多いことでしょう。この手の本、つまり「税理士の良し悪し」を判断するための本は多数出版されています。当然、そのような本は必要だと思います。

しかし、気になることがひとつあります。それは、これらの本によっては税理士を「あらゆる意味で」経営者のパートナーと位置付けているということです。

税理士は税金の専門家であって、経営の専門家つまり経営コンサルタントではありません。このことは、税理士法第1条を読めば一目瞭然です。

古くから税理士業界では次の依頼は引き受けてはいけないとの「戒め」があります。

「関与する会社の役員」
「依頼者の保証人」

一般の人にとっても当然のことです。「親しき仲にも」、「和して同ぜず」ということです。なによりも、税理士にそこまでの力量(財力)はありません。

税理士のことを経営者のパートナーと信じる人など「まずはいない」(笑)でしょうが、経営者のパートナーであるとの考えがネットや書物で発信されることは税理士制度の趣旨からして明らかに問題があります。(このような情報を発信する人は、自らが税理士であることを隠す、あるいは十分な限定条件をつけるべきであると思います。)