「社長借入金」、多くの中小零細企業で生じる勘定科目です。負債です。社長からの借金です。会社が社長から借りたお金です。借りたお金ですので返さなければなりません。だから、貸借対照表の負債の部に計上されるのです。
社長借入金は会社の資金が不足したときに生じます。例えば、資本金1000万円で設立した会社が、その1000万円を使い果たしたときには、何らかの形で資金調達をしなければ活動ができません。そのときの手っ取り早い方法が社長借入金です。社長の個人的な資金を会社に提供するのです。
社長借入金で資金調達したときの仕訳は「現金あるいは預金/借入金」となります。会社の資金は増えますが収益は生じません。入金の原因が「負債の増加」であるからです。社長借入金を返済したときの仕訳は「借入金/現金あるいは預金」となります。会社の資金は減りますが費用は生じません。出金の原因が「負債の減少」だからです。このことが社長借入金を理解するにあたって非常に大切です。
★社長借入金の背後(多くの場合は赤字経営)
会社の資金が不足するから社長借入金は行われます。資金不足の原因は「収益<費用」、すなわち「赤字」です。社長借入金で資金不足の穴埋めをしたからといって赤字は解消されません。社長借入金で得た資金でもって「収益>費用」という状態、黒字にしなければならないのです。そうでないと、社長借入金は返済できません。
★社長個人から見た社長借入金
社長借入金を社長個人から見れば、会社に対する「貸付金」です。貸したお金ですので、返してもらわなければなりません。「私(社長個人)の資金が減ったのだから、私の所得(税金)は減らないの?」、は素朴な疑問かもしれませんが、貸付金は返ってきますので所得を減額する要素にはなりません。
★社長借入金の返済ができない場合
会社としては返済負担がなくなるので資金面では助かります。しかし、社長個人としては辛いです。資金が減ったのに税負担は軽くならないからです。
★社長借入金の利息
支払わないことはほとんどです。というのは、社長は会社が危機的状態であれば資金を無利息で提供するのが当然であるからです。危機的状態に陥った責任は社長にあるからです。また、利息を支払うと、社長が個人の所得として確定申告するのが煩わしいという理由もあります。
社長借入金は会社の資金が不足したときに生じます。例えば、資本金1000万円で設立した会社が、その1000万円を使い果たしたときには、何らかの形で資金調達をしなければ活動ができません。そのときの手っ取り早い方法が社長借入金です。社長の個人的な資金を会社に提供するのです。
社長借入金で資金調達したときの仕訳は「現金あるいは預金/借入金」となります。会社の資金は増えますが収益は生じません。入金の原因が「負債の増加」であるからです。社長借入金を返済したときの仕訳は「借入金/現金あるいは預金」となります。会社の資金は減りますが費用は生じません。出金の原因が「負債の減少」だからです。このことが社長借入金を理解するにあたって非常に大切です。
★社長借入金の背後(多くの場合は赤字経営)
会社の資金が不足するから社長借入金は行われます。資金不足の原因は「収益<費用」、すなわち「赤字」です。社長借入金で資金不足の穴埋めをしたからといって赤字は解消されません。社長借入金で得た資金でもって「収益>費用」という状態、黒字にしなければならないのです。そうでないと、社長借入金は返済できません。
★社長個人から見た社長借入金
社長借入金を社長個人から見れば、会社に対する「貸付金」です。貸したお金ですので、返してもらわなければなりません。「私(社長個人)の資金が減ったのだから、私の所得(税金)は減らないの?」、は素朴な疑問かもしれませんが、貸付金は返ってきますので所得を減額する要素にはなりません。
★社長借入金の返済ができない場合
会社としては返済負担がなくなるので資金面では助かります。しかし、社長個人としては辛いです。資金が減ったのに税負担は軽くならないからです。
★社長借入金の利息
支払わないことはほとんどです。というのは、社長は会社が危機的状態であれば資金を無利息で提供するのが当然であるからです。危機的状態に陥った責任は社長にあるからです。また、利息を支払うと、社長が個人の所得として確定申告するのが煩わしいという理由もあります。