日本に帰国して1ケ月が経とうとしていた5月19日。
実家の郵便受けに、嬉しい嬉しい便りが届きました
送り主はブルキナの小学校の校長先生
日本の支援で校舎が建てられた学校『Wend-yam』の校長先生です。
封筒の中には、私が担当していたクラスの子供が描いた3枚の絵が入っていました。
さて、皆さん、地球環境世界児童画コンテストというものを知っていますか?
主催:財団法人 日本品質保証機構(JQA)・国際認証機関ネットワーク(IQNet)
後援:ユニセフ
の絵画コンテストです。
これは今年で12回目を迎える、環境をテーマにしたコンテストで、
もちろん、日本だけでなく世界中の7歳から15歳の子供たちが応募可能。
(HPには昨年の優秀作品が掲載されているので、見ると面白いよ)
JICA事務所から紹介されて、昨年から興味を持っていたのですが、
昨年は赴任したばかりで子供たちとの繋がりもなく、応募は諦めることに。
しかし今年は昨年1年の活動の甲斐あって、活動していた3つの小学校と、子供団体の子供たちに絵を描いて貰うことが出来るようになりました
まずはこのコンテストについて知って貰おうと、日本後のパンフレットをフランス語に翻訳(フランス語の家庭教師にも手伝って頂きました。)
パンフレットを見せ、校長先生と担任の先生に快諾していただきました。
そして、話し合いの結果、応募に必要な画用紙は私が用意することになりました。
今年のコンテストのテーマは『地球の宝物』
“宝物”…といってもブルキナの子供たちにはなかなか想像が難しいので、
自分たちの生活の中で大切なもの、必要なものを考えて貰うことにしました。
水、マンゴーの樹、トウモロコシ、羊…などなどブルキナならではの答えが出てきます。
本当は、全員の絵を応募したいところですが、
画用紙を全員分(300人くらい??)用意するわけにはいかないし…
絵の授業がない子供たちがどれほど絵が描けるのかも疑問。
そこでまず、ノートに絵を描いてきてもらい、その絵を見て応募者を選出することにしました
そのノートの絵の一部がこちら↓
この2枚の絵。
1枚目は教科書の挿絵をまねしたもので、
2枚目はブルキナにあるはずもない架空のお花(何かの挿絵かな??)
驚くことに、殆どの子どもが教科書を写すか、同じようなお花を描いてきました。
あとは、図鑑のようにマンゴーの木や鳥など1つのものだけをどん!と中央に描く子も多数。
そういうわけで、仕切り直し
●教科書や絵本などを写して描いてはいけないこと。
●他の人のマネをして描いてはいけないこと。
●お花だけ、木だけ…というように1つのものを描くのではなく、人、空などを色々混ぜて描くこと。
と、注意してもう一度ノートに描いてきてもらいました。
しかし
この直後、クドゥグで学生デモ発生
(2月のブログ参照)
小学校は休校となり、絵画コンテストの準備は中断してしまいました。
コンテストへの応募を半分諦めていた4月中旬、やっと学校が再開されました。
締め切りも迫っているので(JICAでまとめて応募する予定だったため、JICA事務所の締め切りは4月末だった)
慌てて学校に行ってノートをチェック。
1ケ月半も前の話だったので、殆どの子が忘れてたけど、
ちゃんと覚えていてくれた子も。
それらの子の中で、さらに上記3つの条件を満たして描いてきた子に本番用の画用紙を渡しました。(1校につき10人くらい)
↑子供に画用紙を渡す先生
しかし、ここで、またもや問題発生
来週、出来上がった画用紙を受け取りに行こうとしたその時に
ブルキナ情勢不安の為、一時退避
退避が決まってからクドゥグを出発するまではばたばたで、配属先や学校の校長に電話して帰国することを伝えるのがやっと。
そもそもその日もデモのせいで学校休校で、学校に行っても誰もおらず。
画用紙を渡したまま、完成した絵を受け取ることはできませんでした
結局、早めに描き上げいた子と、子供団体の子供たちの絵、合計5枚のみを持って帰国。
画用紙を渡す前、1回目に比べるととても上手にノートに描いてきた子どもたち。
これなら、画用紙に描いた時、とてもきれいだろうと期待していたものばかりでした。
↑学校に持ってきたノートを写真に撮ったもの。
この子たちの絵を応募できないことが本当に残念
無念に思っていたところに、前出の手紙が届いたのです
上の3枚の絵を描いた子供たちとは別の小学校のものだけれど、
結局その子たちの絵は受け取れなかったけど…
でもでも、ほんの少しでも、飛び上がるくらい嬉しかったです
そして、急いで封を開けてまたビックリ!
