つらねのため息@gooブログ

写真や少し長い文章を掲載していく予定。

「竹島」考

2005-03-16 00:00:00 | 日本のこと
島根県議会が「竹島の日」なるものを制定する条例を議決したとか。実に愚かしい話である。なぜあの島の主権にこの国はこんなに拘泥するのかがわからない。いくら歴史を云々したところで、韓国が「独島」を実効支配しそれを放棄する意思が全くない以上、戦争をしない限りあの島を日本が領有することは金輪際ありえない。現実を認めればいいだけなのに、一滴の血も流さずに済むのになぜそうできないのか。そもそも植民地支配をしておきながら領土要求などよくもぬけぬけと主張できるものである。両国間の関係においてこちらから何か主張できる立場にはないはずだ。「竹島」領有などとくだらないことをいう人にはオーデル・ナイセ線(戦後の東ドイツ・ポーランド国境)を認めワルシャワ・ゲットーの記念碑の前で跪いたブラント元西ドイツ首相のつめの垢でもせんじて飲んでもらいたいものだ(元首相は鬼籍に入られたから出来ない相談だが…)。

漁業権の問題があるならそれこそ日本が歴史的に操業してきた権利を認めてもらえばいい。そもそも魚なんて限りある資源なんだから国際的に管理しなければならないものだ。日本海(東海)沿岸国で共同管理しなければならない問題である。別に主権と結び付けて考えなければならない必要はどこにもない。

折角の「韓流」ブームだったのに近くて近い国になるのは時間がかかりそうである。