ＳＯＮＹの業務用機器から外した音声分配基板＜ADA-4＞を改造して、マイクアンプを作ってみました。回路構成は、＜NE5534P＞オペアンプからプッシュプル回路を通して日本光電製トランス＜TPB-1＞を駆動しています。入力部はアンバラなので入力トランスとしてJENSEN製＜JT-115K-E＞を追加し、オペアンプを＜NE5534P＞からＳＳＬでお馴染みのSIGNETICS製＜NE5534N＞に変更し増幅度を上げました。５５３４シリーズのオペアンプは各社製造していますが、以前比較した際に結構音質に違いが有ることに気が付きました。ＳＳＬが採用している＜NE5534N＞はその中でも１番で、ＳＳＬサウンドの中核と言えます。
完成したアンプをテストしてみます。増幅率は２５～５０ｄＢ、最大出力はなんと３１ｄＢｍ！
音質は癖が無くフラットで厚く、音が前面に出てくる感じです。同じ＜NE5534N＞と言う事ですがＳＳＬほど派手さは無いが、ずっしりした重量感が特徴です。