とても、緻密な絵
最初、あんな絵を描いていた子たちが、こんなにうまく描けるなんて思ってもみなかった。
畑の穀物、池の魚、雲と雨などなど沢山の物を織り交ぜてブルキナの自然を表しています
そして何より、1番嬉しかったのは、校長先生が高い高い送料を払って絵を送ってくれたこと
皆さんには喜びが伝わらないかもしれないけど、その気持ちが1番嬉しかったです
5月31日、昨日が締め切りのこのコンテスト。
貴重な貴重なこれらの絵8枚を、24日に発送しました。
日本や他の国のこどもたちに比べて画質は劣るかもしれないけど、
必ずや入賞すると信じています
結果発表は8月。
優秀作品一覧のなかに、ブルキナの絵が入っていますように
そして、絵のお礼を言いに、良い結果を伝えにもう一度ブルキナに帰れますように
校長先生、担任の先生と
実家の郵便受けに、嬉しい嬉しい便りが届きました
送り主はブルキナの小学校の校長先生
日本の支援で校舎が建てられた学校『Wend-yam』の校長先生です。
封筒の中には、私が担当していたクラスの子供が描いた3枚の絵が入っていました。
さて、皆さん、地球環境世界児童画コンテストというものを知っていますか?
主催:財団法人 日本品質保証機構(JQA)・国際認証機関ネットワーク(IQNet)
後援:ユニセフ
の絵画コンテストです。
これは今年で12回目を迎える、環境をテーマにしたコンテストで、
もちろん、日本だけでなく世界中の7歳から15歳の子供たちが応募可能。
(HPには昨年の優秀作品が掲載されているので、見ると面白いよ)
JICA事務所から紹介されて、昨年から興味を持っていたのですが、
昨年は赴任したばかりで子供たちとの繋がりもなく、応募は諦めることに。
しかし今年は昨年1年の活動の甲斐あって、活動していた3つの小学校と、子供団体の子供たちに絵を描いて貰うことが出来るようになりました
まずはこのコンテストについて知って貰おうと、日本後のパンフレットをフランス語に翻訳(フランス語の家庭教師にも手伝って頂きました。)
パンフレットを見せ、校長先生と担任の先生に快諾していただきました。
そして、話し合いの結果、応募に必要な画用紙は私が用意することになりました。
今年のコンテストのテーマは『地球の宝物』
“宝物”…といってもブルキナの子供たちにはなかなか想像が難しいので、
自分たちの生活の中で大切なもの、必要なものを考えて貰うことにしました。
水、マンゴーの樹、トウモロコシ、羊…などなどブルキナならではの答えが出てきます。
本当は、全員の絵を応募したいところですが、
画用紙を全員分(300人くらい??)用意するわけにはいかないし…
絵の授業がない子供たちがどれほど絵が描けるのかも疑問。
そこでまず、ノートに絵を描いてきてもらい、その絵を見て応募者を選出することにしました
そのノートの絵の一部がこちら↓
この2枚の絵。
1枚目は教科書の挿絵をまねしたもので、
2枚目はブルキナにあるはずもない架空のお花(何かの挿絵かな??)
