9月1日の朝日新聞夕刊の記事から。
厚労省の研究班(班長:津金昌一郎・国立がんセンター部長)の報告によると、珈琲を毎日3杯以上飲む人(日本人女性)はあまり珈琲を飲まない人より子宮体がんになるリスクが大幅に下るという調査結果(疫学的調査)が出たそうです。
疫学的調査結果は、「なぜ?」という疑問には答えてくれませんが、珈琲の中の何らかの成分が、子宮体がんの発症に関わる遺伝子の制御や女性ホルモンの働きに影響を与えている可能性があります。
ちなみに子宮がんの中で最も多く、比較的若齢で発症する子宮頸がんは、パピローマウイルスの感染が主な原因とされていますので、珈琲による抑制効果が出なかったものと思われます。
さらに面白いことに、同研究班の調査結果によると、珈琲は肝臓がんの発生リスクも下げるそうですが、肝臓がんで最も多いC型肝炎ウイルスによる発がんも抑えるのか興味あるところです。もしそうであるのなら、そのメカニズムを是非知りたいものです。
(これは先も述べたように、残念ながら疫学的調査では明らかにできませんが)
厚労省の研究班(班長:津金昌一郎・国立がんセンター部長)の報告によると、珈琲を毎日3杯以上飲む人(日本人女性)はあまり珈琲を飲まない人より子宮体がんになるリスクが大幅に下るという調査結果(疫学的調査)が出たそうです。
疫学的調査結果は、「なぜ?」という疑問には答えてくれませんが、珈琲の中の何らかの成分が、子宮体がんの発症に関わる遺伝子の制御や女性ホルモンの働きに影響を与えている可能性があります。
ちなみに子宮がんの中で最も多く、比較的若齢で発症する子宮頸がんは、パピローマウイルスの感染が主な原因とされていますので、珈琲による抑制効果が出なかったものと思われます。
さらに面白いことに、同研究班の調査結果によると、珈琲は肝臓がんの発生リスクも下げるそうですが、肝臓がんで最も多いC型肝炎ウイルスによる発がんも抑えるのか興味あるところです。もしそうであるのなら、そのメカニズムを是非知りたいものです。
(これは先も述べたように、残念ながら疫学的調査では明らかにできませんが)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410664669
熊本大学大学院教育学研究科の金澤文子助教授(現・バイオメディカル研究所・主任研究員)のグループの調査研究によると「7日間連続でコーヒーを飲んだ週」と「まったく飲まない週」の排便回数を比べた結果、コーヒーを飲んだ週のほうが排便回数が多いことがわかったと言うことです。
コーヒーに含まれているカフェインに利尿効果があることは良く知られていますが、排便効果もあるということは知りませんでした。
その他にもこのような記事が出ていました。
『コーヒーをよく飲む人(週5回以上 vs. 週1回未満)は血糖値が低く抑えられ、糖尿病に罹るに危険性が低くなることが東京大病院と朝日生命糖尿病研究所の共同調査から報告されています(Isogawa et al. 2003)』
『また、世界でもコーヒー消費量がかなり高いフィンランド人を対象に、コーヒーを1日に飲む回数とタイプII型糖尿病との関係を調べたところ、コーヒーを飲む人ほど糖尿病にかかる危険性が少ないという報告がされています(Tuomilehto et al. 2004)』
コーヒーをよく飲む人ほど寿命が長い傾向があるという2つの研究結果を、欧州と米国の研究チームがそれぞれ10日の米内科学会誌に発表した。
欧州の調査は英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが10カ国で52万人以上を対象に実施した。コーヒーと寿命の関係を調べた研究としては過去最大規模。調査の結果、コーヒーを飲む量が多いほど、死亡リスクが低下することが分かったとしている。
米国での調査は、先住民やアフリカ系、ハワイ系、日系、ラテン系、および白人を対象に実施。1日に2~4杯のコーヒーを飲む人は、コーヒーを飲まない人に比べて死亡リスクが18%低いという結果が出た。(出典:CNN 2017.07.11)