サミングアンプが組みあがりました。結線を確認して火入れします。緊張の瞬間です。外付けの±15V電源のスイッチを入れると、黄色いLEDが点灯しました。入力に+4dBuのオシレーターアウトをつなぎ、出力をオシロスコープで見ます。恐る々々マスターボリュームを上げてゆくと・・、きれいなサインカーブが現れました。フルボリュームで+6dBu位の出力になります。0VU=+4dBuにする予定なので、2dBほどゲインが有ります。出来ればもう少しゲインマージンが欲しいので、ラインアンプの抵抗値を調整して8dB程ゲインを持たせました。この状態で<∞~+8dB>までゲインが可変できます。
最後にVUメーターの校正をします。0VU=+4dBuに合わせるのですが、考えてみると昔ながらのVUメーターによるミックスだと音源にもよりますが、デジタル環境では-10dBfs位しか振れないような気がします。多分DAWでミックスする方はもっと振らせてしまうので、針式のVUメーターでは針が張り付いたままになると思われます。そこでVUメーターの入力に可変抵抗を挟み、0VU=+4dBu~+10dBu位まで可変できるようにしました。これで可愛いVUメーターに、痛い目を合わせなくて済みそうです!