驚くことに、殆どの子どもが教科書を写すか、同じようなお花を描いてきました。
あとは、図鑑のようにマンゴーの木や鳥など1つのものだけをどん!と中央に描く子も多数。
そういうわけで、仕切り直し
●教科書や絵本などを写して描いてはいけないこと。
●他の人のマネをして描いてはいけないこと。
●お花だけ、木だけ…というように1つのものを描くのではなく、人、空などを色々混ぜて描くこと。
と、注意してもう一度ノートに描いてきてもらいました。
しかし
この直後、クドゥグで学生デモ発生
(2月のブログ参照)
小学校は休校となり、絵画コンテストの準備は中断してしまいました。
コンテストへの応募を半分諦めていた4月中旬、やっと学校が再開されました。
締め切りも迫っているので(JICAでまとめて応募する予定だったため、JICA事務所の締め切りは4月末だった)
慌てて学校に行ってノートをチェック。
1ケ月半も前の話だったので、殆どの子が忘れてたけど、
ちゃんと覚えていてくれた子も。
それらの子の中で、さらに上記3つの条件を満たして描いてきた子に本番用の画用紙を渡しました。(1校につき10人くらい)
↑子供に画用紙を渡す先生
しかし、ここで、またもや問題発生
来週、出来上がった画用紙を受け取りに行こうとしたその時に
ブルキナ情勢不安の為、一時退避
退避が決まってからクドゥグを出発するまではばたばたで、配属先や学校の校長に電話して帰国することを伝えるのがやっと。
そもそもその日もデモのせいで学校休校で、学校に行っても誰もおらず。
画用紙を渡したまま、完成した絵を受け取ることはできませんでした
結局、早めに描き上げいた子と、子供団体の子供たちの絵、合計5枚のみを持って帰国。
画用紙を渡す前、1回目に比べるととても上手にノートに描いてきた子どもたち。
これなら、画用紙に描いた時、とてもきれいだろうと期待していたものばかりでした。
↑学校に持ってきたノートを写真に撮ったもの。
この子たちの絵を応募できないことが本当に残念
無念に思っていたところに、前出の手紙が届いたのです
上の3枚の絵を描いた子供たちとは別の小学校のものだけれど、
結局その子たちの絵は受け取れなかったけど…
でもでも、ほんの少しでも、飛び上がるくらい嬉しかったです
そして、急いで封を開けてまたビックリ!
とても、緻密な絵
最初、あんな絵を描いていた子たちが、こんなにうまく描けるなんて思ってもみなかった。
畑の穀物、池の魚、雲と雨などなど沢山の物を織り交ぜてブルキナの自然を表しています
そして何より、1番嬉しかったのは、校長先生が高い高い送料を払って絵を送ってくれたこと
皆さんには喜びが伝わらないかもしれないけど、その気持ちが1番嬉しかったです
5月31日、昨日が締め切りのこのコンテスト。
貴重な貴重なこれらの絵8枚を、24日に発送しました。
日本や他の国のこどもたちに比べて画質は劣るかもしれないけど、
必ずや入賞すると信じています
結果発表は8月。
優秀作品一覧のなかに、ブルキナの絵が入っていますように
そして、絵のお礼を言いに、良い結果を伝えにもう一度ブルキナに帰れますように
校長先生、担任の先生と
多くの人に子供たちの絵を見てもらえるといいね♪
ブルキナに戻れる日が来るのを祈ってるよ!
あたしも一年分の活動の成果が見たい! ブルキナに戻れますように!!
ありがとう
結果が発表されたらまたお知らせします。HP見てみてね。
他の国の子供たちは絵の具使ってカラフルだけど、負けないぞー
>ひろ
大したことはやってない、小さな小さな成果だけど、うれしい
もっと活動したいね
昨日もボボで暴動あって不安だけど、帰れますように~