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事業所得の計算で大変なのは必要経費の計算です。「何が必要経費になるのか?」という問題もそうですが、必要経費を集計するという事務作業も大変です。必要経費の件数は膨大だからです。また、この作業は申告書の様式(申告書で記載が求められている事項)を考慮して行わなければなりません。
【1】領収書集め
まずは、確定申告をする年度の日付の領収書を集めます。とにかく、かき集めてください。
【2】事業と無関係な領収書を除く
【1】で集めた領収書を次のとおりに分類します。
(イ)事業に関する支出の領収書
(ロ)私生活の支出の領収書
(ハ)事業と私生活両方にまたがる支出の領収書
以上に分類し、(ロ)は捨ててください。捨てなくてもかまいませんが、確定申告とは無関係ですのでどこか別のところに片付けてください。
【3】領収書を科目別に分類する
【2】(イ)、つまり事業に関する支出の領収書について「科目別」に分類します。
必要経費の申告書への記載は、必要経費の年間合計額ではなく、必要経費の科目別年間合計額でしなければなりません。科目(勘定科目)とは簿記の用語で、費用などをその性質に応じて分類する単位のことです。電話代、切手代などは「通信費」、電車賃、高速代、ガソリン代などは「旅費交通費」という具合に分類します。
分類する科目については税務署が配布している所定の損益計算書(青色申告決算書あるいは収支内訳書)の経費欄の科目に基づきます(科目は適宜追加してもかまいません)。
【4】科目の数だけ紙袋を用意する
次に、科目数だけの紙袋を用意してください。そして、袋の表に「通信費」「旅費交通費」など科目名を記入します。【3】で科目別に分類した領収書をこの袋に入れます。これでゴミのような領収書が整理されて気持ちが落ち着くことでしょう。
【5】科目別の領収書を月別に整理する
【4】で科目別の袋に収まった領収書を月別に整理します。たとえば、「通信費」として分類した領収書が、さらに「通信費の1月分」「通信費の2月分」・・・として整理されます。そして、月別に整理した領収書をホッチキスなどで固定してください。
【6】領収書の集計とリストアップ(月ごとに集計後、年合計を算出)
科目別、月別に整理した領収書を集計します。月ごとの合計金額を集計し(領収書金額の足し算)、「通信費の1月分6,000円、2月分12,000円」といった具合に記録していきます。全月分の記録が済めば年額が計算できます。
====次回に続く====
【PR】記事の内容と直接的な関連はありません。
事業所得の計算で大変なのは必要経費の計算です。「何が必要経費になるのか?」という問題もそうですが、必要経費を集計するという事務作業も大変です。必要経費の件数は膨大だからです。また、この作業は申告書の様式(申告書で記載が求められている事項)を考慮して行わなければなりません。
【1】領収書集め
まずは、確定申告をする年度の日付の領収書を集めます。とにかく、かき集めてください。
【2】事業と無関係な領収書を除く
【1】で集めた領収書を次のとおりに分類します。
(イ)事業に関する支出の領収書
(ロ)私生活の支出の領収書
(ハ)事業と私生活両方にまたがる支出の領収書
以上に分類し、(ロ)は捨ててください。捨てなくてもかまいませんが、確定申告とは無関係ですのでどこか別のところに片付けてください。
【3】領収書を科目別に分類する
【2】(イ)、つまり事業に関する支出の領収書について「科目別」に分類します。
必要経費の申告書への記載は、必要経費の年間合計額ではなく、必要経費の科目別年間合計額でしなければなりません。科目(勘定科目)とは簿記の用語で、費用などをその性質に応じて分類する単位のことです。電話代、切手代などは「通信費」、電車賃、高速代、ガソリン代などは「旅費交通費」という具合に分類します。
分類する科目については税務署が配布している所定の損益計算書(青色申告決算書あるいは収支内訳書)の経費欄の科目に基づきます(科目は適宜追加してもかまいません)。
【4】科目の数だけ紙袋を用意する
次に、科目数だけの紙袋を用意してください。そして、袋の表に「通信費」「旅費交通費」など科目名を記入します。【3】で科目別に分類した領収書をこの袋に入れます。これでゴミのような領収書が整理されて気持ちが落ち着くことでしょう。
【5】科目別の領収書を月別に整理する
【4】で科目別の袋に収まった領収書を月別に整理します。たとえば、「通信費」として分類した領収書が、さらに「通信費の1月分」「通信費の2月分」・・・として整理されます。そして、月別に整理した領収書をホッチキスなどで固定してください。
【6】領収書の集計とリストアップ(月ごとに集計後、年合計を算出)
科目別、月別に整理した領収書を集計します。月ごとの合計金額を集計し(領収書金額の足し算)、「通信費の1月分6,000円、2月分12,000円」といった具合に記録していきます。全月分の記録が済めば年額が計算できます。
====次回に続く====
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