ジェイル電子製ミキサーのチャンネルモジュールをケースに納めました。
モジュールの必要部分(HA、EQ、COMP)以外を切り落とし、電源部(DC±18V/48V)と、モジュールの出力がアンバラなので東京光音電波製ディスクリートオペアンプ(TMA-1620)とABInternational製トランスを組み合わせたアンバラ/バランス変換のバッファアンプを追加しました。
ケースに上手く収まり、早速音出しです。ハイブリッドICを多用した回路構成でディスクリートアンプに近いので、少しヒートランしてからボイスチェックしました。
第一印象はジェイル電子さんには失礼ですが、予想外に素晴らしい音です!HA部はノントランス回路なので音に癖が無く繊細で、出力はディスクリート構成のトランスバッファーアンプを追加したので重厚な音色です。音の傾向としては、Tubemansoundオリジナルのトランスレスマイクプリアンプに近いですが、音の厚みはこちらの方が有るかもしれません。
EQ部は簡易測定ですが、HPFが100Hz、LPFが6kHz辺りから効きはじめ、3ポイントのHFが<2k~16kHz>、MFが<300~7kHz>、LFが<80~1kHz>で、それぞれ±12dB位の可変量です。Qカーブはそれほど鋭くありませんが、各ポイントで周波数がオーバーラップしているので使いやすいと思います。
COMP部ですが細かいパラメーターは無く、レシオが<1:1/2:1/4:1>の切り替えのみです。<3/9dB>のGR表示付きです。
それにしても当時のミキサーのチャンネルモジュールで、HPF、LPF、3ポイントEQ、COMPを常備しているのはとても珍しく豪華です!!
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