ブルキナからの贈り物

先週、11，12の二日間、JICA東京で帰国時研修を受けてきました。

帰国して即入院のどさくさにまぎれてすっかり忘れられていたらしく、

帰国する際に全員が貰うはずのハンドブックも貰えず、今後どのようなフォローが受けられるのか良く分らなかったため、JICAに電話して受けさせてもらいました。

(最初は、わざわざ東京来るのも大変だし、研修要らないでしょ？と言われたけど、そこは権利を主張。)


健康診断も、どうせ入院してたんだから、必要ないでしょ?と言われましたが、

そもそも検査項目が全く違うし、もしお腹に虫が居ても嫌なので、

近々最寄の病院で受診させて貰います。


なんか、すごく軽く扱われてるような気がして、悲しいというより、ちょっといらつく。


受けた研修の内容は、とても基本的なことでしたが、

講師の方の考えがとても面白かったし、知らなかった制度もあったので、やっぱり行ってみてよかった。


ブルキナ隊をはじめ多くの帰国隊員とは日程が違ったので、会えませんでしたが、
PNG隊とかセネガル隊とは施設内で2年ぶりの再会。


皆そんなに見た目は変わってなかったけど、内側はとても変わったんだろうと思います。





で、今回研修に行っている間に、小包が届いていました。

ブルキナの小学校の校長先生から。




中には、写真と、革製の小物入れが入っていました。


写真は、一昨年皆で植えた苗木と一緒に写る子供たち。

苗木も子供も大きくなってる。



先生は、今年から近くの小学校に異動になっていたから、わざわざこの学校に戻って写真を撮ってくれたんだと思います。



革製の小物入れは、ひとこぶラクダの皮で出来てるらしく、アクセサリーを入れて、とメールが来ていました。



この小物入れは、お土産に買っていなかったから、嬉しいかも。

でも、少し複雑な気分。


だって、ブルキナの革製品を日本に持ってくると、ほぼ100％カビる。


革製品じゃなくたって、カビが生えることがよくある。
(以前、電子辞書のケースに白い粉がふいた…。)


ある隊員が友人に貰った同じタイプのケース。
梅雨を越して、ある夏の日ふと見てみると…



こうなってた…。(白いのは全部カビです…。)

ザ、カビまんじゅう。


元はこんなにきれいなのに…。



おそらく、ブルキナの菌と日本の湿気がベストマッチなんだと思う。


今は、冬できれいだけど、夏をどう乗り切るか…。

とりあえず、毎日拭いてあげようと思います。

退院してます

あけましておめでとうございます。

長らくほったらかしですみません(汗)。




えー、色んな方から心配のメールなどなど頂いておりますが、

実は、私、先月12月10日に退院してました。


お陰さまで、クリスマスもお正月も実家でのんびりと過ごすことができ、

大学時代の部活仲間との忘年会にも参加することができました。


心配して下さった方、元気づけて下さった方、ありがとうございました。




実は自分で思っていたよりも多くの方に、このブログを見て頂いているらしく、

その皆様に退院のお知らせもせず、心配掛け続けてしまいました。

スミマセンでした。



もう、大丈夫です。

あとは、服薬をあと3カ月続けるだけです。

服薬中はお酒を控える必要がありますが、遊んでください。





ここで、せっかくなので、何で退院できたのか、説明しておきますね。


それは、「もう、結核を他の人にうつす懼れがなくなったから」です。


そして、それをどうやって判断するかというと、痰の中に結核菌があるかどうかで判断します。

痰の中に結核菌が含まれていると、咳をしたときに結核菌が空気中に飛び散る→うつる、というわけです。



入院中は、定期的（1～2週間に一度）に痰の検査をするわけですが、

たまたまその日は結核菌が痰に含まれていなかった、ということもあるので、

法律では、3回連続陰性（痰の中に結核菌が含まれていない）なら退院できると決められているそうです。




私の場合は、若いし体力もあるし、早めに治療を始めたので、早かったようですね。

通常２～３ヶ月入院のところを、1ヶ月ちょっとで退院できたのは、お医者さんもびっくりのようでした。




入院中は、閉鎖された環境にいたせいか、（自分でもびっくりでしたが）落ち込むこともなく、ただフランス語の勉強をしたり、就職の応募書類を作成したりしてましたが、

退院してみると、少し現実が身にしみる…。

でも、退院からももう1ヶ月。

年も明けたし、そろそろちゃんとエンジンかけて（遅い！？）走ろうと思います。




現在、就職活動中です。

概ね暇ですので、一緒にお茶したり、お買いものしたりしましょうね。


それでは、まずは、退院報告でした。