疑問！小規模保育・保育ママからの転園について

保育園の申請当時者の方にはお気づきの方は多いかと思いますが、昨年度からの保育の新制度の施行によって、小規模保育と保育ママの運用が大きく変わっています。

小規模保育と保育ママを利用する（している）場合、足立区では平成27年度の申請から、認可保育園への申請時に卒園年齢児でなければ点数が付かないことになっているんですが、この点について、当事者の皆さんは疑問はありませんか？

保護者の立場からすると、小規模保育や保育ママに預けることができたたとしても、早めに認可保育園への転園を希望する方が多いのではないかと思います。

理由は早めに大きな集団保育に入れてあげたい、早い転園のほうがこどもの負担が軽い、あるいは早く「保活」を終わりにしたいということもあると思います。3歳以降の預け先に困らないようになるべく早めに認可保育園に転園したいと思うのは、認証保育所に通う方と同じではないかと思います。

しかし、今は小規模保育と保育ママからの転園は、卒園のときにしか点数がつきません。

その理由は、小規模保育も保育ママも国の認可事業になって、制度上は認可保育園と同等の扱いになったことで、小規模や保育ママに預ければ「国は保育の責任を果たしている」という考えにもとづくものです。運営に国費が充てられるようになったのは良いことだと思いますが、親のニーズからすると、このことが足かせになって、小規模保育や保育ママを希望しにくくなるのではないかと思います。

小規模保育と保育ママが認可保育園と同等？だから点数をつけて転園に有利にする必要がない？

このことに疑問が起きますが、申請当事者の皆さんはどうお感じでしょうか？

小規模保育と保育ママには、加点に変わって、「連携園」への入園の優遇という仕組みが構想されています。しかし「連携園」は足立区ではいまのところまだ整ってはいなくて、数年先のことになります。（法的には施行から5年以内なので、2019年までに、ということになると思います。）その整備がまだされていない今の段階から、卒園時でなければ申請のときに加点をつけない、というのはいかがなものでしょうか・・・？

昨年の春にはこの制度の変更の影響か、保育ママへの希望者が例年と比べて大きく減ったようで、「何か理由は考えられますか？」と保育ママの事業者の方からつくってネットへご連絡をいただきました。希望者が減った理由はいろいろあるかもしれないですが、新制度の影響について親の視点からお話させていただきました。

最終的には認可保育園に入りたい、という圧倒的多数の親のニーズからすると、今の運用では小規模保育と保育ママを希望しづらくなると思いますし、それでは事業者の方に影響が出ることにもなると思います。

実はつくってネットに集まるお母さん方のなかには、小規模保育と保育ママの希望者がおらず、認可保育園に入れなければ認証保育所を希望する方がほとんどです。（良いか悪いかは別として、認証は自分で先に契約をすることができるということが大きいかもしれませんが＾＾！）

この点に疑問を感じた方や、同じように感じて小規模保育や保育ママの希望に二の足を踏んだ方はいませんか？

皆さんの声を聞かせていただきたいと思います。

こちらにコメントをいただいてもかまいませんし、下記アドレスまでメールでもかまいません。

よろしくお願いします。

tsukuttenet@gmail.com